[一度目のプレイ時にはわかりにくい点]


狙撃時のアーヴァインがイデアを狙撃できなかったのはイデアが「まま先生」だとわかっていた点。

「あのさ……SeeDは任務に関して『なぜ』って質問しないって本当か?」
「知ってどうする?」
「例えばさ、敵がすっげえ悪いやつだとバトルにも弾みがつくだろ?」

と、狙撃作戦直前になって敵が悪くないみたいなことを言い始めていたし、 トラビアでの会話でも

「似てる?違うよ。まま先生の名前はイデア・クレイマー」

と、完全にまま先生がイデアだということを覚えていたことを暴露している。あの狙撃の場面では、何も覚えていないスコール達に「イデアがまま先生」ということを言っても仕方が無いため適当に嘘を吐いていただけと考えるのが妥当である。

「アーヴァイン・キニアス!」
「だ、だめだ…すまない、撃てない……。僕、本番に弱いんだ…。ふざけたり格好つけたりして何とかしようと思ったけどだめだった……」
「いいから撃て!」
「僕の銃弾が魔女を倒すんだ……。歴史に残る大事件だ……。
このガルバディアを、世界の未来を変えてしまう大事件なんだ。そう考えたら僕は……」
「もうしゃべるな!撃て!」
「撃てないんだ!」

あのアーヴァインが冷静さを失って感情的になっているのは後にも先にもこの場面だけである。アーヴァインにとって、「歴史的事件」以外のことが頭によぎっていたのはほぼ間違いないだろう。


ルナベースに出てくる「宇宙服の男」はラグナ

「今もほら! ああやって大統領が自らチェックに出てる」
「アデルをああやって封印したのも大統領自らの活躍なの。それ以来ずう〜っと監視は怠らなかったわ」

宇宙服の男 「な〜んか、面倒なことおこらなきゃいいけどな」
管制官B「兵を配置しますか?」
宇宙服の男 「……オレのカンじゃあ、いらねえな」
管制官A「それじゃあ、配置しましょう。カプセル回収班、回収プロセスをスタートせよ。警備班、非常事態に備えて待機せよ」
宇宙服の男「おまえら、普通そういうことするか?オレを誰だと思ってるんだあ? んじゃ、オレはアデル見てくっから、後は頼んだぜ」

後で明らかになるがエスタの大統領はラグナである。つまり、ルナベースで会った宇宙服の男はラグナ。ラグナ、スコール親子の初対面場所は「宇宙」。まあお互いに宇宙服を着ていたため、お互い気が付いてはいなかったんだろうけど。

「このままじゃここもあぶないです。ルナサイドベースを放棄しましょう!」
「脱出します!帰還用ポッドへ急いで!」
「オレはあとでいいって言ってんだろ!」
「カッコつけないで早く!」
「のわぁ!」

「そこのおまえ!エルオーネを守れ!まかせた!」
「くわぁ!」 


幼馴染が全て集まったのは偶然では無く、全てシドが仕向けたもの。
→詳しいことは別ページで述べているため省略するが、シドはスコールの運命を知っているかのような口ぶりであり、スコールが記憶が失っていることもちゃっかり知っている。


「はじまりの部屋」はスコールとリノアのはじまりの場所。
→詳しいことは別ページを参照。


シドが運命を知っているような口ぶりの理由

EDで明らかになる例のスコールの運命のことである。シドとイデアは夫婦であり、なおかつガーデンの話もシドに話していることから、スコールの運命をシドが知っているのは全く不思議ではない。

「これは君の運命です」
「魔女討伐の戦陣に立つことは君の定めなのです」


「ウィンヒルを影から支援している人物がいる」というウィンヒルで傭兵をやっている偽SeeDである元ガーデン生の話

勿論ラグナのことである。余談になるが、ラグナ編ではエルの家に写真が飾ってあったが、スコール編で訪れると写真立ての中が空になっている。恐らくラグナが持ち出したのだろう。


親子関連

→ラグナ・レウァールとレイン・レオンハートの子供がスコール・レオンハート

→ジュリア・ハーティリーとフューリー・カーウェイ大佐の娘がリノア・ハーティリー

「最近結婚したらしいな」
「そうそう!軍の少佐と結婚したのよね。カーウェイ少佐だっけ?」


ラグナチームがセントラ遺跡のルナティック・パンドラに派遣されたのはジュリアとラグナが仲良くなったことに対して嫉妬したエリート兵の仕業。
→ゲーム中のセリフとアルティマニアを読めばよくわかる。

