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1.入力・出力に、変数を使おう


それでは、プログラムの基本中の基本、「読み」と「書き」について学んでいきましょう。といっても、別にムズいわけじゃないのでぜんぜん平気です(*^_^*) 「読み」のことを、プログラミングでは「入力」といいます。変数の中に数字や文字を「入れる」ので、「入力」と呼ぶわけです。一方、「書き」のことを、「出力」といいます。変数から取り出し、「画面に表示する」ので、「出力」と呼ぶのです。「んっ、変数って何だ?」と思った方、今からご説明します。


(1)変数とは?

変数とは、要は「箱」です。箱の中に数字や文字をしまう、そのために用意する箱です。なぜこれが必要かというと、数学を思い出してください。世の中には、特定の数字より、一般化したほうが良いことがたくさんあります。例えば売上高。売上高は「価格×数量」ですね。ある月の売上高を求めるとき、価格=100円、数量=1万個なら、その月の売上高は100万円です。

しかし、具体的な数字(この場合、価格100円と数量1万個)しか用いずにプログラムを組むと、その月の売上高しか分かりません。どうせプログラミングするなら、どの月でも大丈夫なプログラムが欲しいですよね? そこで、か「価格」という変数と、「数量」という変数、さらには「売上高」という変数を使い、「売上高=価格×数量」という一般式を作るわけです。どうです? 変数って、大事でしょ?

学校の数学の時間に「変数」という言葉はつかったかどうかは覚えてませんが、xやyは使いましたよね? y=2x、この仕組みが分かっていれば変数については大丈夫です。xに1が入ればyは2、xに2が入ればyは4、です。


(2)変数を作るとき

FORTRANでは、変数の作り方に条件があります。FORTRAN特有の、「暗黙の方宣言」というものがあります。これは他の言語には見られないもので、【 i,j,k,l,m,n 】で始まる英字名は整数型,それ以外で始まる変数は実数型となるのです。整数型とは整数の数値が入れる変数、実数型とは小数点のあるの数値(3.0や8.21)が入れる変数です。ある方法をすると、この暗黙の型宣言が解除されるのですが、通常はこの方式に従うので、ここに注意して変数を作ってください。昔は英字6文字までという制限があったようですが、今はそれを気にすることなく作れるので、好きな名前をつけてください。例えば人の名前を取って「TAKASI」や「HITOMI」でもいいですし、勝敗の場合は「KACHI」「MAKE」というのでもいいでしょう。

ここで、変数はなるべく分かりやすい名前で設定するようにしてください。そうしたほうが、後で見返した場合に内容が非常に分かりやすくなるからです。例えば、正解の数を入れる変数を、「MARU」とすれば、後で誰かがこのプログラムの内容を見たときに、「あ、これは○に関係あることだな」ということが一目で分かります。しかし、面倒くさいからといってこれを「x」とおいてしまうと、バツなのか、y=f(x)のxなのか、全然xと関係ないのか、内容を見ないとプログラム内のxの位置づけが分かりません。特に意味のない変数であれば構いませんが、意味のある値を入れるのであれば、極力分かりやすい変数を用いるようにしてください。プログラムを組む上で重要なことは、自分にとっても、相手にとっても分かりやすいプログラムを組むことです。



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