insemination
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▼ 人工授精の方法 ▼ 自分で行う場合 ▼病院で行う場合 ▼体外受精 先ず、 排卵日を正しく予測して精子を注入して下さい。 排卵日の予測には体温や周期などで予測することはできます。 また、排卵を判定するようなものも市販されています。 しかし、最も信頼できるのはやはり病院です。不安のある方は病院での検査が確実です。 排卵期判定器 http://www.rakuten.co.jp/harumi/1124050/1103985/1116639/ ┣自分で行う場合 ●針の付いていない市販の注射器を用いて人工授精をします。その場でお渡し した精子を体温で保存し、3時間以内に注射器で腔内に注入します。この際、雑 菌の混入を防ぐために子宮に直接注入しないようにして下さい。膣は、膣前庭、 膣口から子宮までをつなぐ管状の器官で、成人で長さは8〜10cmほどです。授 精後は30分ほど骨盤を高くして安静にします。 この時に、精子は純水中を泳ぐことはでず、また雑菌繁殖の原因ともなります ので、注射器は直前に洗わないようにして下さい。 予備知識として、男性は勃起すると射精前に「カウパー腺液」と呼ぶ透明の液 体を出します。俗に言う「がまん汁」です。この「カウパー腺液」の効果は次の 2点です。 1.射精を円滑に勢いよく飛ばすため 精液は粘り気があるため尿道に付着しやすいため、適度に滑るようにしてい る。 2.男性の尿道は普段は酸性状態になっていて、精子は酸性にひどく弱いので、 カウパー腺液が尿道をアルカリにしている。 ◆同様に、女性も性的興奮をすると体は精子を迎え入れる準備をします。その ため、授精率を高めるために、精子を注入する前に性的興奮することをお勧め します。 具体的には次のとおりです。 1.性的に興奮をすると、数分で膣内は粘液が分泌されヌルヌルしてきます。 この分泌液により、膣内の酸性度が薄まり、精子が活発に運動できるように なり、受精の可能性も高まります。また、膣口付近からは、乳白色の液体が 分泌されますが、これはバルトリン腺液と呼ばれ、性交時に陰茎(注射器) を膣内にスムーズに挿入できるようにする役割です。 2.性的に興奮した女性の子宮は腹部の方へ持ち上がり、子宮口付近は射精さ れた精液をためるための空洞になったポケット部をつくります。その作用に より射精された精液は、すぐに膣外へ流れ出ることなくポケット部にたまり、 精子が子宮内へ入りやすくなっています。 ┣病院で行う場合 AID:非配偶者間人工授精 [Artificial Insemination by Donor] AIH:配偶者(夫婦)間人工授精 [Artificial Insemination by Husband] との2通りがあります。 ここで行うのは婚姻関係にない関係での提供なので、「AID」となります。し かし、現在日本ではAIDを行う病院は数少ないでが、下記に示すように「AID」 を行っている病院もあります。 ◆著書『つくられる命〜AID・卵子提供・クローン技術』坂井 律子・春日真人 「人工授精(artificial insemination)」は注射器で精液を直接子宮内に送り込 む方法。夫の精子を用いる配偶者間人工授精(AIH)と他人の提供した精子を用 いる非配偶者間人工授精(AID)に分けられる。日本での人工授精への言及、解 説は既に明治二四年から見られ(上野千鶴子[1990b])、一九二〇年代には『主 婦之友』誌上で取り上げられている(成田龍一[1994]、新村拓[1996:214-216] )。日本で最初にAIDが行われたのは一九四九年慶応義塾大学病院(当時を飯塚 理八が毎日新聞社会部医療取材版[1993:73ff]で語っている)。以来四〇年間で 約一万人が生まれたという。AIHはより広範に行われ出生子数は明らかでない。 (この数は『事件・家族』の家永登執筆「人工授精」の項より。)慶応義塾大学病 院では約四〇年の間に約一万人が人工授精で生まれ、このうち約七千人がAIDに よると推測される(家永[1995:423])。」 〜人工授精の方法〜 妊娠する確率は5〜10%程度。精子をおくるときに運動精子だけを集めて濃縮さ せ洗浄するバーコール法が主流です。痛みも少なく費用もあまりかかりません(1万 円前後)が、回数を重ねる度に妊娠の確率は低下するそうです。その為10回以内 を目安に次のステップ(体外授精)を考えた方がよいとされています。 ┣体外受精 IVF:体外受精 [in vitro fertilization] もちろん、病院で行います。 卵子をとりだして受精させ、受精卵を子宮に戻す方法です。 精子およそ10万匹と卵子1個をかけあわせます。顕微受精では、一匹の精子を1 個の卵子につきさして受精させます。妊娠率は平均で25%、医療費は保険がきか ない為20万〜50万程度かかります。注射の種類や回数によって金額は変わって きます。顕微受精の場合は5万程度プラスが一般的です。 〜体外受精の流れ〜 体外授精は自然周期と刺激周期とわかれます。刺激周期の場合は、良質な卵をたく さん作ることから始まります。通常は左右どちらかの卵巣から一個しか排卵しませ ん。そこで排卵誘発剤で直接卵巣を刺激して卵の数を増やします。でもせっかく育 った卵も排卵してしまうと意味ありません。そこで排卵を抑制する薬を同時に使い ます。排卵を誘発する薬(HMG)と抑制する薬(スプレキュアが主流)を同時に 使うということは、体にとても負担がかかります。 *自然周期の場合は卵巣を刺激するHMGは使わないので体は優しい治療です。 次に採卵ですが、注射針を卵巣に刺して卵を採取します。採取できる数は人に よって様々ですが、刺激周期の場合は5〜20個程度とれます。採卵と同時に精子も 準備します。そして、受精卵をつくります。この受精卵の状態によって妊娠率が かわってくると言われています。 受精卵が順調に分割したら再び女性の子宮に戻します。(胚移植)人によっては 黄体ホルモンの補充を施します。その後早ければ2週間ほどで妊娠の有無がわかり ます。 ┣妊娠しない理由 膣内には常在するある種の乳酸悍菌によってつくり出される強酸性(PH5以下) 環境が雑菌の混入や増殖を防御しています。これは精子にとっても膣内の環境は脅 威であり、射精された精子は一刻も早く頚管粘液中に入らなければ死滅してしまい ます。そのため、頚管粘液が少ない、あるいは状態が良くない(頚管粘液分泌不全) と精子が死滅してしまい、妊娠することができないのです。 ┣不妊検査 ●妊娠しない時は病院にて下記のような検査をお勧めします。 1.経膣超音波 今はほとんどの病院で経膣超音波(エコー)を使います。膣の中に超音波断層 装置を入れてお腹の中の状態をモニターに映し出します。これで子宮や卵巣の 大きさや子宮筋腫などの診断ができます。不妊治療中は卵胞の成長具合や子宮 内膜の厚さを見ますので、不妊治療にはかかせない検査です。 2.黄体機能検査 女性のホルモンは2種類あり、一つは排卵前の「卵胞ホルモン」もう一つは排卵 後の「黄体ホルモン」です。黄体ホルモンは高温期の体温を維持する働きがあ り、妊娠するためにとても大事なホルモンです。基礎体温で高温期の体温が低 い、低温が続く場合は黄体ホルモンが不足している可能性があります。 検査は採血で血中の黄体ホルモンの値を調べますが、結果によっては黄体ホル モン補充の治療をしたり、排卵誘発剤を使用することがあります。 3.頸管粘液検査 排卵日近くになると「おりもの」が透明っぽくなり量も増え、指でひっぱると のびるくらいになります。この粘液の状態が悪いと精子の移動性が悪くなり不 妊の原因となります。
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