女性専用車両の問題点
女性専用車両は反対意見を押し切り洗脳により賛成させ、中央線、埼京線、JR東日本などで痴漢対策を名目に導入された。新聞記事も偏りが多い。
背景を暴露しながら問題を検討する。
女性専用車両の目的と成果
鉄道会社の嘘
目的に対する疑問
上がっていない成果
誘導尋問的アンケート調査
趣旨の違う使われ方
女性専用車両という名の女性優先車両
女性専用車両の問題点
差別性
混雑の増加
一律の導入
痴漢対策は必要か
女性専用車両推進派の詭弁
嫌なら乗るな
代替案を出せ
鉄道営業法第34条
必要だから必要だ(後日追加予定)
姑息なフェミニスト(後日追加予定)
痴漢対策
コストと成果
高コストな方法
混雑の緩和
監視カメラの設置
捜査官・係員による巡回
車両の性能アップ
低コストな方法
女性の訴えを一方的に聞く
女性専用車両の設置
専用空間の適正な配分
男性専用車両
女性専用車両の目的と成果
鉄道会社の嘘
目的に対する疑問
女性専用車両は埼京線、中央線、JR東日本などで採用され、日本中にどんどん拡がっている。
満員電車における痴漢対策としてかつて主流だった方法は被害を訴えた男性を一方的に加害者と決め付けてしまうというものだった。その結果、痴漢冤罪男性が続出し極めて評判の悪い方法だった。代わって鉄道会社が積極的に導入し始めたのが、女性専用車両だ。
女性専用車両推進派の意見に「女性専用車両は痴漢対策として導入されたものである。これに反対する者は性差別主義者だ」という意見があるが、疑問がある。
まず目的が本当に痴漢対策なのかという点だ。「痴漢被害を無くする事より痴漢をなくす努力をしているように見せかける事が目的だろう」という指摘があり、あながち穿った見方とも言えない。そもそも、痴漢対策と言っても混雑の解消、捜査員の導入、監視カメラの設置など多くの方法が考えられる。特に混雑解消は女性専用車両より遥かに効果が大きいが、これらの方法はいずれも金と労力がかかる。コストの問題に関しては後で詳しく検証するが、電鉄会社にとってあまり金をかけずに最も手軽に出来る方法が女性専用車両導入だ。
こうした素朴な疑問を解明するために一つ一つ具体的に検証を進める。
上がっていない成果
女性専用車両の成果については全く確認できていない。痴漢が増えた路線もあれば減った路線もあるが、因果関係を明白に証明できるほど明らかに痴漢が減少した路線は一つも無い。女性専用車両はその車両を利用する女性にしか効果がなく一般車両に乗る女性についてはむしろ更に痴漢被害にあう確率が高くなる。現状では女性客のせいぜい1〜2割程度しか利用していないようだから、最大限効果があったとしても痴漢を2割程度減少させる効果しかない事になる。「やらないよりはやった方がましだ」という程度に過ぎず、これで痴漢対策をしたと言えるのかどうか疑問だ。もしかすると「やるよりやらない方がまし」である可能性すらある。
この手の運動にありがちだが、それ自体が目的化している観がある。男女混合名簿、女性専用車両、DVシェルターなどの方法について共通して言えるのは問題提起としてそういう方法を提案するのは構わないのだが、「これしかない。これが唯一の方法で最善策であり反対する者は保守派の差別主義者だ」という決め付けだ。本当は他に幾らでも方法があるし、女性専用車両はむしろ下手な方法なのだが、視野が狭いために社会全体を見通せなくなっている。
本来弱者のための運動の筈が、言い出した学者などの面子を守るための運動に成り下がっている。繰り返しになるが女性専用車両のみが痴漢冤罪対策として採用されているのは安上がりであるのが理由だ。「大して効果が無くてもやっているふりさえすればよい」と単に電鉄会社の都合に利用されるだけの運動では本末転倒だ。
誘導尋問的アンケート調査
鉄道会社の調査によると過半数の人が女性専用車両の高価と必要性を認めているという事になっている。
