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文句なしに笑えた。楽しかった。笑いをとるパターンを熟知している人にすれば簡単なのだろうが、笑いの渦の中に処世の警句がちりばめられていた。「宵越しの怨みを持つな」「お年寄りは家に居るだけで役に立つ」「笑いを大きく表現できればボケない」などは言われてみてなるほど。「病で悩むな。病も正常」「病気だけでなく人生を、生老病死を診てきた」「笑いだしたら病が治った証拠」「私の指は血圧計であり体温計」などは医師としての長いキャリアがにじむ。「80歳代になってやっと分かってきた」そうだが、90歳代の言葉を聞きたい思いに駆られるのは私だけではなかろう。(鶴田隆志) |
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