「一般兵よ、知ってると思うが 私はジュリアの私設ボディーガードだ。おとなしくしているんだぞ」
「一般兵よ……オレの至福の時……邪魔するな」
「一般兵よ……ジュリアに近づいたな……。どうしてくれようどうしてくれよう……」
「一般兵のくせに……ジュリアとジュリアとジュリアと……。イジワルしてやるイジワルしてやる……。遠くの戦場へ……世界の果ての戦場へ……」

「ええと、雑誌に載ってたんだけど好きな人が戦地に行って行方不明」
「それで落ち込んでるところを少佐がはげましてくれてそれが結婚のキッカケなんだって」

「……戦地に行った男の帰りを待ったりはしないものなのか?」


魔女暗殺の際に凱旋門にいたにも関わらずアーヴァインだけが捕まっていない理由

何故アーヴァインだけなのか?カーウェイの仕業であるならばリノアも捕まっていないはず。この理由はDisc2のノーグとの会話でわかる。

「ガルバディア・ガーデンでシド学園長からの命令書を確認。
ガルバディア・ガーデン所属アーヴァイン・キニアスをメンバーに加え、
バラム・ガーデンとの共同命令『魔女暗殺』の遂行に当たりました……」
「ブジュルルル! 共同・命令だど!?ブジュルルル! お前ら・ダーマされだ!」
「どういうことですか?」
「フシュルルル……説明じてやれ」
「ノーグ様はガルバディア大統領と魔女が手を結ぶ事を早くからご存じだった。
ガルバディア・ガーデンのマスターから相談を受けていたのだ。」
「フシュルルル……ガルバディア・ガーデンのマスタードドンナは・わじの・手下だ」
「そう、魔女とガーデンはいろいろと因縁があるのだ。だから魔女は必ず、各地のガーデンを自分の物にしようとするはず。
そこでノーグ様はガルバディア・ガーデンに伝令を送った。今のうちに魔女を倒してしまえ、とな。方法は暗殺がベストだと思われた。
だが、しかし……」
「ブジュルルル! 小賢しい・ドドンナは・いざという時のためにお前達・暗殺に・利用したのだ。わじの指示で・やったと言い逃れる・ために。
小賢しい・小賢しい奴め」

いざという時、つまり「魔女暗殺に失敗した時」である。ノーグの命令、つまりはバラムガーデンの独断で魔女暗殺を行ったと言い逃れるためにスコール達を利用した。つまり、ガルバディアガーデン所属のアーヴァインが暗殺メンバーの一員として捕まることは避けなければならない。あくまでバラムガーデンの独断での暗殺とするために、ガルバディアガーデンのマスターであるドドンナが軍の上層部を通して自分にとって不都合なガルバディア・ガーデン所属のアーヴァインだけ救出したということ。

つまり、D地区収容所に捕まったスコール達とアーヴァインの違いはただ一つ。ドドンナが不利と成り得る「ガルバディアガーデン所属であるか否か?」という点である。
余談になるが、アーヴァインはドドンナによって救出されたが、リノアが救出されたのはカーウェイの命令によってである。

「何、カッコ付けてん……のよっ!」
「まったく、アーヴァインがもうちょっと早く納得すればここまで面倒になってないんだよ」
「リノア、無事だったの!?」
「ん、んんっ。そりゃそうさ。僕が連れ出したんだからね」
「どういう事だ?」
「それは……」
「私の父が、ガルバディア軍を通じてした事なの。私だけここから連れ出すようにって命令したらしいの」
「それで……」
「それで、この男。命令通りに、私だけ連れだしたのよ。スコール達が捕まってるの知ってて」
「いや、それは……」
「ねぇ、酷いと思うでしょ?」
「ああ!もう、悪かったって!だからこうして助けに来たじゃないか」
「私が散々引っ掻いた後にね」


