|
洋の東西を問わず、誰でも飲み過ぎれば二日酔いになる。この「2日酔い」という日本語は、次の日も酔っ払っているということを具体的に表していてわかりやすい。英語では「hangover」と言って、これも飲みすぎた人が前かがみになっている様子をそのまま言葉にしたような表現だ。吐き気と頭痛に悩まされている図が想像できる。
さてこの2日酔いをどうさますのか。日本では柿やシジミ汁が効くとよく言われるが、アメリカではまずアスピリンを飲むのが一般的。それからトマトジュースを飲めとか、ビタミンBとCを取れと言われる。もちろん、とにかく水を飲むというのは万国共通。
それから本当に効くのかどうかは定かではないけれど「迎え酒」という対処法もある。2日酔いの朝にちょっとだけお酒を飲めば気分が良くなるということで、英語では「Hair of the dog」という。昔、犬にかまれた時には包帯の中にそのかんだ犬の毛を少しだけいれるのが良いと言われていたのが元になっている。
つまり2日酔いの元となったアルコールを少しだけ飲めば良いということだ。でも、これはただ状況を悪化させるだけなんじゃないかと僕は思っている。
基本的には、国は違っても皆同じ人間。飲みすぎないのが一番というのは明らかだ。それはわかっているのだけれど、飲んでいる間は誰もそんなことを考えもしない。それも万国共通。(日本酒ジャーナリスト)
(2004/07/21
読売新聞)
|