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私が16歳のときに、中学の同級生の梅田君と自動2輪の免許を取りに行きました。
実家は東京都中野区にあるのですが、
なぜが練馬区にある北豊島園自動車学校に梅田君と一緒に行きました。
移動手段はもちろん自転車です。家からは30〜40分程度かかったと思います。
当時の私は異様に自転車の技術に自信がありました。
自転車でドリフトをしたり、両手離し走行でどこまでいけるかなどをやっていました。
その感覚で自動2輪の免許を取りに行きました。はっきり言って楽勝だと思っていました。
北豊島園自動車学校は、失礼ですがあまりキレイな教習所とは言えません。
でも都で何かがTOP3に入る実績があると書いてありました。良い教習所に違いありません。
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突然ですが、みなさんはVIPカードというものをご存知ですか?
教習所での待遇がVIPになる夢のようなカードです。
私は一度だけ使用したことがあります。
普通免許を取得したときだったと思います。教習所の所長さんと友達のオヤジさんが知り合いだったらしくVIP待遇のカードを貰いました。
そのカードを持って教習所へ行くと、所長さんの部屋に呼ばれ「空いてる日を教えてくれ」と尋ねられました。
春休みだったので「毎日暇です」と答えると全ての技能の予約を取ってくれました。
3月という一番混む時期に2段階まで全てです。仮免などの試験日もその日に全て決まりました。
通常は古いパソコンのような機械で毎回予約を取るというのが一般的なので、VIPの待遇はホントに驚きでした。
おかげで2週間程度で普通免許を取得できました。
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さて自動2輪の技能初日。
センタースタンドを立てた状態で乗車姿勢を学んだと思います。
そのあと8の字に取り回しを行ない引き起こしをしました。
このとき初日の教習生が数名いましたが、
その中から教官は一番体格がふにゃく身長も小さい私を指名してきました。
そして気合で引き起こしを終えると教官は、
「彼が出来るから他の人は大丈夫だね」と言って他の人はやりませんでした。
思えばこれがふにゃふにゃライダーの第一歩だったのです。
当時、身長は155cmくらいしかなく学校での背の順?でも常に前の方でしたので仕方ありません。
この頃の2輪教習生の数はかなり多かった気がします。
一人の教官に5人程度の教習生が連なっていました。当然、車間距離は無いので油断はできません。前の教習生がこけると連鎖して後ろの教習生もこけたりします。
教官は列の先頭でメガホンを片手に持ちバイクを操りながら「ワーワー」言ってます。後ろだとよく聞き取れません。
技能教習何日目かは忘れましたが、私に対して教官が何かを注意しているようでした。
近づいて聞いてみると「近づくな」と言われました。
その矛盾にパニックになり戻ろうとしたところタイヤがへんな溝?にはまり左側に転倒しました。
教習所特有のエンジンガードに足がはさまり重症を負いました。
そのあとも教習を続けましたがチェンジレバーを蹴り上げる(ギアチェンジ)ときに激痛が走ります。
足が折れたと思いました。ただの打撲でした。
自転車みたいに軽々乗りこなせると思っていた私は、自動2輪の難しさに軽く挫折しました。
そんなこんなで教習も進んでいきました。
初めはホントに嫌でしたが乗れるようになってくるにつれてどんどん楽しくなっていきました。
友達の梅田君は、危険回避の教習で教習車を破壊するほど大転倒していました。
教官の揚げた旗の色の方向に曲がるやつで教官のフェイントに思いっきり引っかかったのです。
そんなこんなで教習も全て終わり卒業検定となりました。
正直、検定や試験などは苦手です。
梅田君と一緒の検定日。確か梅田君が先にやったと思います。
そしてとうとう自分の番。かなりの緊張のなかスタート。
一本橋は安全に早めに通りました。スラロームも安全です。
当然クランクも安全運転です。しかしそのクランクでパイロンが倒れました。
やってしまいました。文句なしの不合格です。
不合格と分かりながらも一応完走させてもらいました。
この時以来、クランク苦手というトラウマが発病しました。
梅田君は無事1発で合格でした。
私は後日再試験をしてなんとか合格できました。
-筆記試験編-
教習所も卒業したので今度は筆記の試験です。
これも梅田君と一緒に学校を休んで行きました。
みなさんご存知でしょうが試験場はなぜか平日しか試験をやっていないのです。
学生は休んでいくしかありません。
とりあえず私達は裏校に入学しました。
裏校とは試験場の近くで堂々と営業している試験の答案を教えてくれる場所です。
費用は2500円程度だったと思います。
勉強に自信が無い方、教習所の学科で居眠りしていた方は入学をオススメします。
そして府中の試験場で私達は筆記試験を受けました。
梅田君はものすごい速さで試験を終わらせ、試験を受けた大勢の人の中で一番に席を立ち自信満々に教室を出て行きました。
私はまだ半分も終わっていなかったと思います。
結果を待っている間も梅田君は自信たっぷりで私は不安でいっぱいでした。
結果、彼は不合格で私は合格でした。
免許をもらって梅田君に自慢しながら家路につきました。
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