ホームへ ライバン・ダム 経過(主に英語) 英字ニュース(マニラタイムズ紙、他。2009年7月) 立ち退き問題一般

ライバン・ダム
200907 update 201003

2009年、ライバン・ダムはサミゲル社との契約で進むかと思われたが、2010年3月、決裂した。(201003)【フィリピン】 首都圏ダム建設、サンミゲルと交渉決裂[公益](2010年03月05日)
カリカサン 4 March 2010
Environmentalists welcome SMC Laiban Dam project cancellation, challenge presidential bets to totally abandon the project
WATER FOR THE PEOPLE NETWORK, 6 March 2010
Laiban Deal Setback Temporary, Group Vows Continued Opposition
関心。JICAのスタディでも明らかなように、大規模な先住民の立ち退き問題が発生するライバン・ダム・プロジェクト。
2009年7月時点で、このプロジェクトを進めるサンミゲルの子会社が、日本企業の協力とJBICからの融資を考えている。
JBICは、環境ガイドラインとの関係から言っても、日系企業が関わったとしても、融資するかは?。
日系企業、現時点では、関わるかどうか不明、こんなプロジェクトに参加するのか? という問題。
目次 1.ニュース(日本語) 2.英語・批判 IBON, PCIJ 政治的殺害 3.ADB 4.JICA(ここから見てもらっても)
5.政府・実施機関 大統領府 MWSS 6.議会 7.MWSSの民営化問題 8.移転世帯数(その次はここ?)
9.再定住地 10.先住民族 11.オリックス、豊田通商、JBIC 12.その他


0.リサール州タナイ町役場には、ライバン・ダム反対の横幕が(2009年9月撮影) 
▲リサール州タナイ町庁舎

▲左の横幕のアップ
ライバン・ダム・プロジェクト反対
タナイ町市長・議会
▲タナイ町のバランガイ・キャップテンらも反対。
庁舎内の扉に貼ってあった。
1.ニュース(日本語)
フィリピン経済金融情報(タイトル版) 日刊アジアのエネルギー最前線 2009年7月14日(ブルームバーグ): NNAニュース まにら新聞 開発援助って何ですか

ジェトロ:
記事サマリー
サンミゲル、ダム建設事業に参入−相次ぐ批判に白紙撤回の可能性も−(フィリピン)
2009年09月18日 マニラ発

 マニラ首都圏水道局(MWSS)は2015年にマニラ首都圏が水不足に陥ると予測している。そのため、MWSSはリサール州タナイに首都圏への水供給や水力発電などのための「ライバン・ダム」建設計画を進めている。総額約480億ペソ(10億ドル)規模といわれるこのプロジェクトには、食品・飲料最大手のサンミゲルが参入の意向を明らかにし、合弁パートナー候補として、日本企業と交渉している。

通商弘報 4ab1c1850dac0

フィリピン経済金融情報(タイトル版):
2009年9月22日
<JBICがダム計画への融資には慎重との報道>
ライバン・ダム計画で住民の移転問題等懸念

JBIC raises ROW concerns on Laiban Dam hydro project


2009年7月28日
<NEDAがライバン・ダム計画阻止の意図ないと強調>

7/24/2009 7:04:15 PM
NEDA not blocking Laiban Dam Project-Recto
▲この前に、
2009年7月27日
続報<ダム合弁事業に日系企業が関心>
豊田通商とオリックス


2009年7月24日
<サンミゲル、オリックスと豊田通商と提携との報道>
リサール州ライバン・ダム計画などで

San Miguel taps partners for Laiban bid
San Miguel ties up with Japan’s Toyota Tsusho, Orix for Laiban
日刊アジアのエネルギー最前線
日刊アジアのエネルギー最前線 090718A
ーフィリッピンのMWSSは10億ドルライバンダムをサンミゲールにー

