| スーパーファミコン |
| © 1990年11月21日 任天堂 25,000円 魂度★★★★★ |
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伝説のマシーン“ファミリーコンピューター”の後継機
マシンスペックの向上も更なることながら、ソフト一本あたりの価格も上昇。
国民機となったファミコンに引けを取らない迷作も次々と発売された。
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| ▼魂のレビュー |
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| 1・2のカンフー |
 
© 1985 KONAMI |
| イー・アル・カンフー 1985年4月22日 コナミ 4,500円 魂度★★☆☆☆ |
現在の格闘ゲームの先駆け。
コナミの参入第一弾である、けっきょく南極大冒険とは同時発売だったのは意外と知られていない事実。
直訳すれば、1・2のカンフーになるが、よく考えたようで微妙なラインである。
アーケード版では11人いた刺客が、ファミコン版ではバッサリと5人にカット。
それでも当時の少年たちは、クンフー映画さながらの格闘ゲームに酔いしれた。
相手との間合いが大切なのは言うまでもなく、ジャンプ後の攻撃には各自様々なアレンジを加えたものである。
圧倒的にソフトが少なかったあの当時、各自がまるで何かに取り憑かれたように同じゲームをプレイした。
そのせいであろうか、本来ならば発見されてはいけない禁断のハメ技『必殺垂直ジャンプ蹴り』が発覚。
ある間合いになったら、ひたすらジャンプキックするだけで倒せるこの技のおかげで、
難易度の高いゲームバランスが一気に崩れ、何面まで行けるかの持久戦に変身した。
続編として『イーガー皇帝の逆襲』が発売されているが、何故かMSX限定である。
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| 大本営発表 |
| 1942 1985年12月11日 カプコン 4,900円 魂度★★★☆☆ |
アーケード業界での、カプコンの主力作品だったシューティングゲームの移植。
プレイヤーは何故かアメリカ側、襲いかかるのは我らが日本軍という異例の構図。
P-38ライトニングを操り、大日本帝国軍と対するのが目的である。
このP-38型は、当時劣勢を強いられていたアメリカ空軍に、ロッキード社が現実に開発した戦闘機である。
主に一撃離脱戦法に長け、実際の画像を見ればわかるように、ゲームではかなり忠実に再現されていたことがわかる。

ステージ構成は1-4はミッドウェイ、5-8はマーシャル、9-12はアッツ、13-16はラバウル、
17-20はレイテ、21-24はサイパン、25-28はイオウジマ、29-32はオキナワとなっていて、
我々は遊びながら史実を学んでいたことになる。
パワーアップアイテムはPOWと、いかにもアメリカらしいのだが、何故か隠しキャラは純和風な矢七だった。
太平洋戦争の激戦さながらに、ステージを追うごとに日本の攻撃は熾烈を極めるが、
ボスとして登場する『亜也子』が、実は開発スタッフの一人『森安也子』さんからとったという、嘘のようなホントの話がある。
太平洋戦争といえば、我々日本人が決して目を背けられない歴史的事実。
日本人およそ310万人もの戦死者を出し、東南アジアでは2000万人以上の人が亡くなった。
敗戦国である日本が作り出したこの作品は、戦争を知らない世代からの最大の慰安だったのかもしれない。 |
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| 金色の箱、それはまさに宝箱だった |