ここで問題なのは鉄道会社によるアンケート調査が果たして中立と言えるかどうかだ。アンケート調査は不正が全くない場合ですら調査者の意見に近い方向に結果が向かいがちだ。例えば保守的な産経新聞と左寄りの赤旗では読者層が違うのでアンケート結果も大きく違ってくる。
まして誘導尋問的手法を使った場合には結果が更に著しく偏る可能性がある。
「女性専用車両は役に立っている。必要だ」と答えた人は鉄道会社が女性専用車両の有用性を強調した事と「みんなそう思っているよ」という事を強調したために回答者の意識に影響を与えた可能性はないのだろうか。
人間の意識は脆いもので「皆そう思っている」と言われると「ああそうなのか」と思い込んでしまうものだ。
最初に結果ありきの調査手法には大きな問題がある。
趣旨の違う使われ方
「女性専用車に好んで乗っているのはブス・デブ・ババアばかりだ」という噂がまことしやかにインターネット上で語られている。「単なる男のやっかみで、まともに取り合うべきではない」という見方も出来るが一応客観的に検証してみよう。
そういう意見が出てきたのは一応それなりの理由はあるようだ。女性専用車両に関するインタビューに対して歓迎の姿勢を表明する女性の写真がインターネット上で公開されているのを見ると確かに容姿、体型、年齢などに偏りが見られる。
年配の女性が多くなる傾向は確かにあると思う。なぜガラガラの女性専用車両があるのに乗らない女性がいるのかというと,
仕事があり急いでいる場合が多いからだろう。このように比較的時間に余裕のある年配の女性の方が女性専用車両に当然乗り易い。
かなり太った女性が女性専用車両を好んで利用する傾向もありそうな気がする。一般車両の乗客からすれば「ガラ空きの女性専用車両があるのに何でぎゅうぎゅう詰めの一般車両に無理して乗り込んでくるんだ」という不満が出やすいだろうし、太った女性が女性専用車両に乗るのは本人にとっても一般車両の乗客にとってもメリットが大きい。
容姿については分からない。あまり関係ないような気もする。恐らく前述のように女性専用車両に対するインタビューに対して歓迎の意見を述べた女性の容姿が劣っている事を根拠としているのだろうが、何者かによって意図的に選別された可能性もある。そもそも容姿は主観だ。
いずれにせよ、比較的男性から狙われにくいタイプの女性が女性専用車両を好む傾向はありそうだ。
インタビューに対する女性の答えも「男の臭いが嫌だ」というような本来の痴漢対策とは別の点で評価されている場合が少なくない。
痴漢対策を名目としている以上それ以外の目的で使われるのは間違っている。
女性専用車両という名の女性優先車両
実は真の意味での女性専用車両は存在しない。だから、鉄道会社が女性専用車両と称している車両に男性が乗車する事は任意であり、乗ってはいけないという規定はない。
憲法で男女平等が定められているので法律的にはどちらか一方の性だけを排除するのは不可能だ。だから実際には女性優先車両と呼ぶべき存在なのだ。
このように男女双方が利用できるにも拘らず運動を進める主体が意図的に誤解を生じさせるような手段を用いて男性を利用させないようにしむける姑息な手法はDV法の運用においても見られた。
よくインターネットで「女性専用車両に入り込んでくる男性がいてけしからん」と怒っている女性の投稿が見受けられるが、男性は違反しているのではなく知らない女性の方が間違っている事になる。ガラガラの女性専用車両に入り込んできた男性が痴漢目的でない事はほぼ明確なので、そう言う女性は非常に心が狭いとは思うが一番悪いのは紛らわしい名称をつけている(それも意図的に)鉄道会社だ。
法律的にもそうだが、モラルという点でも男性が女性専用車両(実態は女性優先車両)に乗車する事は必ずしも反社会的行為ではない。車内がガラガラであれば痴漢目的でない事はほぼ明確だし目立つ存在だから痴漢行為をすればたちまち突き出されるだろう。女性専用車両がぎゅうぎゅう詰めで一般車両より混んでいるような状況で男性が無理矢理乗り込むのであれば問題はあるかもしれないが、ガラガラに空いているのであればむしろ男性が乗り込むのは他の車両の混雑を緩和する事になる。それにより乗客の苦痛を和らげ一般車両に乗る女性の痴漢被害にあう確率も低下するという点でむしろ好ましい行為と言う事もできる。