日刊アジアのエネルギー最前線 090210A
フィリッピン,水道用ライバンダム,サンミゲールが提案

2009年7月14日(ブルームバーグ)
比サンミゲル:日本企業とダム事業参加で交渉−インクワイアラー紙

7月14日(ブルームバーグ):フィリピン・デーリー・インクワイアラー紙(オンライン版)は、同国複合企業のサンミゲルが、日本企業1社にダム事業計画への参加を求める交渉を進めていると報じた。同社のコンサルタントの話として伝えた。

同紙によると、サンミゲルは総工費520億ペソ(約1000億円)のライバン・ダム・プロジェクトの建設資金を賄うため、国際協力銀行(JBIC)からの借り入れ資格を得られるよう日本企業のパートナーを求めているという。

更新日時 : 2009/07/14 10:54 JST
SMC to tap JBIC loan for Laiban dam project
By Amy R. Remo Philippine Daily Inquirer First Posted 23:13:00 07/13/2009

SMC eyes partners for $1-B dam
Firm may invite Japanese to form joint venture

By Doris Dumlao Philippine Daily Inquirer First Posted 22:12:00 07/14/2009

(ア)NNAニュース
【フィリピン】 首都圏ダム建設、サンミゲルと交渉決裂[公益](2010/03/05)
【フィリピン】首都圏水道局の交渉能力、ア開銀が懸念[公益] (2009/08/04)
【フィリピン】サンミゲル、ダム建設で日系との提携強調[公益] (2009/07/27)
【フィリピン】サンミゲル、ダム建設で日系との提携視野[公益] (2009/07/16)
【フィリピン】リサール州ダム建設、水道業者参入で混戦[公益] (2009/04/02)
【フィリピン】サンミゲルがダム建設、新事業参入を加速[食品] (2009/02/11)

【フィリピン】官民提携7事業を計画、総額653億ペソ[経済] (2009/02/06)
【フィリピン】「インフラ整備3000億ペソに」経済開発庁[経済] (2009/01/28)

【フィリピン】星企業と提携へ、MWSSが水供給で[公益] (2008/08/15)
【フィリピン】リサール州のダム建設、米電力が名乗り[公益] (2008/07/02)
【フィリピン】中国がODA積極推進、22億ドルに[経済] (2007/12/04)
【フィリピン】ライバンダム建設、経済開発庁が承認[公益] (2007/04/20)
【フィリピン】首都圏の代替水源開発、6月に入札延期[公益] (2007/03/15)
【フィリピン】ライバン・ダム建設、中国融資に期待[公益] (2006/11/07)
【フィリピン】中国がインフラ融資枠、最大100億ペソ[基盤] (2006/06/23)

【フィリピン】アジア開銀、首都圏の水資源開発に融資[基盤] (2003/10/17)
【フィリピン】新ダム構想、来年にも着工か (2002/06/18)
【フィリピン】幻のライバン・ダム建設、年内にも入札か (2001/05/02)
(イ)まにら新聞
econoTREND [ 170字|2009.8.6 | 経済|econoTREND ]
交渉能力不足と警告
ADB: Govt has no capability to negotiate Laiban Dam terms Monday, August 3, 2009
econoTREND [ 164字|2009.7.20 | 社会|econoTREND ]
ダム水道合弁事業で交渉入りへ
ライバン・ダム [ 608字|2009.7.17 | 社会 ]
首都圏水道局、2015年には水不足が避けられないとして新ダム建設推進求める
econoTREND [ 253字|2009.4.20 | 経済|econoTREND ]
アヤラの水道供給事業認可を更新
econoTREND [ 182字|2009.2.12 | 経済|econoTREND ]
水道事業へ参入
econoTREND [ 154字|2008.5.2 | 経済|econoTREND ]
ダム開発に日系企業など参加へ
econoTREND [ 182字|2007.6.12 | 経済|econoTREND ]
大統領、複合目的ダム計画の再始動を指示
econoTREND [ 195字|2007.4.20 | 社会|econoTREND ]
□NEDAがリサール州ライバン・ダム計画を承認
econoTREND [ 137字|2007.2.23 | 社会|econoTREND ]
□ライバン・ダム計画に中国の借款期待
econoTREND [ 211字|2006.10.10 | 社会|econoTREND ]
□スーパー地域構想で華人商工会議所が政府支援
(ウ)開発援助って何ですか
2009年4月21日 Ayalaの水道供給事業認可を更新
2009年2月17日 サンミゲルがライバン・ダム建設
2007年6月10日 中国の対フィリピン援助について
2007年2月22日 MWSS ライバンダム計画に中国の借款期待

