■ClickOnceアプリの配布

今回は、ClickOnceアプリの配布について、解説したいと思います。ClickOnceアプリを配布する方法は、 大きく分けて「ネットワークからダウンロードしてインストールする」「CDROMからインストールする」「ネットワークからダウンロードし、起動する」の3つがあります。

まず、「ネットワークからダウンロードしてインストールする」方法についてですが、これは、ネットワーク上のコンピュータから httpやftp、またはファイル共有などを使用して、ファイルをダウンロードし、ローカルコンピュータにインストールする方法です。 Webサーバーからインストールした場合、アプリケーションにはデフォルトで「Internet」のアクセス許可セットが与えられます。 また、ファイル共有を使用してインストールした場合は、「Local Intranet」のアクセス許可セットが与えられます。 この方法がClickOnceの最も一般的な配布方法になっていくのではないかと思います。

次に「CDROMからインストールする」についてですが、この方法は対象となるコンピュータがネットワークに接続されていない場合に 使用する事になると思います。ただい、更新の時にはネットワーク接続が必要になります。この方法でインストールすると「Full Trust」のアクセス許可セットが与えられます。

最後に「ネットワークからダウンロードし、起動する」についてですが、これは「ノータッチ・デプロイメント」と同じで、 ローカルコンピュータにインストールを行わずに起動する方法です。この方法の場合、アプリケーションを使用する度に ネットワークからダウンロードする必要が有りますので、使用頻度が高いアプリケーションに適さないと思います。逆に使用頻度が 低く、インストールするまでもないアプリケーションにはこの方法が適しています。この方法でインストールしたアプリケーションには、「Internet」のアクセス許可セットが与えられます。

ClickOnceのアプリケーションインストールにはいくかの制限事項があります。(制限事項と言っても、これが同時にメリットにもなると思いますが。)まず、ClickOnceアプリケーションのインストールはインストールを行ったユーザ環境にのみインストールされます。ClickOnceアプリケーションは各ユーザ毎の「ClickOnce application cache」という場所にインストールされます。 試しに何かClickOnceアプリケーションをインストールしてみると「C:\Documents and Settings\ユーザ\Local Settings\Apps」以下にインストールしたアプリケーションが置かれている事を確認できると思います。

また、レジストリの更新や共有ライブラリのインストール等を行う事はできません。 第一回目のコラム「 ClickOnceって何?」でお話しましたようにClickOnceアプリケーションのインストールが他のアプリケーションやユーザの環境に一切の影響を与えない形で行われるのはこういった制限事項が存在しているからです。

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