アルティミシアの動機(深読み編)
「魔女の目的って何かしら?世界征服とかだと分かりやすいけど、ちょっと違うみたいよね」
「魔女アルティミシアの目的が時間の圧縮だからでおじゃるよ」
「魔法でアルティミシアが時間を圧縮する。時間を圧縮して、どんな得がアルティミシアにあるのか……」
「いろいろ考えられるがそれはこの際どうでもいいのでおじゃる!」
「ここでアルティミシアの行動から推理してみるでおじゃる」
「アルティミシアがこの時代に来るためにはこの時代の魔女の中に入ってこなくてはならないでおじゃる。さらに、この時代でエルオーネを捜そうとしたということはもっと過去に行く必要があるのでおじゃるな」
「そうでなければ、この時代もすでに圧縮されているはずでおじゃる」
ゲーム中の描写で言えば、この程度からしか推測できない。わかったとしてもそれは「推測」の域を出ない。
エルオーネを捜してもっと過去に行こうとしたことはアデルの封印解除と平行して考えれば特に不思議は無い。
若いアデルに送られたアルティミシアを、ラグナが「お望み通りの結末」と言っていたし、過去のアデルに送られた途端にアルティミシアは時間圧縮を開始した。つまりその時点でアルティミシアの目的のための条件は揃っていたわけだ。だが、その時間圧縮の最中に、エルオーネの「切断」によって時間圧縮は阻まれ、アルティミシアは自分の時代に戻り、時間圧縮の世界のみが残される。
「アルティミシアはアデルの中だ。お望み通りの結末だぜ」
「魔女は一つに!アルティミシア様のお望みだ!」
アルティミシアの動機を探るなど不可能に近いが、その描写がアルティマニアに一つだけある。
……でも、ここまで書いてちょっと考えた。アルティミシアが何を考えていたのかって。彼女は、きっと生き残ろうとしたんだよね。過去から時間を圧縮して、知ってしまった自分の運命を消そうとした……んじゃないのかな。だとしたら、ここであたしが一方的に書くのはフェアじゃない---そう思ったんだ。
(そしたら、わたしもがんばってみる。ライオンみたいになれるように)
グリーヴァにジャンクションした姿が「アルティミシア」の最終形態だった。あの後に出てきたアルティミシアはアルティミシアであってアルティミシアではない。つまり、グリーヴァにジャンクションしたライオン型のアルティミシアが最後のアルティミシアなのだ。アルティミシアの最大の敵であるはずの、自分を倒しに来た伝説のSeeDの最も強いものと一体化しているのが最後の姿である。
(わたしがアルティミシアに操られて暴れたら……。SeeDは、わたしを倒しに来るでしょ?)
(でも、スコールならいいかな。スコール以外ならやだな)
そして、『最後のアルティミシア』が倒されたとき、運命を知っていた本来のアルティミシアは無意識にもスコールを追って13年前の過去に現れる。
(時間……場所……いっしょにいたい人……
あの場所へ!スコールと約束したあの場所へ!)
(わたし、スコールの大切な物あずかってるから)
(それ、ちゃんと返さないでいなくなるなんて、できないもん)
「まだ……消えるわけにはいかぬ……」