〜象に魅せられて三十五年〜
私の象の蒐集の趣味は昭和45年大阪万博に始まり、今年で35年になります。今年は永年勤めていた県職員を3月に定年退職。また「愛・地球博」のインド館では象の置物を購入し、思い出深い年になりました。
この8月には恵那文化センターの3日間、私の「象」コレクションのすべてを展示し、皆さんに見ていただけました。「象」の魅力についてよく聞かれますが、私の感じる「象」の魅力は大きく言って三つほどあります。第一はその大きさ。陸上に現存する動物の中では最大で、アフリカ象の大きなものは6〜7トンもあります。
象コレクション展示会(恵那市文化センターにて)
第2は親子関係。死ぬまで象の親子(親族)は集団(但しお父さんは別行動)で暮らし、家族の誰かが死んだときは葬るような仕草さえするそうです。
第3はその賢さ。長い鼻を使った材木等の搬出の作業ができます。また、一度出会った人を10年後も覚えていると言われ、記憶力の抜群の良さも驚きです。
多方面からの情報を元に東奔西走し、また職場の皆さんや友人からいただいた「象」は今では500点を超えます。
中でも自慢の置物は、極真会創始者である故大山倍達さんの遺族から譲り受けた「象」です。神奈川県まで友人と二人でトラックに乗り取りに行きました。200s前後あるものを2体、現地の方と3人で乗せようとしましたが、とても動かすことが出来ず、結局、橋場板のうえのパイプを「ころ」にし、その上に象を上げて動かす、ピラミッド建設の原理を用いて積載することが出来ました。あの時は「ここまで来て象を乗せずに帰るなんて」と残念無念な気持ちでしたが、道具をうまく利用し、クレーン車等を使わず積載できたことは幸運でした。
8月の展示会では「象」をマスコットにしている企業6社に資料の提供をお願いし、その内3社(象印チェンブロック様、松本引越センター様、金象印の浅香工業様)からポスター等の資料を頂き、併せて展示することが出来ました。
35年を振り返ると、他にも趣味はありましたが、最後に残ったのが「象」であり、ここ20年間は「象」1本に絞ったことが一つの成果となって表れたのだと思います。
集めた「象」の置物は、今ではすべてがかけがえのない宝となり、その一つひとつに私の命・魂が込められています。
現在は県道沿いの現場事務所のような場所に展示し、土・日は開放して一般の方に見ていただいてます。今後も特別な事情がない限りこの活動を継続していきます。