女性専用車両の問題点
差別性
女性専用車両の導入でよく話題になるのが、性差別かどうかという点である。私は女性専用車両は必要ないし導入は好ましくないと思うが、かと言って女性専用車両の導入に対して教条主義的に絶対反対でもない。一定の条件を満たしていれば認めても構わないと思う。
女性専用車両だけがあったとしても男女の利便性が著しく偏っていない限りは問題は無い。ただ、女性専用車両を導入した時点でどうしても利便性で女性が有利になってしまう。そこが他の車両より混雑がひどかったとしても女性客にはその車両に乗らないという選択肢もあるし出口や階段などに近い場合は女性がかなり有利になる可能性もある。現実問題としては女性専用車両の導入による男女の利便性に差をつけないようにするというのは不可能であり、どこまで男女の利便性の格差を認めるかという事になるだろう。
混雑の増加
現状の女性専用空間の設定には疑問がある。全てがそうなのかどうか分からないが写真を見たり話を聞いたところでは、女性専用車両はガラ空きであるという印象を受ける。私は女性優遇車両になってしまうのではないかと危惧していたが案の定そうなってしまった。
結局、一般車両の更なる混雑を招いただけではないのか。
まず男女間の不公平が問題だ。弱者は女性だけでないし、あくまで趣旨は痴漢対策だけに限るべきだ。また、全ての女性が女性専用車両に乗り込む訳ではないので、一般車両に乗る女性も被害者である。
逆に一般車両で女性が痴漢の被害にあう確率が高くなるであろうし、女性が痴漢にあった場合に「女性専用車両があるのに一般車両に乗る方が悪い」という事になりかねない。
全体として見ると乗客の苦痛が増す事になっている。ある弱者を救うために他の弱者を犠牲にするのでは意味が無い。
一律の導入
埼京線、中央線、JR東日本をはじめとして次々と女性専用車両導入路線が増えているが、
「導入しなければならない」という単なるブームになっている感がある。既に述べた様に女性専用車両の効果はどの路線でも全般的に低い。その中でも例えば山手線のように一区間の短い路線であれば尚更必要性が低い。あまり長く乗らないのだから、そのためにいちいち女性専用車両に駆け込む女性が少なくなるのは当然だ。
しかし、鉄道会社の中には固有の事情を鑑みずに他者がやっているから自社でも女性専用車両を導入するという主体性の無い会社も少なくない。
北海道新聞2009年7月11日の27面に慶応大学総合政策学科の阿川尚之教授による下記のような指摘がある。
ある社会政策を実行に移す時は、よく考える必要がある。しかし、日本はどこかがやるとムードで横並びが始まる。当然のように女性車両が導入され、男性禁制になる。それには違和感がある。
その路線にとってどの方法が一番合理的かを判断して痴漢対策を立てるべきだ。
痴漢対策は必要か
女性専用車両の効果が殆ど上がっていない点を指摘したが、鉄道会社やフェミニストは本当に痴漢を無くす気があるのだろうか。路線によってはほんの数%程度減った程度でよしとしてしまってよいのか。
大部分の女性に対して我慢しろというのであれば、いっその事、痴漢を放っておいたたらどうなのか。「とんでもない奴だ」と言われるかもしれないが、現状では放置しているのと実質的に同じである。
鉄道会社や導入に尽力したフェミニストの学者や政党などの面子が重視され女性専用車両の導入自体が目的化している感がある。
混雑緩和など明らかに大きな効果のある方法をとろうとしないで殆ど効果の無い方法だけを採用するの十分だというのであればいっその事痴漢対策などやめてしまってはどうだろうか。その分で余計なコストを料金に還元した方が女性にとってもありがたいのではないだろうか。
