首都圏の鉄道利用動向(平成14年度まで)
首都圏の鉄道利用動向は、全般的な傾向としては平成 3(1991)〜平成 8(1996)年にピークがあり、以降は減少に向かっている。この原因としては、不景気の影響と高齢化の進展(就業人口の減少)、少子化の進展(就学人口の減少)、夜間人口の都心回帰、そして統計バイアスの存在(※)等を挙げることができる。
※定期券利用者が回数券にシフトすると、月30日往復利用と計上されていたのが、実際の利用回数(月20〜22日程度)になるため、見かけ上利用者数が激減する。
ただし、減少から回復に転じた事業者もあり、平成14(2002)年には 3社が 100(即ち過去最高)を記録するなど、いわゆる「勝ち組」「負け組」がはっきりと二分された格好になっている。なお、個別路線毎のコメントは下記のとおり。
■参考文献
1)各私鉄の輸送量は「鉄道統計年報」(国土交通省鉄道局)による。
2)JR東日本の輸送量は「都市交通年報」(国土交通省運輸政策局)による。
3)各社コメント中の「利用者のサービスに対する評価」は「交通サービスレベルの評価手法について」
(森敬芳・熊本義寛・荒川英司・堀江雅直/土木計画学研究・講演集23)による。