2.IBON, PCIJ
(A) IBON
Cancel Laiban Deal, MWSS Urged
Written by IBON Info Wednesday, 08 July 2009
Other Gov’t Deals With China Also Marred By Bad Loans And Corruption
Written by IBON Media Thursday, 27 September 2007
Heavy Social Costs Seen In Bid To Revive Laiban Dam Project
Written by IBON Media Wednesday, 20 June 2007

(B) PHILIPPINE CENTER FOR INVESTIGATIVE JOURNALISM
ここのブログでも頻繁に取り上げられている(2009年7月)。

View the MWSS Laiban Dam Project Information Sheet (5.3 MB)
(23ページ。概要がまとめられている。これは、MWSSのサイトからとったもの)
Part 1 SECRECY, RUSH MARK TENDER OF BIGGEST MWSS DAM PROJECT PCIJ, July 2009
Part 2 NEW JOINT-VENTURE RULES ALLOW LITTLE OVERSIGHT, MORE ABUSE PCIJ, July 2009
3 MWSS KEEPS LAIBAN DAM TENDER SECRET, EVEN TO NEDA PCIJ, July 2009
4 MWSS EXECS: ON SICK LEAVE, OUT OF OFFICE, MUM ON LAIBAN PCIJ, July 2009
5 Confident about ‘confidential’ deal?
Ahead of contract, San Miguel starts to court Laiban residents
PCIJ, July 2009
6 Laiban deal requires RP’s ‘performance undertaking’ PCIJ, July 2009
(C) http://www.bulatlat.com/ 政治的殺害
August 15 - 21, 2004
INDIGENOUS PEOPLE'S WATCH
Damning Effect of Revived Laiban Dam


November 3 - 9, 2002
An All Souls・Day Tribute to Martyrs

Nicanor delos Santos, also a Bayan Muna coordinator in Tanay, Rizal, was killed by soldiers on Dec. 8, 2001. A leader of the indigenous peoples' organization of Dumagats in Tanay, Delos Santos was at the forefront in opposing the construction of the Laiban Dam, which threatens to submerge seven barangays mostly inhabited by the Dumagats.
=> karapatan
Victim: NICANOR DELOS SANTOS
Date Of Incident: December 8, 2001,
お名前:ニカノール・デロス・サントスさん
所属組織: MASKADA-Rizal (Patriotic Organization of Indigenous Dumagats in Rizal)(リサール州のドマガットの組織)
     BALATIK (Unity and Strength of Indigenous Peoples of Southern Tagalog)(南タガログ地方の先住民族組織)
(D) 英字紙など 反対運動 (IBONなどが新聞で取り上げられているのは省略)
カトリック教会
CBCP supports IPs, environmental groups that oppose Laiban Dam project
MANILA, July 24, 2009

Quezon clergy slam dam plan
First Posted 20:25:00 07/12/2009



参考
Controversial $2-B water-supply project
2009年6月22日の記事。問題点として7点、コンパクトに(各3行程度で)まとめてある。

3.ADB MWSS New Water Source Development Project
News Release
No. 144/03 15 October 2003
Loan to Help Philippines Identify New Water Sources for Manila