女性専用車両推進派の詭弁
嫌なら乗るな
女性専用車肯定派のよく使う詭弁として「女性専用車両はレディースデイの様な言わば企業戦略なのだから嫌な奴は使わなければいい」というような意見がある。これは全く筋が通らない。
レディース・デイ自体にも差別性が全く無いとも言えず必ずしも肯定できないが、ここではその事はおいておく。ハンバーガー屋での女性用サービスと公共交通機関における女性優遇では全く話が違ってくる。
鉄道はたとえ私鉄であろうと公共性が高いサービス機関だ。公的な補助も多分に受けている。「嫌なら乗るな」という態度はあまりにも傲慢で企業の手先と言われても文句は言えない。多くの人は遊びに行くために通勤電車に乗っているのではなく仕事に行くために仕方なく使っているのだから。環境対策などの面で出来るだけ通勤には自家用車ではなく公共機関を使ってもらうべきであり、嫌なら乗るなとなると自動車通勤が増えて更に環境悪化につながってしまう。また、何十キロ或いは何百キロという距離を自転車や徒歩で通えというのも無理がある。
弱者を守るという大義名分の下、平気で弱い者虐めをする。それが似非フェミニストの本質なのだ。
代替案を出せ
女性専用車両のあり方に異議を唱える人に対して女性専用車両推進派がいちゃもんをつける際に「それなら代替案を出せ」と迫る事が少なくない。
代替案は幾らでもあるし、単に反対しているだけでなく適切な代替案を明確に示している人は少なくないが、完全に無視される場合が少なくない。本ページの痴漢対策にも書いた通り混雑の緩和、監視カメラの設置、捜査官・係員による巡回、車両の性能アップなどが考えられるし、これ以外にも有効な方法を提示している人は少なくない。しかし、推進派はそれらを愚にもつかない対案として一笑に付す事が多い。
そもそも推進派の中には「女性専用車両は次善の策ではあるが・・・」と最善の策ではない事をほのめかしている人も少なくない。それならなぜ最善の策を使わないのだろうか。その最善の策なるものが例えば「痴漢をしないように男性に対して啓蒙活動を行うべきだ」というようなそれこそ愚にも付かない様な対案である。仮にそれが本当に絶大な効果があるのなら直ぐに実施すればよいではないか。
特に「混雑の緩和」案に対しては「そんな事現実的ではない。何が何でもできない。出来ないったらできない。お前は馬鹿か」というような論理性に欠ける感情論で押しまくる推進派が少なくない。しまいには差別主義者とまで呼ばれてしまう。愚にも付かない案しか思いつかなかった自分自身の面子を守るために弱者保護を大儀名分とし有効な代替案を出した人を差別主義者として罵倒するのは本末転倒だ。
鉄道営業法第34条
2chなどの掲示板で鉄道営業法34条を根拠に「女性専用車両に男性が乗車する事は違法だ」という主張が盛んにみられる。
鉄道営業法34条の条文は下記の通りである。
第三十四条 制止ヲ肯セスシテ左ノ所為ヲ為シタル者ハ十円以下ノ科料ニ処ス
二 婦人ノ為ニ設ケタル待合室及車室等ニ男子妄ニ立入リタルトキ
文章を見て分かる通り古い法律で、恐らく当時は女性専用車両を意識していないので解釈は微妙だ。
まず「婦人のために設けた待合室及車室」という定義が女性専用車両なる物の実態と比べると必ずしも明確ではない(もともと女子トイレや女湯や女子更衣室や女性用寝台車などを意識したのではないか)。
札幌市などのように「女性と子供の安心車両」の様に「主に女性」という所もある。
従って裁判になった場合でも、どの路線でどの裁判官が判断したかなどによって微妙に判決が違ってくる可能性がある。
鉄道法を根拠に女性専用車両へ男性が乗るのが違反であるとする人は「女性専用車両は鉄道営業法34条2号の適用を受けると裁判所では判断した」という事を根拠に挙げている人が多い。
ただ、私が読んだ限りでは意図的かどうか分からないが、原告が誰で、どの路線についてどの裁判所がどの様な判決を下したのか、など具体的内容が書かれていないものばかりだった。
