体育館での1D Mark3によるバレーボール撮影に関する私なりの撮影法

私は高感度撮影で体育館内で動いている選手やボールを止めて写す場合、ISO6400,F2.8固定でSSを
できるだけ速くしています。カメラとレンズの限界性能を使わなければならず、必要なSSに対してF2.8
開放から絞る余裕はありません。
但し、露出補正をマイナスにしてSSを上げると画面が暗くなり、S/N悪化によるノイズが目立ち綺麗
な画になりません。なので、露出については白トビするところが出ても普通は+0.7と明るめにして暗
部ノイズの影響が少なくなるようにしています。

後、選手をアップで写す場合ユニフォームの色で露出補正の調整が必要です。
黒ユニの場合0か+0.3,白ユニの場合+1.0か+1.3にしています。
そうしないと、黒ユニの場合選手の顔が白トビし、白ユニの場合選手の顔が暗くなります。
露出補正の合わせ方ですが、例えば赤とか青の部分をシャッター半押ししてSS1/400秒になった場合、
黒または白ユニがシャッター半押しでSS1/200秒や1/800秒になるのを露出補正でSS1/400秒になるよ
うに調整します。

絞りは通常F2.8固定で、選手が整列してじっとしている時にF4にする場合もあります。

ISOはネット際でスパイクするのを写す時は6400でSS1/1000秒以下,レシーブ等の動きが激しくない
時は照明の明るさにより2000〜3200でSS1/400秒以下,整列時じっとしている時は1600にするのが
普通です。じっとしていると言っても手を振ったりしているので、被写体ブレを少なくする為体育館の
照明の下ではISO1600以下にはしません。

撮る場所が1階席で横から写す場合と、2階席,3階席で上から写す場合とでは照明のコートでの反射の
有無による違いがあります。
特に2階席,3階席で上から写す場合明るいコートが背景になるので、評価測光だとコートの明るさに
引っ張られて露出補正+0.7では選手が暗く写ります。
コートが光って見えるくらい露出補正を+1.0とか+1.3に上げた方が選手の明るさは適正になります。
尚、スポット測光は状況によりばらつきが大きいようなので、安定な評価測光にしています。

体育館の照明も小さな色の違うライトをたくさん並べたり、数は少ないが大きなライトだったり、窓
から外光が射し込んだりと体育館により異なります。
数は少ないが大きなライトの場合はスポットライトのようになり、明るさが照らされている場所によ
り異なってくるので露出が難しいです。この場合評価測光での露出補正は0なり+0.3程度に抑えた方
がいいと思います。

体育館の照明ではコート内とコート外で明暗差があるのが普通です。
コート外で極端に照明が暗くなる場合は、明るく写るよう露出補正が必要になります。

その他、フォーカスは中央1点ワンショットAF,AIサーボは不使用です。
ホワイトバランスは今までオートにしていましたが、過去滋賀県立体育館,多治見市総合体育館では
ホワイトバランスが大きく狂ってオレンジがかった色になっていました。今回東京体育館でも狂いが
大きかったのでマニュアルホワイトバランスにして写しました。結果オレンジがかった色が見た目
自然に見える画像になりました。
東京体育館のコートはオレンジ色のタラフレックスで、コート外は青色の床になっています。オート
ホワイトバランスだとコート外は普通に写りますが、コート内はオレンジがかって写るので床に反射
した光の影響もあるかもしれません。
マニュアルホワイトバランスの設定は白い被写体を写すだけで簡単にできるので、今後体育館では
マニュアルホワイトバランスにして写すことにしました。

JPEG撮りなので露出はシビアになりますが、その分撮影枚数は多く取れます。
メモリはCF8GBとSDHC8GB自動切り換えの合計16GBでJPEGラージで4000枚位撮影でき、バッテリー
消費と同程度の容量が確保できています。
高感度撮影時のノイズ低減はオンです。暗部の色ノイズが減る効果があり、更に画像の容量も小さく
なるので撮影可能枚数が増えます。後処理でノイズ除去処理をしています。連続撮影可能枚数は14枚
と少なくなりますが、連写はそれ程しないので問題ありません。
ISO6400のノイズは等倍で見ると目立ちますが、ノイズ除去処理し画像サイズを縮小することにより
目立たなくなります。ノイズ除去処理については細かなディテールが潰れるのは仕方ありません。
元々ポートレート撮影のような画質は望むべくもなく、選手の動きのある画像をそこそこ綺麗に撮る
のが目的です。

1D Mark3購入時はカメラの特性に合わせて設定を試行錯誤しましたが、上記のようにして撮ったバレー
ボールVプレミア・リーグ女子の画像を掲載しています。