Philippines LOAN: PHI 35379-01
MWSS New Water Source Development Project
Project Information Documents
MWSS New Water Source Development Project : Philippines
MWSS New Water Source Development Project
A PROPOSED TECHNICAL ASSISTANCE LOAN TO METROPOLITAN WATERWORKS AND SEWERAGE SYSTEM September 2003
53ページ
Evaluation Study
Reference Number: SST: PHI 2008-31
Special Evaluation Study
September 2008
ADB Assistance to Water Supply Services in Metro Manila
71ページ
4.JICA
フィリピン国 メトロマニラ上下水道総合計画事前調査報告書. -- 国際協力事業団, 1994.
フィリピン共和国メトロマニラ上下水道総合計画調査最終報告書 要約. -- 国際協力事業団 : 日本上下水道設計 : トーマツ, 1996.
フィリピン国 マニラ首都圏水資源開発計画調査事前調査報告書. -- 国際協力事業団, 2001.

フィリピン共和国 マニラ首都圏水資源開発計画調査最終報告書 要約. -- 国際協力事業団 : 日本工営 : NJSコンサルタンツ, 2003.

(ライバン・ダムよりも、カリワ低ダム-アゴスダム・プロジェクト等の検討をしている。)
S-11ページ

住民移転計画

水没世帯の移転のために実施可能な移転計画を立案する必要がある。移転世帯数はダム計画によって異なるが、ライバンダム計画が移転世帯数3,000と最も深刻で、アゴスダム計画の場合は300世帯*である。
注: * この数字は、F/SにおけるEIA調査の結果、174世帯に修正された。


S-17ページ

代替開発案(第VIII章)
M9.3.1 水供給計画−ライバンダム

前述のごとく、ライバンダム計画は提言するシナリオB 計画の代替開発案として位置づけられる。ライバンダム計画は政令(1998 年8 月5 日付Memorandum Order No.10)によって‘政府承認プロジェクト’になっている。この政令によって、MWSS は同プロジェクトの実施を促進するよう求められてきた。

しかしながら、ライバンダム計画には2 つの大きなハードルがある。一つは、約3,000世帯の移転を要するという大きな社会問題である。本件は1984 年工事中断以来、解決できないままとなっている。今後の懸念事項として、住民との対話が再開されても移転合意できない結果に至る可能性、あるいは予想以上に時間を要する可能性がある。

二つ目には、住民移転規模の大きさに鑑みて、着工後もこの住民移転に関連して問題が発生し、工事進捗が遅れる懸念があることである。ライバンダムの実施の是非は、この住民問題をいかに早く解決し、いかに早く竣工できるかに関してMWSS がいかなる決断と見通しを持つかによって決まる。


仮に、この住民移転問題のためにライバンダムの早期実施が難しいとMWSS が判断する場合、ライバンダムの開発ポテンシャルは2025 年以降の水供給資源として残すことを提言する。
▲MWSSの資料によれば、Project Affected Familiesは、1984 Censusで、2,567。2006 Censusで、4,413。6人家族とすれば、約2万5千人の移転。(23ページの資料の17ページ目)

5. 政府 大統領府 Metropolitan Waterworks and Sewerage System
Sunday, 10 June 2007
PGMA revives stalled dam project


LAIBAN DAM PROJECT MWSSのサイト。ここに基本説明?と23ページのプロジェクト概要が入っている。

Bidding Laiban Dam Project (Manila Water Supply Project III) Date Posted: July 1, 2009


6. 議会

上院

14th Congress
Senate Resolution No. 199
INQUIRY: LAIBAN DAM PROJECT, SIERRA MADRE MOUNTAIN RANGE
Filed on November 12, 2007 by Madrigal, M. A.



14th Congress

Senate Resolution No. 612
INQUIRY: MWSS ASSETS AND SOARING PRICE OF WATER
Filed on September 2, 2008 by Madrigal, M. A.



