スピーカー自作歴(その2)

(その2)は就職後、現在まで。
就職して、会社の寮住まいになったため、電動工具も使えず、スピーカー自作もあまりできなくなってしまいました。
復活したのは、結婚して赤ん坊が生まれ、バイクやスキーといった他の趣味ができなくなってからです。


第11作 スワン(2004/11/28記)


1987頃。
大阪の実家に帰った際に、日本橋でキットをたまたま見つけて衝動買いしてきたもの。スワンaでもスーパースワンでもないオリジナルのスワンでした。ユニッ トははじめFE106シグマのちにFE108シグマ。

しばらく、実家で使ってもらい、1993年に結婚したときに今のマンションにもってきました。1999年ごろまでメインとして使っていました。その後、下 記のフ ラットツイン2号機にメインの座を譲り、友人宅にもらわれて行きました。

1996年頃からオーディオ熱が復活してから真剣に聞き始めると、サ行がきついのと、共鳴音がひどいのに悩まされました。いまから思うと製作精度が低く て、首がぐらぐら(オリジナルスワンは首が差し込み式で高さが調整できます)で、スワンの真価は発揮してなかったのではないかと思います。友人に譲る前に は、 その辺りをできるだけ修正したのですが、未試聴なので結果はわかりません。


第12作 フロントロードホーン式サブウーハー(2004/11/28記)

1996年頃。
スワンの低音延長様に40Hz以下の再生を狙って作ったもの。前に作ったASWは実家に残っていましたが、狭いマンションでは置く場所がありません。そこ で住環境にあわせて、WxHxD=1800x450x150という極めて平たいキャビで、壁際 に押し付けて設置することにしました。メインスピーカーと並列にアンプに接続して使います。

方式をどうするか色々考えたあげく、フロントロードホーン式というかバックロードホーンの前面を密閉箱で覆った形になっています。長岡鉄男さんの作例で ASW、DRW等は色々あるし、自分自身でも何回か作っているので違う形式にトライすることにしました。
ユニットはフォステクスFF125Kが左右で2本分同じキャビに入っています。ホーン長が約270cmあり、また、ホーンのカットオフも十分低く取って あって、30Hz以下まで再生できることを狙いましたホーン長がスワンに近いので、位相ずれが近く、位相合わせが楽なのがメリットと思います。

家に設置してしばらくの間、狙った低域があまりでてないので焦りました。出ない出ないと悩んでいて、ある日他の部屋にいるときに超低域を感じて、はっと気 づきました。波長が極めて長いので、四方がコンクリート壁のマンションでは部屋の影響を強く受けるということを。壁際で聞いてみると確かに出ています。耳 で聞こえる低音ではなく、体に感じるというか、例えば、大きなクレーンが倒れる(実際に見た人は少ないでしょうが)のを想像して、そのときの ズーーンという地響きのようなものが聞こえます。

設計の狙いはほぼ達成されましたが、結局あまり使いませんでした。
というのが理由です。使ってないことが家内にばれて、少しでも部屋を広くするために廃棄することになりました。


第13作 クロックラジオ用ミニバックロードホーン

1997年頃。


第14作 FT-1 フラットツイン1号機(2004/12/12記)

1998年
スワンの音を何とか良くしたいと、色々考えました。
長い首の先についている構造ではスピーカーをしっかり支持できないのではないか?、ならば、背面にもユニットをつけて振動を打ち消してはどうか?等と考え て、実験機として作ったものです。
長岡鉄男さんの作例にも前後面、あるいは左右にユニットがついたものがありますが、これを更に徹底させて、ユニットの磁石の部分を直接張り合わせて2ユ ニット一組にしたものが内部に納まっています。(私は勝手に「フラットツイン構成」と呼んでいます。)フラットツイン構成にしたユニットに同相の信号を入 れてみると、互いに打ち消されて、ぴたっと振動が止まります。フラットツインのユニットの実例は下のFT-2の項をご覧下さい。

