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飛んでいたのかどうかで議論が分かれていた最古の鳥「始祖鳥」に飛ぶ能力があったことを、英国自然史博物館などが突き止めた。
頭骨化石をエックス線CT(コンピューター断層撮影法)で撮影し、脳などの構造を再現したところ、バランス感覚や視覚能力が鳥類並みに高いことが明らかになった。5日付の英科学誌ネイチャーに発表される。
約1億4700万年前(ジュラ紀後期)に生きていた始祖鳥は翼を持っていたものの、翼を動かす筋肉が付く胸骨が十分に発達しておらず、飛べたかどうか、はっきりしていなかった。
飛行には骨格の特徴と共に、視覚の情報を扱う脳の部分(視葉)が発達することが欠かせない。現在の鳥類は爬虫(はちゅう)類に比べ発達しており、研究チームが調べた始祖鳥の脳でも、この部分が大きかった。体の平衡感覚を担う「三半規管」も鳥類に類似していたことから、研究チームは「始祖鳥は飛べた」と結論づけている。
(2004/8/5/03:10 読売新聞)
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