アデルセメタリーについて

「この施設は何なんだ?」
「十七年前はエスタは邪悪なアデルに支配された悪の国だった。その後アデルは封印されここに飛ばされた。月と我々の星の重力バランスがとれたこの場所が封印するには好都合な場所だったの」
「あれをパックしている素材も特殊な物なの。アデルを押さえつけるのと同時に外からの干渉も一切受け付けない。
電波、音波、思念波、そしてジャンクションも……。あまりに強いWAVE妨害処理を施しているから地上の電波にも影響を及ぼしているのね」
「もしもアデルが復活したら、十七年前の悪夢が復活してしまう。
そうならないために、この施設の人間が監視している」
「今もほら! ああやって大統領が自らチェックに出てる」
「アデルをああやって封印したのも大統領自らの活躍なの。それ以来ずう〜っと監視は怠らなかったわ」
「この国の大統領も珍しいわよね。ああやって自ら宇宙服着て走り回ってるんだもの」
「万一、アデルの封印が解けたら大変な事になるもの。大統領も気が気じゃないのよ」

アデルセメタリーと電波障害については色々な意見があるが、

「アデルを押さえつけるのと同時に外からの干渉も一切受け付けない。電波、音波、思念波、そしてジャンクションも……。あまりに強いWAVE妨害処理を施しているから地上の電波にも影響を及ぼしているのね」

外からの干渉を「一切」受け付けないが、強力な妨害処理を施しているため地上の電波に影響を及ぼしている。 例としてはティンバーの街頭TVに現れている英文、

brinGmeBAckthereIaM
aLivehereIwilLnever
letYouforGetabOutme
brinGmeBAckthereIaM
aLivehereIwilLnever
letYouforGetabOutme

強力な妨害処理の副作用として、単にアデルの意志が地上の電波に影響を及ぼしているだけである。内容もアデルの意志であることは間違い無い。

「私をそこへ連れ戻せ。私はまだ生きている。私の存在を忘れさせてなるものか」

それに、外からの干渉を「一切」受け付けないのだからアルティミシアの意志が影響を及ぼしている訳が無い。内容もアルティミシアだと少し首をかしげてしまうものになるしね。 電波障害が始まった時期も「アデル封印直後」なため、アデルの憎悪の意志がセメタリーの副作用として地上の電波関連施設に影響を及ぼしていると考えるのが妥当。


ウォードが喋れなくなった理由

Disc1のラグナ編のセントラ遺跡探索の最後の崖上での戦闘において、キロスとウォードがHP1になった際にウォードはノドをやられた。

「ぜ……ひぃ…」
「なん…だって?」
「のど…やられたみたい…だ。声…出ない…だろう」
「だ……かっ…」
「なんだって?」
「た…の…しか……った。ラグナと……キロ…スと……。楽…し…かった…」
「ウォード君…減点。そう言うこと…言うのは減点。罰として…ピヨピヨグチの刑だ!悔しいか?悔しかったらな…ほら来い!」

「ウォード、元気か?」
「ウォードも軍を辞めた。幸運にも就職が決まってな。元気に働いている」
「何やっているんだ?」
「D地区収容所でクリーンアップサービス」
「ひゅ〜。ちーっと似合わねえけど元気ならいっか」
「結局声は戻らなかった。まあ、顔を見れば何を言いたいのかはわかるけどな」


ムンバがスコールのことを「ラグナ!ラグナ!」と呼ぶ理由

アルティマニアより、ムンバは血で人を記憶し、受けた恩は一生忘れないとある。
ムンバは対象を血で記憶するため、ラグナの血を引いているスコールのことをラグナと勘違いして「ラグナ!」と呼んだわけである。つまり、このことからラグナとスコールが親子であることが推測できるわけである。少なくとも血縁関係にあるのは間違いない。


物理的なことで言えば、F.H.の釣り爺さんのいる場所への階段の存在、ツクリテの家の入口、G.F.をずっと使っているとSeeDレベルがどんどん下がっていく点など。


アーヴァインの狙撃時やら、シドの意味深なスコールの運命に関するセリフ、ルナベースにいた宇宙服の男がラグナだったり、ムンバがスコールのことをラグナと呼ぶという点などは1回目のプレイ時には何のことだか気が付かずに通り過ぎてしまう点であるが、2回目のプレイでは「ああ、そういうことだったのか」とわかる仕組みになっている。こういったカモフラージュが上手く施されているのはいいんだけど、肝心な「シナリオの魅せ方」がしっかりしていないのが残念なところか。

