平成22年1月12日(火)
琴演奏家
前田琴瑟 先生 新春オープニング「琴の音を楽しむ〜日本と中国の琴〜」
聴いてひとこと
(鶴田隆志)
 『三国志演義』の名場面である五丈原の戦い。蜀の丞相・諸葛亮孔明が雄図むなしく病に倒れた悲痛を詠い上げた土井晩翠(1971〜1952)の長編詩「星落秋風五丈原」(詩集『天地有情』)は学生時代よく口ずさんだ。血を吐くようなリフレイン「丞相病あつかりき」、40節に及ぶ詩を締めくくる「千載の末今も尚/名はかんばしき諸葛亮」は今も記憶にある。漢文調の詩の朗詠は21弦の中国琴の荘重な調べと、演奏家の名前のようにまさに「琴瑟」相和した。日本の琴の音色と区別する耳も持たないが、今度は日本の琴に合わせた「五丈原」を聴いてみたいと思わせた。(鶴田隆志)
関連リンク 星落秋風五丈原(youtube.com)

岸和田健老大学