<< 豆知識 >>コマンドプロンプトって、なんだろう?コマンドプロンプトは、windowsを持っている方なら、だれでも持っています。スタートボタン→アクセサリの中にありますね。しかし、これを使ったことのある人は少ないのではないでしょうか。なにせ起動すると真っ黒い画面に不気味な英語文字。マウス操作は出来ず、われわれGUI(マウスやアイコンといった、視覚的要素でコンピュータを扱いやすくするという考え)の恩恵を十分に味わっている人間からすると、少しいじくった後にすぐウィンドウの右上の「×」ボタンを押して「終了」です。しかし、コマンドプロンプトって何なんでしょうね。 コマンドプロンプトというのは、別名か正式名称かどうかは分からないのですが、「入力を促す記号」だそうです。アプリケーションのコマンドプロンプトを開くと、大抵「c:\>」という言葉が書かれていますよね。その、「>」の部分が、コマンドプロンプトなんだそうです。「俺にしてほしい命令を書け」とコンピュータが促しているということですね。ちなみに「c:\」の「c」はディレクトリ(フォルダの位置を表す+フォルダ名)で、「\」はフォルダ同士の区切り記号でした。 アプリのコマンドプロンプトは、昔は「MS-DOSプロンプト」と呼ばれていました。機能はほとんどコマンドプロンプトと同じようですが、使われていた環境が違うため、呼び名が違うようです。MS-DOSプロンプトが使われていたのは、windows NT以前の環境で、それ以降はコマンドプロンプトのようです。Windows NTというのは、(僕も詳しくは分からないのですが)高い処理速度と信頼性を兼ね備えた最新の32bit OSのことで、windows2000がこれだったみたいですね。WorkstationとServerの2種類があり、プリエンプティブマルチタスクを実装し...ってもう分かりません。MS-DOSプロンプトという呼び名は、windows95,98で使われているみたいです。 昔はコマンドプロンプトのような、キーボードからの命令によりコンピュータを動かしていたそうです。今ではコンピュータへのコンタクトはキーボードもそりゃありますが、基本はマウスですね。マウスでフォルダをクリックすれば中身が分かり、ファイルを掴めば移動ができる。なんとも便利で簡単な操作ですが、昔はこれを文字による命令でしか出来なかった、そもそもアイコンなんていう概念がなかったらしいですから、恐ろしい時代です。GUI環境って素晴らしいですね。 いまではコマンドプロンプトがなくても十分パソコン操作ができます(少なくとも個人レベルでは)。それでもコマンドプロンプトがツールとして残っている理由は何でしょう。それは、マウス操作によるアプリケーション操作では面倒くさく、もっと効率よくできる田とか、これを使わないと開けないアプリケーションがあるとか言うメリットがあるからです。 そのメリットを、覚書ですがいくつか挙げてみましょう。コマンドプロンプトには、それ専用のファイル形式として、「バッチファイル」というのがあります。これは一種のプログラミング言語によるファイルで、拡張子は「.bat」です。ここに、コマンドプロンプトで行なうことができる命令を書いておくと、そのバッチファイルを起動するだけで、ファイルに書かれた内容が実行されます。命令には分岐や繰り返し処理も行なうことができます。 このバッチファイルを使うと、複数のアプリケーションを同時に起動させることができます。例えば、プログラムを行なう場合にはエディタとコンパイラとコマンドプロンプトを起動させる必要があるとしましょう。そのとき、これは3つでセットになっているわけですから、どれか起動させるときには3つとも起動させることになります。どうせなら、一回で3つを起動させることができたら、非常に気分が楽になりますよね。バッチファイルを使うと、バッチファイルを起動させるだけで3つのアプリケーションを一気に実行させることができ、面倒な起動作業に気をもむことがなくなります。 またバッチファイルを使って、指定の時間にファイルを起動させることができます。毎日の日課として、朝の何時何分にメールをチェックしているとか、何時何分に日誌をつけているとかする場合、自分で気付いたときに起動させるよりも、自動で立ち上がってくれたほうが楽ですよね。それも、バッチファイルで可能なのです。これを利用すれば、物忘れの激しい人でもへっちゃらです。 さらに、ファイルの表示をファイルの拡張子に従って行なうこともできます。テキストエディタなり、ペイントソフトなりを使用した方は、「名前をつけて保存」を使用したことがありますよね。その画面の下のほうに「ファイルの種類」というのがあります。このプルダウンメニューのどれかを選択することにより、表示したいファイルだけを表示することができます。例えば、ファイルの種類で「.bat」と選べばバッチファイルだけが、「.jpg」を選べばJPEGファイルだけが表示され、そのファイル形式のファイルがどのくらい、そして何があるのかが一目で分かります。コマンドプロンプトでもそれが可能です。見たいファイルのディレクトリへと移動し、コマンドプロンプトに「dir *.for」と入れてみてください。そのディレクトリの中にあるFortranのソースファイルのみが表示されます。これにより、ソースファイルと一緒にexeファイルやobjファイルによってごちゃごちゃしているフォルダの中にどれだけのソースファイルが存在しているのかが、一目瞭然となります。フォルダを開いても、ファイル形式を選んで表示する機能はないので、これは結構便利かもしれません。 他には、コマンドプロンプトにはマウス操作で探し出すよりも、簡単に・早くファイルを開くことができるメリットがあります。そのファイルがどこのディレクトリにあるのかが分かれば、そのパス(アドレス)を入力するだけでファイルが開くので、いちいちマウスでクリックを繰り返してフォルダを掘っていくよりも早くあけることができます。他にコマンドプロンプトは、細かいシステムの設定や、ネットワーク調整を行なうことができるそうです。忘れてはいけないのは、自分を含め、このホームページでFortranを学習している(いた)方々にとって一番のメリットといえば、コンパイルしてできた実行ファイルのコマンドプロンプトにより起動、ですよね。 コマンドプロンプトにもプログラミング言語同様、沢山の命令が用意されているので、使いこなすにはそれなりの努力が必要なようですが、使えるようになると便利になることが多いそうです。興味を持った方はしたの「参考」からジャンプして、ぜひコマンドプロンプトの使い方を学んで実践してみてください。 参考: ウィキペディア ASCIIデジタル用語辞典 コマンドプロンプトを使ってみよう! コマンドプロンプトで作業効率UP FORTRANの歴史 Fortranを使おう |