1. リノアにジャンクション時にリノアの過去の記憶を漁って読み取った。
2. ジャンクション時とは違い、素のアルティミシアならば心を読める。
3. 単にゲームの都合上、アルティミシアがスコールの最も強いと思っているグリーヴァを召喚したほうが、ラストバトルのネタとしては盛り上がるから。
1の可能性は極めて低い。何故ならこれこそ、この際に読み取ったという描写が全く無いし、あくまで推測である。仮に、1のような設定とした場合、何故このようなわかりにくい状況でアルティミシアがリノアから読み取ったという設定にする必要があったのか?ということ。普通に考えてみて欲しいが、「魔女は心を読めない」のである。
その魔女がスコールの最も強いと思っているグリーヴァを読み取ったのが、リノアにジャンクション時という設定にする必要性が全く無い。単に魔女が心を読めるという設定にしたほうがわかりやすいはずなのだ。仮に1という設定だとしたら、かなり遠まわしな不自然な設定である。それに、リノアにジャンクション時に読み取ったというのであれば、アルティミシアに乗っ取られてからあの指輪のイベントがあったらいいんじゃないか?ということ。これならわからなくもない。「ああ、あの時見られてたんだなあ」、で終わる。だが、実際にはあの時点ではリノアはアルティミシアに乗っ取られてなどいないし、そもそもリノアはこの時点では魔女ですら無い。
2も同様の理由で可能性は低い。だが、可能性は存在する。何故なら、イデアにジャンクション時よりは明らかに素のアルティミシアのほうが強い。ジャンクションでは能力が制限されていたと考えれば少しは可能性があるが、元々の魔女の設定としては心を読めない。素のアルティミシアが心を読めたというならば、その能力は一体何の能力だ?時間圧縮によって手に入れた新たな力?何でもアリのキャラにしたかっただけなのか?
まあ、1と同様の理由でこの可能性はやはり低い。このような遠まわしのわかりにくい設定にする必要がほとんど無い。それなら最初から拷問イベントなど無くして、魔女が心を読めるとしたらいいだけの話だ。もし2の設定だとした場合、何故こんなに遠まわしの設定にする必要があるのか?
3は理屈では無いが、この3つの可能性の中では最も高い。単にラストバトルの一ネタとして、グリーヴァを用意しただけなのかもしれない。よくあるパターンのゲームの演出の都合上である。
だが、3の設定の場合に残る疑問だが、何故ラストバトルに出てくる「グリーヴァ」の名前をプレイヤに自由に変えさせる必要性があったのか?単に「グリーヴァ」、または「ライオン」を召喚すればよかったんじゃないか?そのほうが盛り上がるだろう。例えばだが、極端なことを言ってしまえば、あそこで変な名前を付けていた場合、盛り上がりに欠けるのだ。かなりマヌケな戦闘シーンになってしまう。ラストバトルにおいて、そのリスクを犯してまでプレイヤに名前を変更可能にさせた理由は何だ?
アルティミシアがグリーヴァの名前を知っているのはリネームカードで変更したシヴァやディアボロスの名前をイフリートやウルフラマイターが口にしている点からどうでもいい。残る疑問は、何故製作者がこんな設定にしたんだ?ということ。
時期も時期だ。リノアがアルティミシアに乗っ取られる直前に位置している。つまり、アルティミシアがリノアにジャンクション中に行われたイベントでは無いのだ。ジャンクション中に行われた場合は、既に述べたように、「ああ、あのとき見られてたんだなあ」でスッキリ終わる。だが、あくまで、このイベントはリノアがアルティミシアに乗っ取られる前に位置しているイベントである。なおかつ、リノアとスコールしか知りえないという状況。さらに、ガーデン交戦中という不自然な状況。ライオンという名前が先に出ているのに、リノアがスコールの「ライオン」に対する愛称を聞くという不自然な設定。
これら全ての不自然さは偶然発生したものなのか?一つか二つならいい、単なる深読みで終わる。だが、不自然なほど不自然な点が多いのだ。別にシナリオの出来が悪いと言ってる訳じゃない。妙な遠まわしが多い。どうも「狙ってやっている」感が否めない。どうもこのDisc2の指輪のイベントは「誤解されたがっているように見える」。
指輪を作ってもらったら、「私も頑張ってライオンみたいになる」と言うリノア。グリーヴァにジャンクションし、ライオン化したアルティミシア。
まあ、実際にはリノアが所持することになった指輪はスコールの指輪そのものだったわけだが。
「ふぅ〜ん。そういう名前なの」
