| ▼魂のレビュー |
| ラァァームさぁぁーん!!! |
  
© 1986 JALECO © RUMIKO TAKAHASHI/SHOGAKUKAN KITTY・FUJI TV
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| うる星やつら ラムのウエディングベル 1986年10月23日 ジャレコ 4,900円 魂度★★★☆☆ |
全国の青少年を虜にしたラムちゃん。
いや、メガネ風に言えばラムさんであろうか。
星空に向かって奇妙な儀式をしたかどうか定かではないが、少なからず皆がこんな宇宙人がいてくれたら、
と最初に願ったのがこのうる星やつらの筈である。
そんな青少年達の夢を見事に玉砕したのが、このファミコン版うる星やつらである。
何故か燃えさかる幼稚園から脱出するラムさん、どういうわけか空が飛べません!
それどころかジャンプ後に挙動を変えられない仕様は、とてもあのラムさんとは思えません!
どうしたんだラムさん!角ありますか?
待ったなしの難易度は、冒頭の“ガンバルッチャ”も霞む愛の洗礼。
引きつるファンを抑えるかのように登場するテンちゃんや、最強のキャラ『レイ(牛)』、そして温泉マーク!
どこか微妙にズレを感じつつも、出ないくしゃみに苛々する感覚に非常によく似ております。
怒りに我を忘れそうになるファンを、どうにか抑えたのは『面を重ねてくうちにラムさんが成長していく』という設定だろう。
この高橋留美子ワールドを、ほんの少しだけ感じさせてくれただけでも良かったんだろうか。
みんなで叫ぼうラァァムさぁぁぁん!!!
>>うる星やつら攻略
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| 短い、そう思ったが言えなかった・・・ |

© 1985 HUDSON SOFT |
| チャレンジャー 1985年10月15日 ハドソン 4,900円 魂度★★★☆☆ |
ノリノリの音楽に映画を思わせるスタート、
『STOP THE EXPRESS!』という横文は、当時の小学生にはチンプンカンプンだった筈だ。
目の前でさらわれる王女様を目に、否応なしに力が入る!
このオープニングじみたスタートに見とれていると、不意に飛んできた鳥に当たって死亡・・・
流石『REALTIME ACTION ADVENTURE!』だけはある。
そのよくわからない横文字にまたしても騙されながら、チャレンジャーの冒険は進んでいくのだ!
物語はまるで映画のように展開していくのだが、その壮大なテーマとは裏腹に何と4面で終了。
この夢を見ていたかのような短さを、何とかノリで誤魔化した作品だと言えよう。
ちなみに16段階で調節出来る難易度を一番易しくすると、キーアイテムが入りづらくなり難易度がむしろ上がる素敵仕様。
ファミコン黄金期、各社単にゲームというだけに留まらず、様々な試みをソフトに注入しだした。
その世界は創造性に富み、まるで映画を観たような錯覚さえ与えた。
各社満身創痍の状態で、こぞってソフト開発に力を入れた良き時代だったと言えよう。 |
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| 隙をついて参入するサードパーティー |
  
© Sigma Enterprises. Inc. |
| 必殺 道場破り 1989年7月18日 シグマ商事 6,500円 魂度★★★★☆ |
恋は盲目とはよく言ったものである。
そのソフトが何なのか、手に取った瞬間はとかく肝心な部分を見逃しがちだ。
買った本人は気分が高揚しているせいか、その重大性に気付かない場合が多い。
それはまるで恋のようである。 −魂の電子玩具談−
『必殺 道場破り』
そのストレートなネーミングに見逃した数々の思いは、実際プレイするうちに徐々に実感として伝わってくるだろう。
本作は各流派の道場破りを繰り返しながら、相手の格闘スタイルを奪っていくという、シュミレーション・格闘ゲームである。
冒頭、プレイヤーが選べる流派は『空手』『少林寺』『太極拳』の3つに対し、
相手は手裏剣、鎖ガマ、ムチなど、およそ同じ武道とは思えない流派がズラリ。
どう考えても太極拳では太刀打ちできない気もするが、そこを何とかするのが必殺なのであろう。
とりあえずその辺をぶらぶら歩いていると、突然『有り金を全部置いていけ!』と暴漢に襲われる師匠。
心の準備も整わないまま、いきなりアクションモードに突入!
こ、コサックダンス??
一瞬目を疑う戦法で呆気なく暴漢に敗れる師匠、
何とゲームオーバーです!
この敗北により今度はきちんと修業を積んでからと道場に戻ると、
『まずはながれものをたおしてから』と、弟子に追い返されます。
既に師弟関係すら歪みつつあるゲームが、最も歪む瞬間は『手裏剣』を会得した辺りからだろう、
今までのゲームバランスを一気に崩す最強の流派に、太極拳の存在意義は奈落の底。
ツッコミだらけのその世界観は、正にファミコニズムの結晶であろう。
脚光を浴びた王道ソフトから、こういったマニアックな作品まで、
大物の脇をスルスルと通り抜けるサードーパティーが乱立した良き時代であった。 |
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| 意外と面白いから困る・・・ |
 
