<< 4.組み込み手続き >>

   

1.組み込み関数とはどんな関数?


組み込み関数とは、「あらかじめFortranというプログラミング言語の中に登録されている関数」です。「組み込み」という言葉は、プログラミング言語に組み込まれている、ということですね。ちなみに関数というのは、英語では「function」で、与えられたものを変換して排出するという意味合いだそうです(大学のある先生が説明していました)。その変換のタイプは関数の種類によって様々です。昔は基本外部関数と組み込み関数の二つに分かれていたようですが、今では組み込み関数で一本化されています。例えば、対数の計算用の組み込み関数があります。皆さん、対数って覚えてますか。「log」って書く計算方法ですね。これをいちいち自分の頭で計算するの、大変ですよね。対数の数値表を見たり、底の交換公式を使ったり...なんてやってたら、作業がはかどりません。FORTRANでは、これが既に関数として用意されているので、たとえは「log3」なら、logの関数に3を代入するだけでいいんです。絶対値を求める関数も用意されています。その関数に「-2」を与えてやれば、「2」が答えとして帰ってきます。FORTRANは科学計算用のプログラミング言語なので、こうした数学的記述には長けています。組み込み関数は非常に種類があるので、自分は把握しきれてませんが、とにかくユーザーが困らないだけの関数は用意されていると思います。

あらかじめ関数が用意されているというのは非常に便利です。自分で複雑な計算式をわざわざ書くことなく、簡単に利用できるわけですから。そして計算はコンピュータに任せることができる。いい時代になったものですね。高校生のころまで必死にノートに向かって計算していた時代が懐かしいです。そしてこうした関数が用意されていることは、単に計算しないで楽だ、というだけでなく、今まで不可能・不可能に近かった計算をも可能にしてくれるのです。例えば「log1023392323828328323233」なんて計算、手計算じゃかなりきついですよね。一般人にとっては不可能です。実際にこんな計算をすることがあるのかどうかは分かりませんが、コンピュータにlogの関数があれば、計算は何てことないです(ちなみに上の例の答えは4202532.00000でした。本当にコンピュータってすごいですね)。このように、組み込み関数は様々な計算をする上で、重要なツールとなってきます。

ちなみに、こうした関数は何もFORTRANだけの特権ではなく、他のプログラミング言語にも備わっています。C言語では「include」と書くことで、数学計算用の関数を利用することができます。FORTRANでは、こうした手続きすることなしに利用できるので、楽ですね。



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