美白とハイドロキノン
肌の漂白剤と呼ばれる「ハイドロキノン」という薬を使用すると美白になります。この成分は、あのマイケルジャクソンさんが色を白くするためにも使ったとされています。しかし、それは現在出回っているものよりも何倍も濃い濃度のものを使用した場合です。1957年、厚生省は「ハイドロキノンベンジルエーテル」の化粧品への配合を禁止しました。白斑ができるというトラブルがあったからです。その時、作用の穏やかな別物の「ハイドロキノン」まで禁止されてしまいました。それ以来、病院のみで色素沈着の治療薬として使用されてきた成分なのですが、日本では2000年の規制緩和で美白化粧品に配合されるようになりました。
ハイドロキノンは、『肌の漂白剤』です。メラニン色素を作るときに必要な、酵素チロシナーゼの働きを抑える作用とメラニン色素同士がくっついて大きくなるのを防ぐ作用があります。アルブチン・ビタミンC・コウジ酸など、さまざまな美白成分がありますが、ハイドロキノンはβ-アルブチンの約100倍の美白効果があると言われています。市販の化粧品に配合されている濃度は1〜2%というのが殆どです。
ちなみに、β-アルブチン、α-アルブチンはハイドロキノンの誘導体(正確には配糖体)になります。全般的な注意ですが、濃度が高いと効果も高くなるものの、それだけに刺激も強いので、トラブルがあった時は、すぐに使用を中止して、医師に相談してください。サリチル酸(BHA)やフルーツ酸(AHA)が配合された、ピーリング効果のある美白化粧品を併用すると効果が高まります。
使用後はメラニン色素が減って、紫外線への防御力が弱まるので天気のいい日の外出には、日焼け止めを必ず使って下さい。製品のパッケージをあけた時から、酸素に触れると茶色に変色するので、できれば1ヶ月以内、遅くとも2ヵ月以内に使い切るようにして下さい。