下院

NO. HR00510 House Resolution No. 510

FULL TITLE : RESOLUTION DIRECTING THE HOUSE COMMITTEE ON NATIONAL CULTURAL COMMUNITIES TO CONDUCT AN INQUIRY, IN AID OF LEGISLATION, ON THE LAIBAN DAM PROJECT IN THE SIERRA MADRE MOUNTAIN RANGE THAT THREATENS TO DISPLACE THOUSANDS OF INDIGENOUS PEOPLES, DESTROY THEIR ANCESTRAL LANDS AND CULTURAL HERITAGE, AND SEVERELY AFFECT THEIR VERY SURVIVAL AS A PEOPLE BY CONGRESSMAN/WOMAN CASINO, TEODORO JR. A.
DATE FILED ON 2008-03-31
CO-AUTHORS:(略)

HOUSE RESOLUTION No. 510 (pdf) (200908追加)


7. MWSSの民営化問題
アンガット給水拡大事業民活導入評価

フィリピンの MWSS 民営化の呪い : 民間経営の失敗と労働者の災難 AMネット

マニラの水道民営化の失敗 「環境・持続社会」研究センター(JACSES)

[PPT] フィリピンの水企業

アジア地域における都市部貧困層への水供給に関する研究 2007 年3 月  財団法人 福岡アジア都市研究所

修士論文 水供給事業の自立発展性に関する研究 フィリピンの事例から
毛利良一「マニラ上下水道事業の外資参加・民営化の功罪」
日本福祉大学経済学会・日本福祉大学福祉社会開発研究所『日本福祉大学経済論集』第32号2006年2月

都市問題研究叢書(12)
五石 敬路 編 東アジアにおける公営企業改革
2008年,A5判,345頁,定価:3,990円(税込, 送料340円)
X マニラ首都圏上下水道局(MWSS)の民営化 目標と結果
 はじめに/  第1節 分析の枠組み/  第2節 ミクロ経済学的な効率性への影響/  第3節 取り組まれなかった環境問題/  結び
200908追加

8. 立ち退き問題 移転世帯
http://www.mwss.gov.ph/cms.admin/images/content/Laiban.pdfの10ページから作成。
但し、この地図の水没地の地図は、474世帯も移転する STA. INES の村が水没地として描かれていないなど、正確さに欠けるかも?
というか、フィリピンの村の境界、地図とかでは、山の尾根や川とかとあまり関係なく、直線で境界線が書かれている所が多くて、ちょっと…

ダム高113メートル。
1.水没地など移転世帯数
2006
参考/村の人口
August 1, 2007
1 BGY. STA. INES(サンタ・イネス) 474 1,815
2 BGY. MAMUYAO(マムヤオ) 323 571
3 BGY. TINUKAN(ティヌカン) 290 545
4 BGY. CAYABU(カヤブ) 175 487
5 BGY. SAN ANDRES(サン・アンドレス) 423 510
6 BGY. LIMUTAN(リムタン)
ケソン州
390 936
7 BGY. STO. NINO(サント・ニーニョ) 318 816
8 BGY. LAIBAN(ライバン) 720 1,764
9 BGY. DARAITAN(ダライタン)
ダムより下流のようなのでダム関連施設か?
591 3,926
小計 3,704
2.その他
San Ysiro(サン・イシロ)Barangay San Jose(サンホセ), Antipolo City
再定住地(4,424ヘクタール)
643
Pantay Water Treatment Plant , Antipolo City
(パンタイ浄水場)
66
トータル 4,413

▼ライバン・ダムの集水域

▲21ページの図。左が北、右が南。地図の上の川(東側の川)がリムタン川で、地名は出ていないが、ケソン州側のリムタン村が影響を受ける。再定住地は、サンタ・イネスの山を越えた、西側辺りかな。

