コミュニティーFMとは、概ね一つの区市町村を単位に地域に密着した情報を提供するために、平成4年1月に制度化された超短波(FM)のラジオ放送です。
地域の特色を生かした番組や地域住民が参加した番組、急を要するきめ細かな情報を提供することにより、地域情報の発信拠点として、豊かで安全な街づくりに貢献できる放送局です。
郵政大臣の免許を受けて開局、運営する民間の放送局であり、空中線電力は、原則として20W以下の必要最小限のものとしています。また、超短波(FM)放送用の周波数帯(76.0MHz〜90.0MHz)の電波を利用するため、カーラジオや市販されているFMラジオ受信機で簡単に聞くことができます。
平成7年1月に発生した阪神・淡路大震災においては、安否情報、被災情報などのきめ細かな防災情報や生活情報を収集・発信する防災メディアとして、その有用性が再確認されました。
さらに、具体的に「阪神・淡路大震災」クラスの地震が発生したらどうでしょう?身内の安否はもちろん、町の状況や自分達の生活情報の収集に賢明になることでしょう。また、普段の生活の中でも「町の身近な情報」「区内の交通情報」等、地域を限定した情報を収集する手段の1つとしてかかす事のできないメディアが必要になってくるでしょう。
そんな時、必要なメディアはなんでしょうか?新聞・テレビ・ラジオ等が考えられますが、新聞はどうでしょう?新聞は新聞社からの記事を印刷して各販売所へ、それから各戸へ配達されます。しかし、阪神・淡路大震災の時は、販売所への配達は交通渋滞のため遅れました。また、被害状況から配達することはできない状態であったと思われます。
テレビはどうでしょう?リアルタイムで配信ができたとしても、停電では画面が見れないだろう。
では、ラジオはどうでしょうか?ラジオを停電でも大丈夫である。電池さえあれば、スピーカーから音を出すことが可能である。そのラジオも東京のキー局は全国配信の放送局であり、ローカルでみても関東一円がエリアである。それでは肝心な地元の地域情報が伝えることはできない。そんな時にコミュニティー放送の有効性が発揮されることになる。