

|
歴史の彼方から発掘された事実が琴線に触れた。誰もが口ずさんだことのある短歌を残した石川啄木(1886〜1912)の父一禎(1850〜1927)によって、渋民村(岩手県盛岡市)と約1000`も離れた南国・高知市が時空、恩讐を超えてつながっているという意外性に満ち満ちていたのだから。一禎の終焉の地が高知、4000首近い歌を残し啄木にも影響を与えたとされる秘話、高知で盛り上がっている一禎・啄木父子の歌碑建立の動きが岩手にも広がっていることなどはまさにニュースだった。そのニュースの裏に高知出身者である演者の故郷への深い愛情が込められていたのも心地よかった。(鶴田隆志) |
|