© 1988 ビック東海・キャロット |
| カケフくんのジャンプ天国 -スピード地獄- 1988年7月22日 ビック東海 5,300円 魂度★★★★☆ |
『人気子役』『カケフくん』『どこかで見たゲーム』という、禁断の合わせ技をこうも盛り込んだ本作は、
自宅にあるだけでネタになる、ある意味凄いゲームであった。
ところが肝心のゲームがそこそこ面白く、荒を探しにきた者が何処か煮え切らない気持ちにさせられたソフトでもある。
スーパー○リオと酷似した内容は、適度にオリジナルを加えつつフォロー。
サブタイトルのスピード地獄の名の通り、凶悪的なスピードが逆にテンポになった辺り、偶然に偶然が重なった感じである。
元阪神タイガースの掛布選手に似ているカケフくんに、その他どんな特技があったかは不明だが、
自身がゲームソフトになってしまった恐るべき事実は、きっと大人になった今シミジミと感じていることであろう。
よもやどうでもいい話だが、3時間以内にクリアしないとバッドエンディングを向える。
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| ALL B級な味な奴 |

© 1987 TWENT IETH CENTURY FOX FILM CORPPRATON. ALL RIGHTS RESERVED.
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| プレデター 1988年7月22日 ビック東海 5,300円 魂度★☆☆☆☆ |
ターミネーターに代表されるアーノルド・シュワルチェネッガー(以後シュワちゃん)は、
確かロッキー、ランボーシリーズでお馴染みのシルベスタスタローンと対比される形で登場した気がする。
内容など皆無のコマンドーをはじめ、ゴリラ、バトルランナー、そして本作プレデターなど、
最終的に筋肉隆々のシュワちゃんさえ見れればOK的な希薄な映画が多かった。
映画的にもB級を誇る本作を、無謀にもゲームにしたとなれば、我々ファミコンキッズも黙っていられないものである。
劇場版では泥を塗るだけで生命体の発見すら出来なかったお粗末なプレデターが、
どの面を下げてファミコン界に殴りこんだかは不明だ。
シュワちゃんがやけにデカイ強制横スクロールシューティングと、一気に二頭身に変わる横アクションゲームの二大構成。
ゲーム的には記憶には薄い内容だった気がするが、侵略しにきた筈のプレデターが、逆に追われる立場に変わるお粗末な映画版の結末に、子供ながらに気の毒に感じた思い出深い作品である。
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| 完成された世界 ∞大 |
 
© 1986 NAMCO LTD. |
| プロ野球ファミリースタジアム 1986年12月10日 ナムコ 3,900円 魂度★★★★★ |
ファミコン野球第二作目にしていきなり完成した究極の野球ゲーム。
来た玉を打ち返す、という本来の野球がもった楽しさをファミコンで実現。
その後の野球ゲームの形を築いた殿堂入りソフトである。
おやつを持ってきた母親が驚く“並んで背中を向ける小学生たち”
画面に向かった姿は不気味でさえあるが、友人との対戦は非常に盛り上がった。
その人気は小学生のみならず、全国のお茶の間を熱くさせたのは揺るぎない事実である。
ABボタンで進塁・帰塁をたくみに操り、相手の裏をかく心理合戦など、遊ぶ世界は無限の広がりをみせた。
最高の必殺技、【リアル目隠し】は、フライが上がったら画面を見えないようにするという卑怯な技で、多くの場面で用いられた。
その後も続編が発売されたが、殆ど変更されること無く、当時の完成度の高さを彷彿とさせる。
尚、ナムコスターズが次第に強くなってくのは面子を保ったからなのか。 |
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| ファミコン版 火曜サスペンス劇場 |
 
© 1986 NAMCO LTD. |
| オホーツクに消ゆ 1987年6月27日 アスキー 5,800円 魂度★★★★☆ |
ファンタジーが圧倒的シェアを占めていたファミコン界に、突如として現れた本格的アドベンチャーゲーム。
コールドオープニングを用いた技法や、社会的なメッセージを織り込んだ内容は、火曜サスペンス劇場を彷彿とさせるものであった。
シナリオはあのポートピア連続殺人の堀井雄二氏。
次々と起る殺人事件、そして何より細部にこだわった展開はさすがの一言。
実際に旅情を掻き立てられ、ゲームの舞台となった北海道に足を運んだユーザーも多いであろう。
古き良き時代の名作、今では携帯の配信ゲームとして若い世代に引き継がれている。
そこ調べろ⇒あけみの胸は、少年達に夢をほんの少しだけ与えてくれた。 |
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