平成22年4月20日(火)
古典への招待34
本学講師 小山 昇 先生 「平城遷都1300年に寄せて」-万葉秀歌ものがたり-
平城遷都1300年祭の平城宮跡会場で復元された大極殿や遣唐使船を見て古の栄華をしのぶのもよい。だが、古代人の心を知ろうと思えば「万葉集」にしくはない。20巻、約4500首からどんな「秀歌」が取り上げられるがポイントだが、さすが具眼の選択であった。初心者にも心得のある人にも過不足のない万葉の世界が現れた。おおらかで率直な感情表現にあふれた10首のうち個人的な好みで1首挙げるとすれば、額田王の有名な「あかねさす紫野行き……」に対する大海人皇子の返歌「……人妻故にわれ恋ひめやも」。内奥にみなぎる熱と苦悩、強い恋心の磁波に打たれた。(鶴田隆志)
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岸和田健老大学