1.反復・繰り返しとは何だろう?少し話が脱線してしまいましたが、これから「繰り返し」について学習していきたいと思います。既に何度か顔を出したことがあるので、もう分かってしまった方もいらっしゃるかもしれませんが、ここであらためて説明させていただきます。 繰り返し処理というのは、文字通り処理を繰り返すための手続きです。この処理を使うと、指定した同じ命令を規定回数まで繰り返し実行し続けます。なぜこの処理が必要なのでしょうか。それは、同じことを何度も書くのは面倒だからです。場合によっては、この方法をとらないと処理ができないことがあるからです。 現実にも、繰り返し処理をしている場面は多く見られます。例えば文書のコピーがそれに挙げられるでしょう。文書を100部刷るときには、コピーの濃さや色などを決めた後、部数を100に設定してから、コピーのスタートボタンを押すのが普通だと思います。わざわざ設定→一枚コピー→設定→一枚コピー→設定...なんて、面倒なことはしませんよね。なぜしないかというと、100枚コピーをするといっても、その設定が100枚とも同じなのであれば、その都度指定して一枚ずつコピーをするなんて面倒なことをするよりも、これ以降のコピーに対し全て適用する設定をし、その適用対象を100枚にしてコピーをしたほうが、簡単にコピーが済むからですよね。面倒なだけでなく、時間の無駄です。プログラムでも、同じことが言えるのです。 プログラムの例としては、合計を求める場合です。10人の子供がいて、彼らが今所持している現金の合計額は果たしていくらになるのか、ということを求めるときには繰り返し処理を用います。この場合、別に繰り返し処理を用いなくても、 integer a,b,c,d,e,f,g,h,i,j,sum read *,a,b,c,d,e,f,g,h,i,j sum=a+b+c+d+e+f+g+h+i+j print *,sum stop end というように書くことで、合計額を求めることはできます(分かっているとは思いますが、a〜jが書く子供たちの財布の金額です)。しかし、子供が20人いたらどうでしょう。30人いたら? もし100人いたら? 人数分sumの行に変数を並べるのでは、もう大変です。変数が何十個、何百個と並び、見た目が非常に悪くなりますし、書くのが大変です。 繰り返し処理を使えば、特にsumの行において上のプログラムをもっと短縮することができ、見た目も向上し、プログラムの内容がわかりやすくなります。とにかく繰り返し処理というのは有為なものですから、ぜひ会得してもらいたいと思います。この処理方法を知ると、分岐処理を覚えたときのように、プログラムの幅が非常に広くなります。
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