メス型の製作、積層作業
プレーニングボード編  
   
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     以前 陸置きされたヨットを見た、全体は物凄くカッコいいのに何か変!
その理由はすぐに分かった、プレーニングボードの所で ラインが直線的になってる、
その時の経験から 全体を一体化させる為には 三次曲線を出す必要があると思い、
そこで艇体に沿って無理のない簡易メス型を作る事にしました。


 まず考えたのは、いかに安く作るかでした、近くのホームセンターに行き材料を物色、条件は次の3つでした、
@変形しない事
A適当に曲がり、曲がりに均一性が有る事
B安価な事

こんな理由で選んだのが
 縦通材(メス型の横フレーム)はコンパネでした、コンパネを約3cmの幅に割いて使いました、
全体を巻く材料には 一番安い2.1mm厚のベニア板を4cmに割いて使いました、
トランサム部分はやはり4mmのベニア板で作ってます。

 最初に排気管等を取り外し、接合部分を丹念にサンディングします、これがいい加減だと後で大変な事になります、次は設計図に基づいて切り出したトランサム板の仮付けです、シアーから伸ばした縦通材にビスで固定します。
※(艇体への縦通材の固定には建築用の両面テープを使い 外からはガムテープとロープで押さえています)

次はトランサム板のキール部分をやはり縦通材で固定します。
※(この段階で各部分の寸法を修正します、)

上記の要領で縦通材を何本も入れて行きます。
※(この時左右のバランスを取らないといびつな物になります、又沢山入れる程綺麗な曲面になります)

 次は縦方向に 4cmに割いた2.1mm厚のベニア板を張って行きます、問題は何で固定するかです、釘、小さな木ネジ、接着剤・・・・いろいろ試した結果、早い 安い カンタンに止める事が出来る タッカーにしました、タッカーは針がコの字型になってる為に強い固着力を持ってます。
※(2.1mmのベニア板は 小さく割くほど滑らかになり 複雑な形も表現出来ます)
※(最初の張り出し、1枚目は必ずボトムと縦通材の間に差し込みましょう、それをしないと メス型をはずした後にベニア一枚分の段差が出ます)
←ここまで張ると 多少の事じゃ狂いません、下から支えていた板も外してます。もう少しで終わります フゥー(^^ゞ

この後軽くサンディングします、どうせ1回だけの型なので 離形剤の代わりにアルミホイルをふ糊で貼ります。

いよいよFRPの積層作業に入ります、私はチョップマットの450を 最初に4層張りました、本体との接合部分はさらに2層プラスしてます。

完全に硬化したら この時点でメス型を外します、これで作業が楽に出来ます(^o^)丿

この後フレーム(補強材)を全部で5ヶ所入れて、さらに4層を積層しました。

※(積層作業・・樹脂は少なめに、余分な樹脂は艇体が重くなるだけで 強度アップにはなりません)
※(フレーム(補強材)にはバルサ材を使ってます)
入りずみ、接合部分は更に積層し、補強します。
予めコンピューターで描いていた形にカットしてます。

接合部分は まだボルト等で固定してませんが、丹念なサンディングのおかげで 大人2人乗っても ビクともしません。
雨が降ると、水が溜まるのが悩みのタネです。
紫外線対策の為に、最後の積層は樹脂にカラーを入れました。

外からはポリパテを入れてます。より美しく〜〜〜って(#^.^#)


※(型に接していた部分は 空気に触れてないので完全硬化してます、積層及びパテ入れの時は 念入りにサンディングして下さい、剥離の原因になります)
排気金具は友人が無料で作ってくれました、(^^ゞ 取り付けはコーキングをいっぱい入れて、余分な所に付かないようにテープで養生してます。
この段階で、本体とプレーニングボードをボルト、ナットできつく固定します、私ので32本使いました

※(ボルト、ナットの固定にはコーキングを忘れずに)

排気管の延長です、私のは75cm長くしました、間違ってプレーニングボードがはずれたり破損してもいい様に、ジョイント部は水密に成ってます。

上から見るとフレームが良く解ります、・・・たまった雨水も(vv;


 排気音聞きたくて・・・何回もエンジン掛けました
・・・インペラーが心配(^^ゞ

←写真の上の方にデッキ取り付け用ステイが写っています。
いよいよデッキ張りです、これで雨水から開放です(^o^)丿

この写真で分かりますか? 2箇所にフレームが入ってます、25mm厚5cm高のケヤキ材で補強しました。

張り方は! 最初にFRPの板を作ります(チョップマット450×2層)それを現場合わせでカットして予め作っていたステイにポリパテで固定します。固まったら更に4層の積層で強化します、
※(失敗談です、天気の良い時にデッキを見たら 内側にソリを入れていたのに 逆に膨らんで まるでボール見たい パンパンに張ってる、そこでヨット側のデッキの下にもぐり込み、小さなドリルで穴を開けた、 プシューと音がして だんだん元の状態に戻った。)

天板を張ってます、方法はデッキと同じです、ここでは更にハル側から2層入れてます。

FRPだけで組上げるのに 苦労しました(^^;
内張りも同じ方法で張ってます、更に2層をハルの外側まで 通して張ってるので、天板は合計6層になります、デッキとの接合部分は更に4層入れて強化しました。
ここまで終わったら、後はパテ入れと研磨作業です。冒頭で述べたようにボトムラインは自然に!違和感のない様に、慎重に水ペーパーを掛けます。
※(納得出来るまでパテ入れ/研磨を繰り返しましょう、私は10回くらいしました)
安全性を考えノンスリップデッキにしてます。
ノンスリップデッキの作り方
ガラス屋さんに行きます、色んなすりガラスの中から 適当に凹凸の有る物を探し、購入します、
まずは離形剤を満遍なく塗ります、最初にゲルコート樹脂を厚く塗ります、固まったらチョップマットを2層まとめて敷きます、そしてポリエステル樹脂を入れ満遍なく脱泡して行きます、これだけです・・・・・・・・・


ガラスの型から剥がしたら 必要な大きさに切り ポリパテを接着する両面に塗り、空気を出すようにして 圧着します。
接合部分は特に目立ちますので 念入りに研磨します。
ウレタン塗装はシンナーを大目に入れて 8回位塗りました、何箇所かタレたりしましたが、そこはウレタンの良い所で、タレた所を水ペーパーで削り コンパウンドで磨きました。
アクセント付ける為に ブルーのメタリックでラインを入れたら かなり引き締まった感じに仕上がりました (#^.^#)


こんな感じに仕上がりました(^o^)丿(^^ゞ


ご意見、ご質問有りましたら 書き込みお願いします(^o^)丿

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