1.とりあえず入力してみよう面倒なソフトの準備が終わり、とうとうFORTRANを実行するときが来ました(^^♪ まずは文章の書き方から説明しましょう これ以降は、FORTRAN77を基準にして話をしていきます(正直言うと、このホームページはFORTRAN77と90がごっちゃ混ぜになっているのですが、どうかご勘弁を。FORTRAN95では書き方が自由形式でc言語のように欄がないのですが、ここでは固定式とさせていただきます。)。エディタの列の部分を「欄」と呼びます。1-5欄は必要に応じて「文番号」、7-72欄で文章を書きます。6欄は72欄を超えてしまった場合、ここに何か文字を書けば(たいていは「+」を書く)、72欄を越す文であっても続けて書き続けることができるようになります。注釈は1欄に「C」と書きます。 文番号というのは、特定のプログラム文を書くときに必要となる、目印です。例としては、goto文です。1-5欄であれば、右詰でも左詰でもなんでもOKです。BASICという言語では、一行一行に行番号がつきますが、FORTRANでは必要な場合のみ文番号が付くことになります。 FORTRAN77では書き方が固定形式なので、文章は72欄までしか書くことができません。これを超えるとコンパイルエラーが起きます。その場合、次の行に折り返すことで文章を続けて書くことができます。書き方は、上記のように文番号と本文の間(6欄)に何か文字を書けばOKで、大抵は「+」を書きます。これ以外の方法として、FORTRAN95では行末に「&」を使う方法があります。さっきのやり方は折り返した文に「+」をつけましたが、これは折り返す文の行末に「&」をつけることで「折り返し」の目印とします。 注釈というのは、「コメント」とも言い、要は「説明」のことです。プログラムというのは、英字であるだけでなく、様々な処理がごちゃごちゃした内容になるので(高度なプログラムになればなるほどヤバいことになります)、作成者以外はもちろん、作成者ですら時が経てばどこに何が書いてあるのか訳分からなくなります(自分も一時そうなりました)。ですので、「ここの処理は〜をしているんだ」という注釈をつけることで、後から自分や他人が見て、何をしている箇所なのかを判断しやすくする必要があります。注釈の仕方としては、伝統的な方法が1欄に「C」と書くことで、その一行全体がコメント行になるという方法です。「C」と書かれた行は、コンパイルの対象にならないので、好き勝手に書いても、また72欄を越えて書いてもコンパイルエラーになりません。FORTRAN90では、行末に「!」をつけることで、「!」から行末までをコメント行とみなし、コンパイルの対象とさせないようにすることができます。「C」の方法と違うのは、プログラム文の上ではなく横に書くことができるので、文を見る上で邪魔にならない位置にすることができます。注釈は一文ずつ全てに書く必要はありませんが、内容が分かりやすくなるので、大まかな注釈はつけるようにしてください。 FORTRANのプログラムを作成するに当たって、「コーディングシート」を使う場合があります。これは、おそらく今のような便利なパソコンがなかったころに使っていたもので、1-78欄のマス目が用意された、FORTRANプログラミング作成用のシートです。列と行が区切ってあるので、パソコンを使わず鉛筆と紙でプログラムの文を作成する場合は便利なシートです。なぜ72欄までしか使わないのに、78欄まであるのでしょうか。それは、昔は別の専用のカードに穴を開けて、それを機械に通して機械に命令していたので、73-76欄がカード整理の番号、77-78欄がコーディングシートのページ番号がそのための用意されていたからです。パソコンでプログラムを組む場合は使わないので、コーディングシートを見る機会があれば、そのとき思い出してみてください。 使い方の説明をだらだらと続けてもつまらないので、実践あるのみ、ソースの作成、コンパイル、実行をやってみましょう。まさにプログラマへの第一歩です。では、下の文章を、文の内容は分からなくてもいいので、まねして書いてみてください。上の書き方の説明をよく理解しながら、お願いします。 write(*,*)'FORTRAN' ![]() きちんと入力できましたか? よーく、この文章とにらめっこしてくださいね($・・) プログラムは書かれたことに忠実で厳しく、書かれたことしか行動しません。人間なら間違いを発見したとき、「あ、これはこう間違えたんだな」と気付いて親切に対応してくれますが、コンピュータはそうは行きません。一字一句、その内容どおりに動きます。ですから、一字でも間違えたら、コンパイルエラーになるか、実行エラーになります。あるいはきちんと実行するんだけど、自分の考えた動きをしないプログラムになってしまいます。文章は的確に入力してください。スペルミスのような入力ミスは、ほんと、よくあります。 次のセクションに移る前に、「保存」をお願いします。コンパイルする場合、エディタとコンパイラの関係によるのですが、変更したソースの保存が必要な場合としなくてもコンパイルできる場合があります。一応、コンパイルする前には保存を心がけるようにしてください。データがソフトの異常終了によって消えることもあるので、その対策にもなります。 |
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