スピーカーのインピーダンス簡易測定
簡単にスピーカーの低域インピーダンスを測定する方法を試してみました。
使うもの
・アンプ、CDプレーヤー
・テストCD(周波数の違う正弦波がトラック毎に収められているもの)
・抵抗(数Ω〜数十Ω)
・テスター
測定法1
(1)スピーカーと直列に抵抗をつなぎます。
(2)各周波数毎にスピーカー両端のAC電圧Vspと抵抗両端のAC電圧Vrを計ります。
(3)抵抗をRとすると電流Iは
I=Vr/R
となり、スピーカーのインピーダンスは
Zsp=Vsp/I
で求められます。
測定法2
上の方法で概ね正確なインピーダンスが得られますが、電圧を二箇所で測る必要があるのは面倒です。そこで、
・アンプの電圧がほぼ一定
・スピーカーを純抵抗とみなす
と云う、仮定をおいてもう少し簡単に測ってみます。(後述しますが、概要を見るにはこれで十分なので私はもっぱらこちらの簡易法を使います。)
(1)測定するボリュームに調整し、スピーカーをつながない状態で、中低音域(200Hz程度)でアンプの出力AC電圧Vaを測っておきます。
(2)スピーカーと直列に抵抗をつなぎます。
(3)各周波数毎にスピーカー両端のAC電圧Vspを計ります。
(4)スピーカーを純抵抗と仮定すると抵抗の電圧は
Vr=Va-Vsp
(3)抵抗をRとすると電流Iは
I=Vr/R
となり、スピーカーのインピーダンスは
Zsp=Vsp/I
で求められます。
測定例と手法の比較
自作SP TLS-1のインピーダンスを上記2種類の方法で測ってみました。

Z(raw)が方法1によるもの、Zが方法2によるものです。
概ね50Hz以上でのズレは、スピーカーを純抵抗と仮定したことによるもの、50Hz以下でのピークの高さの違いは、アンプの出力電圧が50Hz以下では
徐々に減少する(一定ではない)ことによるものです。
共振の位置等の概要を知るには方法2で十分です。