© 1984 Nintendo |
| エキサイトバイク 1984年11月30日 任天堂 5,500円 魂度★★★★☆ |
モトクロスをモチーフにした横型レースゲームで、そのシステムは単純なようで奥深かった。
微妙な体重移動やクラッシュ後の連射回復、誰もが画面に向かって真剣になった、それこそが開発者の思惑だったに違いない。
正しく『楽しむ』という要素をふんだんに取り入れた、古き良き時代の名作の一本だ。
ファミコンは面白さに比例して、箱や取説まで丁寧にとっておく傾向があり、今現在でも探せばどこかにある、という人が多いはずである。
デザインモードではオリジナルコースを作成でき、ジャンプ台だらけのど派手なコースで盛り上がったものだ。
アクセル/ターボの使い分けでタイムを伸ばし、ウィリーしながらゴールする。
ファミコン全盛期、正にチャリンコ世代だった自分は、毎日がエキサイトバイクだった。
無謀にも土手をジャンプしたその先は、稲穂が伸びる広大な田んぼ。
生ぬるい田んぼに埋まりながら、それでもダッシュ戻りの真似をしたあの頃よ、フォーエバー。 |
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| 今は亡き、沖田浩之に捧ぐ鎮魂歌 |
 
© YOICHI TAKAHASHI-SHUEISHA TV TOKYO CH.12-TSUCHIDA PRO
© TECMO 1988 |
| キャプテン翼 1988年4月28日 テクモ 5,500円 魂度★★★★★ |
サッカーゲームであってサッカーゲームでない。
実際原作のキャプテン翼も、サッカーであってサッカーでない作品だっただけに、判定は両者イーブンでどうだろうか。
肝心なゲームの内容よりも、ここではキャプテン翼の基礎知識を記しておこう。
スカイラブツインハリケーン
立花兄弟のスカイラブハリケーンに、次藤の土台が加わった恐るべき技。
次藤の両足に兄弟それぞれが乗り、ボールに向かって発射!
空中でツインシュートをかますという、ロナウジーニョもびっくりな必殺技だ。
掛け声は「よし!」「いけぇ!」「タイ!」
顔面ブロック
石崎のトレードマークであり、必殺技。
ピンチになると人間必ず手が出るものだが、彼はとっさに顔を出してしまうようだ。
技術よりも根性、こういうキャラは必ず存在する。
三角飛び
若島津くんの必殺技。
ゴールポストの反動を利用して、より守備範囲を広げるものらしいのだが、どうも腑に落ちないのは若島津くん以外全員だろう。
全国の少年たちがこぞって真似をするが、挫折。
かけ声はお馴染み、「きぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
タイガーショット
日向くんが沖縄で編み出した必殺シュート。
実際のところ本人の気合に頼る部分が多く、ただ思い切り蹴っているだけの気がする。
ゲーム上ではゴールネット多々破る場面も多く、少林サッカーのモデルになったのは間違いない。
かけ声は「でいやぁぁぁぁぁ!!!」
キリがないので番外編
「燃えてヒーロー」 歌・沖田浩之
ちょっとあれ見な エースが通る すぐれものぞと 街中騒ぐ
蝶々サンバ ジグザグサンバ あいつの噂で チャンバも走る
それにつけても オレたちゃなんなの ボールひとつに キリキリ舞いさ
ダッシュダッシュダッシュ キックエンドダッシュ いつか決めるぜ いなづまシュート
そんとき 俺がスーパーヒーローさ
※ダッシュダッシュダッシュ キックエンドダッシュ 燃えて青春 駆け抜けろ
ちょっと惚れそな エースが笑う 猫もくわえた サンマを落とす
罪だねサンバ ジグザグサンバ あいつに夢中な すずめも三羽
それにつけても オレたちゃなんなの イモというなら 勝手にいいな
ダッシュダッシュダッシュ キックエンドダッシュ いつか光るぜ ヘディングシュート
そんとき 俺がスーパーヒーローさ
※繰り返し |
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| 吉本快進撃のはじまり |

© 1987 NAMCO |
| さんまの名探偵 1987年4月2日 ナムコ 4,900円 魂度★★★★☆ |
ナムコから発売されたAVG。
キャラクタータイアップ商品は当たらない、という常識を覆した名作だ。
吉本の人気芸人を一同に集め、現実のキャラクターを生かしつつ、練りこまれたストーリーはプレイヤーをぐいぐいと引き込んだ。
当時から人気抜群だった明石屋さんまを始め、島田紳助ら今では大御所となった芸人たちが次々と登場。
それぞれの個性も継承しつつ、謎を解いてく様は素直に面白かった。
子供自分に大阪の街は本当に未知の世界で、こんなテーマパークみたいなのかと憧れた。
『カニカニどこカニ』
今は亡き、横山やすしとのボートレースは熱かった。
>>さんまの名探偵攻略 |
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| 宇宙空間は地味なんです |
 
