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あとがきから
1989年、私は札幌中央化石研究会の冨田晃央氏と友人である佐藤亮一氏の協力を仰ぎながら、自分の力不足を承知の上でアンモナイトの本を作ることを決意しました。
翌1990年に本格的な準備段階に入りその後、紆余曲折を経ること10年という歳月を費やしてようやく本書『北海道アンモナイト博物館』
を北海道新聞社から上梓することができました。
アンモナイト展示で有名な三笠市立博物館をはじめ、実に多くの方々のご協力と熱いエールに支えられなければ、
決意も夢に終わっていたかも知れません。出版に際しご協力いただいた多くの皆様に改めて感謝せずにいられません。
すでに本書を手にされた方々には、北海道がアンモナイトの化石産地として世界的にも比類のない地域であり、
地質的にも特異な形状の歴史を持っていることをご理解いただけると同時に、
古代の生物に思いを馳せる豊かな時間を与えてくれるものと確信しております。
本書がより多くの方々にご利用いただき、日本のこれからのアンモナイト研究に少しでもお役立ていただけることを願ってやみません。
また自然科学分野の研究と歴史と、それを未来に繋ぐための研究施設は北海道では、
不十分であり、誰でも気軽に利用できるセンター機能を持った自然科学博物館の設立を心から願っているところです。
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