例えば、女性専用車両が他の車両より乗車率が高く若い女性で超満員の状態で無理やり男性が乗り込む場合と、女性専用車両がガラガラで主に老齢の女性が殆どである場合、とでは意味合いが全く異なる。
鉄道営業法34条2号の適用を受けると判断した裁判所がどこなのか明確でない投稿が多かったが、どうやら大阪地裁らしい。路線についても明確にされた投稿を見た事はない。また判例について具体的な記述が書かれた投稿を見た事がない。
そんな状況で全ての女性専用車両が鉄道営業法34条の適用を受けると言い切れるのかどうか怪しい。
ちなみにwikipediaには下記の記述がある。
国交省の見解に沿えば、この法律は現行の女性専用車両制度には適用されないこととなる。
また、名古屋市では「名古屋市交通局は鉄道営業法34条2号の適用を考えていない」と報告書の中で述べている。
大阪地裁の判決なるものを見ていないので(書いてくれれば言いのにねぇ・・・)女性専用車両推進派の主張が間違いかどうかは分からないが、現時点では素人が勝手に都合よく解釈したと考えて良いのではないだろうか。
また、警察や鉄道会社も女性専用車両に乗り込む男性を逮捕や排除しない所を見ると必ずしも違法と考えていないのではないだろうか。
必要だから必要だ
姑息なフェミニスト
痴漢対策
コストと成果
対策を考える際に肝心なのはコストと成果の関係だ。当然ながら一般的にはコストが低いほど成果も低くコストが高いほど成果も高くなる。
成果という面では高コスト方式が望ましいが、利用者に跳ね返ってくるため費用対効果を考えた上で導入が決められる事になる。
高コストな方法
この問題を解決するための主な対策として、(1)ラッシュ時における混雑の緩和、(2)車両の性能アップ、(3)利用者数に見合った女性専用空間の適正な配分、などがあげられる。
混雑の緩和
日本の公共交通機関で痴漢の多い最大の要因として混雑が酷いという事がある。乗車率三百%にすらなる首都圏の電車のラッシュ時には、痴漢の被害にあっても誰が痴漢をしているのか分かりづらい。そもそも体が偶然密着する事もあるので、痴漢の被害にあっているのかどうかすら分からない場合もある。痴漢行為が容易な状況になっている。
混雑を緩和するという事が痴漢対策として極めて有効である。その具体的な手法としては、官公庁や企業などによる時差出勤の導入、ラッシュ時に増便する、路線の複々線化や二階建て車両の導入などがあげられる。
もし、鉄道施設の大幅な増強コストを電鉄会社が負担しきれないのであれば公的な援助についても検討してみるべきだ。日本の鉄道会社は私企業であるが、鉄道施設は公共財でもある。増え続ける自動車による騒音、振動、排気ガス、地球温暖化、交通渋滞などは深刻な社会問題である。鉄道のさらなる充実により環境保全や雇用対策など、補助金をつぎ込んだとしてもそれを上回る社会的な効果が期待できるとすれば、費用対効果をよく検討した上で補助金の額を増やしても良いと思う。
監視カメラの設置
監視カメラを設置すれば痴漢行為の有無を確認する上でかなり効果はあるだろう。但し、これは混雑を解消するなどの条件が前提になる可能性はあるが。
裁判のための客観的な証拠を提供するために極めて有効な監視カメラ設備が積極的に導入されないのは最大の理由としてはこれもやはり金がかかるからだろう。
混雑を緩和した上で監視カメラを多数設置する事は痴漢対策として効果を発揮する事は間違いない。
捜査官・係員による巡回
警察官や駅員を私服で乗車させ犯行現場を確認させる事で痴漢の検挙に繋がった例はある。この方法でも一定の効果は期待できる。
但し、欠点としては人件費と手間がかかる事が挙げられる。また、混雑した車両に監視員が乗り込む事は更に混雑に拍車をかける事になる。前出の痴漢検挙例については、ある女性が特定の男から常習的に痴漢被害を受けてきたという訴えがあったためにあらかじめ捜査員2名が乗車する車両を特定した上で逮捕に成功している。混雑した車内で不特定の痴漢を発見する事は難しい。
