知らせ

◆「代表幹事の退任にあたり」

2019年1月 塩谷優

 この度「広島エルム会」の代表幹事を退任することになりました。半世紀以上の歴史を持つ広島地区の北大同窓会が「広島エルム会」と名称を変え、再発足した2003年から今日まで幹事を務め、直近の2年間は代表を務めさせて頂きました。多くの同窓生の参加を得て、活気ある会として存続させたいものと微力を尽くして参りましたが、心身の衰えを痛感するようになり、退任させて頂きます。幸い、細川宏氏(S53理)が代表幹事を引継いで下さり、世代交代ができることを喜んでおります。

 「広島エルム会」発足当時のことを思い出しております。佐々木和夫氏(S28理、初代会長)に誘われて、広島市で開催された寮歌祭や職場(広島大学)での同窓生有志の集まりに時々顔を出しておりました。そこで、出口廣志氏(S31農、2代目会長)や恵比寿智氏(S28工)等の諸先輩に出会い、日常の仕事から離れて、気軽に意見を交換できる楽しい機会を得、北大コミュニテイーに属することの有難さを実感しました。

「広島エルム会の沿革」にもありますように、当時、「北大連合同窓会」設立の動きがあり、広島地区同窓会としての組織の整備が必要となり、「広島エルム会」の名のもとに体制を一新し、佐々木氏を会長に選び、再出発しました。2007年には会則を定め、会の運営は軌道に乗り出しました。この再出発に当っては、藤田耕之輔(S43農)、岩瀬徹哉(S54工)、長岡俊徳(S60農)等の諸氏と共に、事務局的な役割を担いました。年会の開催とホームページ(HP)の運営が主な活動です。

年会は総会と懇親会からなりますが、最近では講演会も加わりました。開かれた会を目指してHPを開設しました。担当された岩瀬氏のご尽力に感謝します。HPは坪根氏(S54工)に引き継がれ、リニューアルされ今日に至っております。

 「広島エルム会」の会員は、現在、70余名です。名簿上では2倍に達しますが、連絡が取れない方が多くなり、残念ながら半数は退会と認めざるを得ません。個人情報保護の問題があり、公官庁・企業はもとより、北大の各学部同窓会からも同窓生に関する個人データを得ることが難しくなり、新入会員数も限られ、年々会員の高齢化が進んでいるのが現状です。会の活性化のためには会員数の増加が必要ですが、そのための名案は思い付きません。

2016年に「北大連合同窓会」は解散し、新たに「北海道大学校友会エルム」が設立され、「広島エルム会」は校友会を構成する「基礎同窓会」の一員として、広島地区での同窓会活動を継続しています。現在、基礎同窓会と校友会の間での個人データの共同利用に関する検討が始まっています。広島地区での会員登録の増加に繋がることを期待します。

 私は1965年に北大工学部を卒業後、大学院-北大教員を経て1987年に広島大学に移り、退職後もこの地に住んでいます。今までに、いくつかの同窓会に関係してきましたが、年々会の運営が難しくなっていくように感じています。効率や実利を重んじる社会風潮が強まり、それらと縁の遠い同窓会は敬遠されるのかも知れません。

しかし、社会を構成するコミュニテイーの存在意義は不変でしょう。多くの同窓生は素晴らしい学風と伝統をもつエルムの学園で学んだことを誇りにしています。その同窓生が、時に、日常生活から離れ、一堂に会し、交流し、親睦をはかることは有意義であると考えます。「広島エルム会」の持続的発展を期待します。


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