平成23年12月6日(火)
毎日新聞客員編集委員・サンデー毎日元編集長
八木亜夫 先生 八木亜夫の「世相を斬る」


 どんな選挙でも全体像をつかむのは簡単ではないが、そんなことを全く感じさせなかった。大阪維新の会が圧勝した大阪ダブル選では、橋下徹、平松邦夫両氏の主張やキャラクターなどの比較から「有権者、特に若者はおもしろい方に投票した」。有権者の投票行動は「大阪都構想の是非は別にして新しいことをやらせてみせようという民意の表れ」。新聞記者時代の選挙取材の経験に裏打ちされた判断は明快そのもの。持ち時間の大半を割いたのは、恐らく現役と同じ熱い気分で選挙を注視していたからだろう。この意気込みが聴く者に伝わり、言葉に手応えがあった。巧みな比喩やどんでん返しは笑いを誘った。難しい選挙を分かりやすく、おもしろく語る稀有の存在だ。(鶴田隆志)
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