© 1985 NAMCO |
| スターラスター 1985年12月6日 ナムコ 4,900円 魂度★★☆☆☆ |
当時としては異例の、リアルタイプ宇宙戦闘シュミレーション
徹底したリアルさを追及したせいか、一見すると非常に地味なゲームで、決して万人受けするソフトではなかった。
何故家にいながらこんなに不安になるのか。
宇宙空間に投げ出されたかのような錯覚は、部屋を暗くすれば倍増した。
よくわからないレーダーで敵機を捕捉しようと躍起になると、意外と目の前にいたりして驚いたものだ。
擬似宇宙遊泳感は抜群で、ゲームに新たな風を送り込んだ意欲作でもある。
但し古いテレビでの難易度は格段に上昇、レーダーに映るはずの敵影も天然の滲みにより消滅。
隠れキャラとして登場するスターノイドだが、彼はこんなところで何をしていたんだろうか。
尚、本作の目的は、
『今この宇宙は、深刻な運命にさらされていた。
次元を越えて侵略して来た「バッツーラ」と呼ばれる種族が、
ビッグバン(宇宙の始まりの状態)を再び起こさせるというのだ!
キミの運命は、「バッツーラ」からこの宇宙を救うことにある。』
であるが、近年の研究では『宇宙は常に膨張してる』らしく、プレイヤーの行為は宇宙の真理に反する行為である。
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| 奇跡の世界へようこそ 正にパーフェクトワールド |
 
© 1990 MELDAC/LIVEPLANNING |
| 暴れん坊天狗 1990年12月14日 メルダック 6,500円 魂度★★★★★ |
ファミコン史上類をみない完璧ぶり。
人は彼をこう呼ぶ、『パーフェクトワールド』と
<STORY>
21世紀目前199X 年のアメリカに凶星が接近。凶星は邪悪な生命と化しアメリカ本土を覆いつくそうとした。
助けを求める一部の人の祈りの声が、海を越えた大和の国の天狗に届いた。
天狗は霊力で「大天狗の面」を造り出し、アメリカ本土に飛ばしたのだった・・・
摩天楼に突如現れた天狗のお面は、目玉とよだれで街を何故かデストロイ!
更には「HELP!」と叫ぶ一般市民を喰らってパワーアップなど、我々の常識を根底から覆した奇跡の作品だ。
一歩間違えれば、アメリカを侵略しに来たのはお前じゃないのか?という冷静なツッコミがされそうだが、
そんなバッシングなどもろともせず、我らが天狗は自由の女神や原子力発電所などをぶっ壊しまくるのだ。
天狗というキャラ設定、強引過ぎるストーリーなど、現在の日本男児が忘れかけている男らしさを、今一度感じさせてくれる魂の作品。
尚、1991年に発売された北米版であるが、『9.11』以降、この衝撃的過ぎる内容が、世論にどう評価されたかは不明である。
伝説のデスイトロイをとくと見よ!!
>>暴れん坊@ >>暴れん坊A >>暴れん坊B
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| 気分が悪くなる小学生 |
  
