平成24年11月27日(火)
(財)災害科学研究所理事長・大阪大学名誉教授
松井 保 先生 「地球と地盤の中をのぞいてみよう」
半径6400`bの地球は層からなり、表面の地殻30〜60`、地殻から2900`までのマントル、更に深部の液体の外核、固体の内核がある。組成も分かっている。「地震波の伝わり方を解析し可視化」され、知らないうちに「足下は明るくなっている」。一方で「地表からボーリングできるのは十数キロ。内部は誰も見たことが見えないのだから限界はある」。巨大地震発生のメカニズムであるプレートテクトニクス理論についても同様で、断片的な情報や知識しかない素人にも不確実で未解明な点を伝える誠実さとバランスの良さが光った。「3・11」の大地震・津波、原発事故で科学に対する不信感が広がったが、こうした丁寧な説明が行われていればと、思わずにはいられなかった。(鶴田隆志)
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