()のカタカナの読みは、間違っているかもしれない。
移転世帯数は2006年の調査。人口は、2007年のセンサス。

ウーン。移転世帯の1世帯を4人家族としても、各村のセンサスの人口を超えてしまうところが多い。多分、山岳地帯の住民の調査とかやってられない?ということで、どちらの調査も正確ではないということだと思う(2つの内、どちらがましかと言えば、事業者の方。移転・補償問題があるので。正確な移転世帯の調査が必要であって、どちらがよりましかを云々しても意味は無いのだが)。それに現在では調査時点から日も経っているので、世帯・人口も増えているのではないか。サンロケ・ダムの際も、まじめに調査すれば、調査をする度に、移転世帯数が増えていった(別に人がどんどん移住したわけでなく、山岳地帯に調査に入って、人が住んでいないと思っていたところに、人が住んでいただけ)。 (2000年のセンサスでは人口と世帯数がでている。この地域はパッと見、4〜5人程度)

山岳地域で、住民がそれほど多くなく、川沿いに中心的な集落があるとすれば、ダム湖の影響を受ける8つの村の住民のほとんどが移転を迫られることになるのでは?。
(DARAITANは、パッと見、下流に思える。正確な地図やプロジェクトの説明書を持っていないので、9とはしなかった。) 水没地図を見る限り、巨大ダム湖というよりも、カリワ川上流のLENATIN(レナティン)川、LIMUTAN(リムタン)川に沿ったダム湖。
水没地の面積、ここにはダム湖の面積については記述が無い。
集水域は、28,000ヘクタール(280平方キロメートル)(宇治市の4倍程度)。
9. 再定住地 200908追加
場所は、アンティポロー市サン・イシロ()。 Proclamation No. 2480. Issued on Jan. 26, 1986 とあるから、マルコス大統領のまさに最後の日々(一か月後にはエドサ革命)。

土地 面積
(ヘクタール)
マニラ首都圏上下水道供給公社(MWSS)の土地 1,507
第1区画 887
第2区画 360
第3区画 379
第4区画 1,291
合計 4,424
▲第1区画〜第4区画は、MWSS Propertyとは別に書かれているので、公社の土地では無いのだろう。手持ち資料では、土地の所有関係不明。
土地の広さ、球場との比較。甲子園が3.85ヘクタール。東京ドームが4.6755ヘクタール。
千里ニュータウン、開発面積は約1,160ヘクタール。多摩ニュータウン、開発面積は約3,000ヘクタール


MWSS Resettlement Area ここの7−12ページに記述がある
このホームページの表紙が無いが、フィリピン農村資源開発協力( Philippine Partnership for the. Development of Human Resources in Rural Areas. 略称. PhilDHRRA、フィルドラの関係のサイト。
2003年に出されている「Land Advocacy in the Philippines」に収録されている。2001年までの、土地をめぐる農民とMWSSの関係をまとめてある。超超要約すると、MWSSは、再定住地エリアと水没予定地の7つの村で、住民の農作物・果樹を認めていない。
ヒューライツ大阪の活動 > フィリピン・スタディツアー > 8月1日(木)サンバ(SAMBA)(アンティポロ山地小農連盟)


サン・イシロで活動しているNGO
http://www.ican.or.jp/sanysiro.html
 サンイシロでの聞き取り調査−ICANのご協力を頂きました 神 直子

9. 先住民族
ドゥマガットを支援している団体はあるが、こういう生活・文化というのを、まとめたサイトがまだ見当たらない。


Dumagat

Remontado
The Remontados of the Sierra Madre Mountains 

10. オリックス、豊田通商、JBICの環境・人権配慮
オリックス コンプライアンスの取り組み(コンプライアンス基本方針)
企業行動規範 6

事業活動を行う国・地域の文化・慣習の尊重と環境への配慮を行い、経済・社会の発展に貢献する。


役職員行動実践 21   社会貢献・社会との調和・環境への配慮

オリックスは、社会的利益にかなう価値の創造・提供が社会貢献と考えます。社会のためにオリックスが存在するということを強く認識し、常に社会との調和に心がけ、環境問題に配慮した事業活動に努めます。

