平成24年1月24日(火)
能楽師 大倉流大鼓方
辻 芳昭 先生「能楽のすべて」〜鼓に触ろう〜
桜の木で作った砂時計型の胴、鉄製の輪に張った馬革を胴の裏表に置き、調緒(しらべお)の麻ひもで締めあげたのが大鼓(おおつづみ)。左膝に置き左手で固定し右手で打ち込む。瞬間、澄み切った鋭い音色が空気を切り裂く。構造、打ち方、音質から「演奏して最も痛い楽器」という。それに挑み続ける指や掌は強く厚く固い。長く演奏すると汗が流れ落ちて足元にたまったり、音色が変わるため途中で大鼓を取り換える場合も。ほとんど初めて見聞きすることばかりで、室町時代からの歴史を受け継ぐ伝統芸能の奥深さと心技体を練った53年の修業の重みがひしひしと迫ってきた。(鶴田隆志)
関連リンク
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広報 はんなん2012年(平成24年)1月号より(まちの話題・伝統芸能で
文部科学大臣から表彰)
岸和田健老大学