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「一芸は道に通ずる」。ひとつの技芸・芸能に秀でその奥義を窮めると物事の道理が分かってくる意味だ。小学5年からを始め、20歳でプロ入りしてから53年のプロゴルファー生活、国内56勝などの数々の記録、がんとの闘い。その長く、厳しく、輝かしい歩みから語られた体験談は人生の道に通じていた。「大切なのは健康、家族、人脈」「心が健康であれば美しい」「忘れてならないのは感謝の気持ち」「最近の若手はハングリー精神がない」。石川遼らのプロゴルフ界の話、技術論だけでなく一言ひとことに聴く者を素直に納得させた。「来年もトーナメントに出る。体が続く限り生涯現役を通す」という決意表明に盛んな拍手が起こった。記録尽くめの酷暑を忘れさせてくれた一時だった。(鶴田隆志) |
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