© TAKARA 1986 |
| トランスフォーマー コンボイの謎 1986年12月5日 タカラ 4,900円 魂度★★★★☆ |
STARTボタンを押すと、脳みそをガンガンと揺さぶる強烈なフラッシュが炸裂。
そしてまるでエルム街の悪夢のフレディが登場する時のような金属音がこだまする。
これ程の洗礼を受けた後、不意に始まるゲームでは開始2秒で爆死する。
敵の弾、全然見えません!
軽いウォーミングアップのつもりが、敵さんいきなり本気モードです。
そもそもこのウルトラマグナスの貧弱さは最高で、流れ弾だろうがなんだろうが、確実に一撃死します。
その潔さに思わず笑いがこみ上げる、正に魂のゲームだ。
ダイオキシン、合成着色料
庭では廃タイヤを燃やし、真っ赤に染まった原色お菓子を食って育った我々は、
日々生きているだけで免疫力が身についていたのかもしれない。
1997年、
ポケモンを見ていた子供たちが次々と病院に搬送された。
光過敏性発作
テレビで放映された光の点滅により気分が悪くなったらしいのだ。
それ以後、アニメでは、『テレビを見るときは部屋を明るくして離れてみましょう』
という注意テロップを見かけるようになった。
アマーイ!!
コンボイの謎を体感してる我々にとって、ポケモンフラッシュなど甘っちょろい。
ニュータイプの存在を目の当りにした奇跡の腕を見よ!
>>コンボイの謎 奇跡のプレイ |
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| 忘れられない夏 86 |
 
© 1986 HUDSON SOFT |
| スターソルジャー 1986年6月13日 ハドソン 4,900円 魂度★★★★☆ |
86年夏
恐らく日本中の小学生が最も熱く燃えたのが、このスターソルジャーであろう。
ハドソン主催のイベント『第2回TDK全国ファミコンキャラバン』の公式ソフトで、
おうちで遊ぶ筈のファミコンが、『全国』という舞台への橋渡しとなった作品だ。
友達の間でシューティングが上手い、と囁かれていた私にとって、これは決して他人事ではないチャンス。
自分も腕を磨けば、あの高橋名人と対決出来る!
そんな儚い夢を抱きつつ、親の影に怯えながらコツコツと練習を積み重ねたものである。
しかし全国という壁は高く、それどころかどこで予選をしているかもわからないまま夏休みも終了。
ひと夏を思い出を、左指と右指にかけてしまった淡い思い出だ。
尚、このソフトを元に毛利名人と高橋名人の対決を題材に描いた映画、
『GAMEKING 高橋名人VS毛利名人 激突!大決戦』も制作された。
「ゲームは一日一時間!」
この人には言われたくない、そう心に誓った小学生の私。 |
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| ファミコン無法地帯 |
 
© 1992 COCONUTS/C-DREAM |
| 舛添要一 朝までファミコン 1992年4月17日 ココナッツジャパン 7,980円 |
一瞬目を疑った人、大正解
取り上げる題材が大きく横道に反れ始めたファミコン終末期
新進気鋭のクリエーター達は、既に新しいコンシューマ機である“スーパーファミコン”に完全に移行。
余命数刻を宣言されたようなファミコン界は、もはや政府の力も及ばない無法地帯と化していたに違いない。
同年、スーパーファミコンで発表された作品を見ると、
ドラクエ5、FF5、スト2、スーパーマリオカートなどそうそうたる面子が顔を揃えているのに対し、
我がファミコン界は『伝染るんです。 かわうそハワイへ行く』など、もう何も言わないでくれ!
という叫びが聞こえてきそうなラインナップである。
本作品は現在自民党所属の参議院議員、国際政治学者でありタレントでもある舛添要一を、アドバイザー的な立場として起用。
ビジネスの世界を語る渋ーいAVGである。
『さんまの名探偵』『たけしの挑戦状』といったメジャー級から、『かけふくんのジャンプ天国』『立花理沙の妖精伝説』など、
その垣根を何度も取り払ってきたファミコン界、残された余生をこうした作品とゆっくり過ごしたに違いない。
無数に並ぶソフトの中からこのソフトを手に取った人の渋さ、そのシチュエーションだけで何故か涙がでるではないか。
尚、ゲームとしては適度に優れていて面白い、この良い意味の裏切りが、ファミコン最終期に花を添えた。
>>舛添要一 朝までファミコン攻略
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