健全な雑木林・・・・・・・・・

  健全な雑木林って何?それは農家が利用していた人々の生活と一緒に生きてきた雑木林のこと。
雑木林は薪や炭を得るための伐採作業と、肥料にするための落葉かきが、樹木の成長サイクルと一体化して豊かな生き物達を育んできました。
雑木林の周囲には農家の集落があり、その副産物はその集落で消費され、集落の生活に欠かすことのできない生活の糧を生産する役目を構成し、そのために維持されてきました。

木材
 
雑木林を伐採することは、丸太や薪、炭を作るための材料を得ること。伐採された切り株から何本もの小枝を出した株立ちの樹形を持った明るい林で、下草や薮はほとんどありませんでした。
切り株から出た新芽は数本だけを残して切られ、切られた枝は薪として使われ、残された新芽は20年から30年のサイクルで伐採され、炭として利用されました。そのために、下草や低木は刈り取られ、明るい空間に陽の光を好む多くの植物が生きていくことができました。

落葉
 
雑木林は水田や畑の農作物を成長させる肥料を供給するためにも利用されてきました。落葉を発酵させた堆肥を作るために適度に落葉かきがされた林は、適度な湿り気と肥料を木々に供給するとともに、下草に生える多くの植物の成長と種子の発芽をうながしました。
そして、落葉から生まれたふかふかの土は雨をスポンジのよう吸収し、網目のように張り巡らせた植物の根は大雨から集落を守ってきました。

太陽の光が差し込む明るい林、それは多種多様な植物とそこに棲む多くの生き物を育んできた林



     カブトムシやクワガタムシ、キノコを採った林 

                           みんなで隠れ家を作った林 

               日が暮れるまで遊んでおこられた林 

                          杉鉄砲や紙鉄砲を作った林 

          1年生は登らせてもらえなかったあの木