FF8はハッキリ言って一般的な評価がかなり低い。評価の低い点の一つとして「シナリオ」が持ち出されていることも多々。しかし、シナリオは結構筋が通っているし、矛盾点もほとんど存在しないと言っていいほど巧妙に仕上がっている。ただ、アルティマニアを読まないとシナリオに関する重要な点はわからない部分が多いことと、シナリオの「魅せ方」などに問題がある。一人一人のキャラが今までのFFシリーズの中でも群を抜いて非常に濃いにも関わらず、「魅せ方」が悪いためにゲーム中ではほとんど味を出し切れていないのが残念な点でもある。メインシナリオにほとんど絡んでこないのである。サブシナリオは非常に充実しているが、あくまでそれは強制すべきものではない。にもかかわらず、サブシナリオにはメインシナリオにも大きな影響を及ぼすものが数多く存在する。シナリオ終盤のサイファーの使い方など非常にもったいない使い方をしているという印象しか残らない。

しかし、それがまた良い点でもあるのだが。ほとんどのシナリオにおいて、プレイヤ自身の想像に依存する場面が非常に多くあり、「物語」としてはとても面白い出来になっている。だが、「ゲーム」としての資質を問われると首を傾けざるを得ない。ゲームシステムとしては少し「冒険」しすぎた感が否めないなあ、と。レベル連動制と魔法を「個数」で表すなど前代未聞。G.F.にしてもそうだ。G.F.を連発しているとSeeDレベルが下がっていくなど、一回目のプレイ時に気が付く人などほとんどいないだろうし、ドローやジャンクションも初の試み。従来のFFとは全く別のゲームである。それだけでも自然と賛否両論が起こる。
だが、レベル連動制は個人的には大歓迎だった。従来のRPGのように、レベルを上げるだけで攻略が可能になるボスなど面白くもなんともない。レベル上げはハッキリ言って単なる「作業」だ。これはあくまで個人的な意見ではあるが、「単にレベルを上げれば強くなる」という考え方はRPGで最も嫌な作業であり初期のRPGが作り上げてしまった愚の文化だとも思っている。しかし、RPGにはレベルというものが必要という考えが一般的であることがFF8で証明された。その証拠に、FF8のレベル連動制は多くの批判を受けている。

FFの中でも初だが、ゲームとしても恐らくあの時期ではほとんど初の恋愛中心のストーリ。最近でこそ大して目立たなくはなったが、当時はかなり奇妙なRPGだっただろう。リノアの性格についてもだが、万人に理解が持てるかどうかという点で言えば「非常に厳しい」。しかし、海外ではリノアのようなあれくらいのノリは比較的一般的なため、日本のように「リノアの性格」だけでFF8そのものが否定されるということはまず無いようだ。日本に比べれば海外のほうがFF8の評価も高い。

以上のように、FF8はゲームとして8割以上が「冒険」しているように私には見えた。それだけに、「もしFF10のような恋愛中心ストーリがFF8より先に出ており、恋愛中心ストーリが当時より一般的なものとなっていればFF8はどのような評価を受けていたのか?」とか、このゲームが「ファイナルファンジー」という名前で出ていなければどういう評価を受けていたか?などを考えると少し残念に思える。FF8は初めてのモノばかりであるが、それが多すぎるせいかほとんどが裏目に出たようだ。少なくとも「ファイナルファンタジー」のように既にポジションを確立しているゲームにとってこれらの「冒険」はほとんど受け入れられなかった。

FF8は「実は」面白いゲームなどと言っても、そんなものは「良いゲーム」のうちに入らない。「良いゲーム」というのは一回目のプレイ時から多くのプレイヤを魅了してこそ「良いゲーム」に成り得る。FF8は確かに「良いゲーム」ではあるが、その良さを引き出すという点においては努力不足・考慮不足だったと言える。アルティマニアを読めば面白いゲーム、解説のサイトを読みながらだと面白いゲーム、そんなものははっきりいって評価という意味では全くの対象外。言ってしまえば、「結果が全て」。一般的に悪い評価を受けている以上、少なくとも万人に受け入れられるという点を考慮していないゲームであることは事実である。中身がどれだけ良かろうと、それを上手く魅せることができなければ総合的に見た評価は悪いままである。プレイヤに対して「不親切」という言葉に言いかえてもいいだろう。だが冷静に見てみてもFF8の出来は素晴らしい。それだけに、これだけ一般的に悪い評価を受ける結果となった「ゲームとしての魅せ方」が非常に残念だ。



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