この方法も混雑を解消する事が基本になる。その上で監視員を搭乗させたのであればかなり効果は期待できる。
車両の性能アップ
乗客にとっての快適性や安全性は単に込み具合だけでなく、揺れや加減速の具合によっても大きく違ってくる。殆ど揺れずに加速や減速が滑らかであれば、多少混んでいても耐えられるものだ。
乗っている時間を短くできれば不快感も変わってくる。そのための手段としては加速や速度のアップなどが考えられる。
車両内の空間を出来るだけ広げるという事も考えるべきだ。
低コストな方法
女性の訴えを一方的に聞く
電車での痴漢被害に対して初期の頃にとられた対策はこれだ。「女性が恥を忍んで訴えているのだから真実に違いない」というわけの分からない強引な理屈で押し通された。その結果は悲惨なものだった。当然の帰結として痴漢冤罪が頻発した。
満員電車における痴漢行為の問題点が何も分かっていない先生たちが机上で考え出したから、ろくでもない結果に結びついてしまったのだ。濃いではないかもしれないが、そもそも超満員電車で誰が痴漢をしているか特定するのは極めて難しい。密着している男性がいたとしても故意で無い可能性もあるし、明らかに痴漢と思われる不自然な触り方をする男がいたとしても誰が犯人か確認するのは難しい。
この方式のメリットは鉄道会社にとって単に低コストであるというだけの話で痴漢裁判の原告と被告が費やすコストについて考えると社会全体としては決して低コストではない。
女性専用車両の設置
「女性の訴えを一方的に聞く」という方法はさすがに評判が悪過ぎた。いかに女性が強くなった社会とはいえ男性からの反論は無視できないものがあった。次にフェミニストが強力に推し進めた方策が女性専用車両であった。これは公明党が票獲得のために始めた事だという話はよく聞くが事実関係についてはよく分からない。
この方法のメリットもまた鉄道会社にとって低コストであるという事だ。低コストだから必ずしも効果が低いとは言えないが、一般的には低コストな手法は当然効果は低く、この方法もやはり効果は極めて低い。
目的と成果>鉄道会社の嘘>上がっていない成果で女性専用車両の成果について詳しく述べたのでここでは詳しい解説は省くが、その車両でしか痴漢防止効果は無いのだから当然の事ながら成果は殆ど上がっていない。
専用空間の適正な配分
これは女性専用車両あるいは男性専用車両などの専用車両の導入を前提とした場合についての付帯的な対策である。
女性専用車両の導入で一番問題なのは女性専用車両が必ずしも有効に使われていない事だ。一般車両がぎゅうぎゅう詰めで女性専用車両がガラ空きでは一般車両の乗客から不平が出るのは当然だ。女性だけに専用車両が与えられたとしても、そこが一般車両より混んでいるくらいであればあまり不満は出ないと思う。そこで空いている女性専用車両については椅子を撤去して間仕切りを作り、利用する女性の数にあった空間を配分するとよい。曜日や時間帯など恐らくによって違ってくるかもしれないので可動間仕切りであればなお効果的であろう。
男性専用車両導入
これもまた女性専用車両の導入を前提とした場合についての付帯的な対策である。
男性専用車両に対しては、私はあまり必要性を感じない。そういうものを導入すると話がややこしくなるだけだ。
乗客の男女比は必ずしも1対1ではないので、男性専用車両と女性専用車両の比率が1対1ならラッシュ時に数の多い男性乗客にとって不公平という事になる。
仮にラッシュ時の乗客の男女比が7対1だと仮定する。男性専用車両7両でと女性専用車両1両にすれば、男性が乗れない車両が1両で女性が乗れない車両が7両という事になり、今度は女性にとって不利になる。
男女間の不公平の無い車両配分というのは難しい。仮に専用車両が女性専用車両だけだったとしても混んでいるくらいであれば、特に不満は起きないと思う。