この構造の制約から、キャビの厚みがユニット2本分の厚みで決まってしまいます。細長いチューブ状キャビの先にユニットをつけるのがまとまりとしてよいの で、キャビの形式としては共鳴管やホーンが適当です。
ここでは、ダイトーDS-16FというQの高い古典型ユニットを逆ホーンに取り付けて、逆ホーンで背面を消して、平面バッフルのような効果を出すことを 狙っています。ホーンは一回折り返しでユニット背面から下に降り、上にあがって背面ユニットの直下で開口しています。

部屋の状況によりますが、背面ユニットからの音が背面の壁に反射して、風呂屋にいるような反響音が気になるので、背面ユニットの前にタオル3枚重ねでつ くったフィルターをかけて高域を落としています。上に乗っているのはジャンク屋でみつけたAKAI製のツィーターで、スーパーツィーターとして追加しまし た。
フラットツイン構成の効果でキャビに振動が伝わらないので、ユニットの持っている音がダイレクトに出てくる感じです。友人宅で友人のボレログランデと並べ て聞いてみると、質感では勝てないのですが、マイルス・デイビスなんかを聞くと、乾いた音がけっこうはまって、その場に居合わせて気に入った別の友人が 買ってくれました。

FT1-1
フラットツイン1号機(FT-1)前面から
FT1-2
フラットツイン1号機後ろから
FT1-3
FT-1 後ろからタオルをはずしたところ


第15作 カーステ用フラットツイン(2004/12/15記)

FT-1がうまくいったので、応用を考え、振動が止まる特性から、取り付け場所が、そう丈夫でないカーステレオに向くのではないかと思って作ってみ ました。
普通のユニットの背中にもう一個ユニットをつけるのが簡単ですが、それではつまらないので、背面ユニットの出力も利用できるような、もう少し凝った構造を 試行してみました。既存カーステスピーカーの直径に合わせた円盤の背後に、丁度10cmユニットが取り付くような概ね立方体の箱をつけ、その対抗面に2本 のユニットを取り付けます。高域を前方に反射させかつ、定在波を防ぐため、内部に三角断面の反射器を装着しています。(下図参照)フラットツインではな く、単なる対抗配置と呼ぶべきかもしれません。
車に装着する前に平面バッフル状態で聞いてみましたが、どうも、空洞の共鳴音らしき付随音がひどく、失敗に終わりました。
FTcar
カーステ用フラットツインの図


第16作 FT-2 フラットツイン2号機(2004/12/13記)

1999年
あるショップのコンテスト用にオーダックスの8cmユニットを使ったもの。大きさも適当で、音も気に入ったので一時スワンに変わって我が家のメインスピー カーになりましたが、その後友人宅にもらわれて行きました。

キャビネットの構造は、バックロードホーンと、バスレフの折衷で、短いホーンとも長いバスレフポートとも考えられるダクトを使っています。TQWTの様に も見えます。30cm四方の台の側面に薄いスリット状の開口があり、ここがダクトの出口になります。
ダクトのサイズはかなり大きくなっていますが、バスレフとしての容積やダクト共振周波数はメーカーの推奨値に合わせてあります。

ユニットの特性もあり、8cmとは思えない低音再生能力がありましたが、高域が足りなかったので、サワフジの平面型ツィーターを加えて使っていました。
FT2units
オーダックス8cmユニットを使ったフラットツイン構成

FT2Cab
FT-2の内部音道構造
FT2draw1
FT-2の前面図


第17作 FT-3フラットツイン3号機

2000年


第18作 フラットツインマトリックス

2000年頃。


第19作 フラットツイン3号機改「孔雀」

2001年頃。


第20作 フラットツイン4号機改「名古屋駅」

2002年。
「「孔雀」改め「名古屋駅の製作」」をご覧下さい。
2004/12時点でメインスピーカーとして使っています。


第21作 逆ダブルバスレフ1号機「GDB-1」

2002年。
「逆ダブルバスレフ1号機 GDB-1 の製作」をご覧下さい。
一応、まとまった音が出るようになったところで、友人にもらわれていきました。



第22作 先細りバックロード「TLS-1」

2004年。
「先細りバックロードホーンTLS-1の製作」をご覧下さい。2004/12時点でまだ製作途 中です。