豊田通商 CSRへの取組み
CSRレポート 2008
コーポレートガバナンスに関する基本的な考え方(20ページ)

豊田通商グループでは、グループ基本理念において、「人・社 会・地球との共存共栄をはかり、豊かな社会づくりに貢献す る価値創造企業を目指す」ことを企業理念として掲げていま す。


豊田通商グループ環境方針(40ページ)

1.よき企業市民として環境保全、省エネ、リサイクル等に努め地球環境に配慮した事業活動を推進すると共に、環境汚染の予防に取り組む。

3.事業活動にあたって環境関連法規、業界基準等、当社が同意するその他の要求事項を遵守する。


投融資ガイドラインにおける環境面での管理(41ページ)

豊田通商が経営責任を有する投融案件(土地購入・リースも 含む)については、環境への配慮・環境負荷低減・環境汚染の 予防の対策をチェックリスト作成を用い、企画段階から操業 開始後まで漏れなく確認する体制とし、環境法令順守・環境 上の苦情 ゼロ化 の徹底を図る仕組みにしました。
(実施は2008年度)


JBIC
環境社会配慮確認のための国際協力銀行ガイドラインの改訂について 2009年07月22
その他
環境報告ガイドライン 〜持続可能な社会をめざして〜(2007年版) 平成19年6月 環境省

▲感想。企業の報告書は、こうしたものを参考に作られている。環境省が作っているから、当然のことなのだが、環境問題に主眼がある。そして、どうしても少し「社会」についての側面が弱い。そうした点では、JBICは、タイトルそのものに「環境社会」と「社会」が付いた物となっている。

JBICは、「環境社会配慮とは、自然のみならず、非自発的住民移転や先住民族などの人権の尊重他の社会面も含む環境に配慮することを言う」と規定している。

環境省の報告ガイドラインには、例えば人権については、「社会的取組みの状況」の項があり、その中で、]働安全衛生、雇用、人権(以下略)と入っている。そして人権は、「人権に関する方針、計画、取組」で始まって、最後に「人権に関する従業員への教育研修」となっている。
企業の報告書は、で、人権に関する基本姿勢を示すというより、先の´△亮卞眦なことの続きで、は社員の人権、社内での人権問題の取組の扱いに狭まってしまっている?? 


多国籍企業ガイドライン

OECD多国籍企業ガイドライン (経済産業省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudouseisaku/oecd/dl/oecd-shishin.pdf

一般方針

企業は、その事業活動を行う国で確立した政策を十分に考慮に入れ、その他の利害関係者の見解を考慮すべきである。この点に関し、企業は次の行動をとるべきである。

2.受入国政府の国際的義務及び公約に則しつつ、企業の活動によって影響を受ける人々の人権を尊重する。


環境

企業は、その事業活動を行う国の法律、規則及び行政上の慣行の枠内で、また関連する国際的な合意、原則、目的及び基準を考慮し、環境、公衆の健康及び安全を保護する必要性、及び、持続可能な開発というより広範な目標に貢献する方法で一般的に活動を実施する必要性に十分な考慮を払うべきである。特に企業は、次の行動をとるべきである。

2.b)企業の環境、健康及び安全に関する方針及びその実施によって直接に影響を受ける集団と、適切かつ時宜を得た連絡及び協議を行う。


. その他
ライバン村(リサール州タナイ、バランガイ・ライバン)で活動する団体(検索で引っかかったもの)

海外教育支援協会




反対運動
Southern Tagalog Environmental Action Movement (STEAM)
The Task Force Laiban Dam
KABALAT-DUMAGAT (Katutubong Binigkis ang Lakas para sa Tribong Dumagat, or Indigenous Peoples United by the Strength of the Dumagat Tribe)

Anti-Laiban Dam Campaign
Laiban Commission
Task Force Sierra Madre (TFSM)