「あのね、ゼルがこれを見ながら同じの作ってくれるんだよ」
「そしたら、わたしもがんばってみる。ライオンみたいになれるように」
「でもさあ、同じ指輪してたらみんなに誤解されちゃうねえ」
(そんな、うれしそうに言うなよ)
(みんなで俺たちをくっつけようとしてるぞ)
(それくらいのことは俺にもわかるんだ)
「誤解されたがってるようにみえるな、あんた」
リノア=アルティミシアで無いとした場合、残る疑問は、
・リノアにとっての「はじまりの部屋」が時間圧縮世界に存在する理由。
・「私も頑張ってライオンみたいになる」と言うリノア。グリーヴァにジャンクションし、ライオン化したアルティミシア。
・アルティミシア城がイデアの家に繋がれている点。
・ラグナロクでのリノアの会話の内容と最後のアルティミシアのセリフの意味合いが似ている点。
「子供の頃の感触」、「大人になっていくにつれ失うものがある」、「時間は待ってはくれない」ということを持ち出したアルティミシア。
「子供の頃の感触」、「失うのが怖いから最初からいらない」、「未来なんか欲しくない」、「今がずっと続いて欲しい」という話を持ち出したリノア。
「……可哀想な少年」
「かわいそうなサイファー……」
「恐れられる前に、嫌われる前に、いなくなりたいの……」
「恐怖をもたらす魔女として、未来永劫舞い続けよう」
「悪いことは言葉にすると本当になる」
「わたしがアルティミシアに操られて暴れたら……。
SeeDは、わたしを倒しに来るでしょ?」
「SeeDのリーダーはスコール……。そして……。
そしてスコールの剣がわたしの胸を……」
「でも、スコールならいいかな。スコール以外ならやだな」
「ね、スコール。もし、そうなった時は……」
うーん、書きながら気が付いたけどやっぱりリノア=アルティミシアの可能性が濃厚な気もするなあ。
SeeDのリーダーであるスコールがアルティミシアに操られているリノアを倒しに来るという会話のときにも「そして……」って会話が。
実際にSeeDのリーダーであるスコールがアルティミシアを倒しにいったときの最後のセリフは皆さん知っての通り、「そして……」。
もうここまでセリフが被ってたら個人的にはこれが「偶然」なんてことは絶対に有り得ない。やっぱり狙ってるなあ、と。
このセリフから言えば、トドメさされるのがスコール以外だったら嫌だから、アルティミシアはEDでスコールを追ってきたのかな?
もろにセリフをかぶせているわけでは無いけど、内容は完全に同じなんだよね。リノアとアルティミシアって。
勿論、解釈は他にもある。魔女になったリノアとアルティミシアの同じ絶望に対する対比描写とかね。単に、魔女になった者は皆同じ絶望を感じるとか。だが、リノア=アルティミシアとしたほうが、やはりスッキリする点が多く存在する。私にとっては。
リノアにとってのスコールとの「はじまりの部屋」しかり、アルティミシア城の位置。「ライオンみたいになる」と言ったリノアと、グリーヴァにジャンクションしライオン化したアルティミシア。約束の地における「スコールに倒して欲しい」という前フリ。
リノア=アルティミシアで無いならこんなセリフやら描写はいらないと思うんだよね、個人的には。
指輪関連の話は特に臭い。これは単なる「魔女」としての対比描写じゃ説明できないし、「ライオンみたいになる」と言ったリノアとライオン化したアルティミシアなんて完全に狙ってるとしか思えない。あまりにモロにリノアとアルティミシアが重なってて逆に信じたくなくなる程。
「偶然」ページの追記で書いた指輪イベントとEDのアルティミシアのセリフの共通点しかり。アレも前フリがあるから個人的には可能性が高いと思っている。
うーん、とりあえず今日はここまでということで。何か思いついたら追加します。
まあもうどのページにも書いてる内容が被ってきてるのは明らかなので、リノア=アルティミシア説に対する考察は事実上終了かな。何か新しいことでも思いつかない限り、リノア=アルティミシアに関してはわざわざ加えないかもしれません。
……というより、私にとっては仮に、リノア=アルティミシアが意図されたモノで無かったとしても、これらの「偶然」の数々が奇跡的に生まれている時点で私の中ではリノア=アルティミシア説はもはや揺るがない事実になりつつあるので、これ以上この説を考察する資格が無い。どうやってもリノア=アルティミシアに偏った考察になっていることが否めないので。まあワザとそう書いてる部分も多いんだけど。
これからは他の点の考察でもするかな。しばらくはネタ探しっと。