「ひとり学習」とは?(私の理解した「ひとり学習」)

1.「ひとり学習」との出会い
 1990年の8月に「ひとり学習」という考え方に出会いました。このすぐれた教育実践に出会えて、本当によかったと思います。福岡「ひとり学習」の会が発祥で、創始者というか発見者というか、その方は古賀一公先生です。小学校で始まったのですけれども、私は、高校の英語の授業でこの考え方を取り入れました。素晴らしい勉強の「姿」と「足跡」を残した生徒さんもおりました。最初は、目新しさとそのインパクトに感動していました。やがて、マンネリが生じ、「壁」にぶちあたりました。そこで右往左往しているうちに、転勤になりました。
 
 そして、今、通信制の生徒さんと向き合うようになって、この「ひとり学習」を何とか自分なりに再理解し、
勉強のお手伝いが出来たらと思い、このホームページに古賀先生たちの許可もなく「ひとり学習」という言葉を
思わず使ってしまいました。

2.「ひとり学習」とは(概論)
 「ひとり」と「 」が付いています。この意味は、「ひとり学習」を作ってこられた先生方の<願い>が込められています。目の前にいる「ひとり」の子供を人間として大切にし、その子が成長するのを援助したいという気持ちです。

 「学習」という言葉の意味を確認します。「学習」という行為は、その人の内面に何らかの変化を伴うものです。「勉強」という言葉と対比するとわかりやすいです。「勉強」は「学習」が起きるためにする活動です。だから、いくら「勉強」しても「学習」が生じるかどうかは別問題となります。

 また、「学習」は誰か他の人に代わりにやってもらうことは出来ません。それが出来るのは、その人「ひとり」だけです。そして、一人一人は内面的に違った経験をしている。

 「ひとり学習」では、例えば、英語の知識・技術を身につけることを究極の目的とはしません(それも勿論大切なことですが)。一人一人が英語という教科を通じて、人間らしくそしてその人らしく成長していく力がつくことを援助することを目的としています。

 だから、このホームページで「勉強相談」という窓口はとても大切な役割があります。これは一対一の関係です。例えひとりの方でも少しでも本当の意味で「学習」ができるように援助できればという願いがあります。

 「ひとり学習」では、「勉強ニュース」というハンドアウトを使って、先生が生徒さんの援助をしていきます。一人一人の違った内面的経験を大事にしますので「満足度」や「感想」などを聞くことがあります。また、「勉強の足跡」を大切と考えますのでノートを重視します。これらのことは、後で述べることになるかと思います。

3.具体的なやり方(※桃通の生徒さんに合わせて、説明することになります)
 1) ノートを1冊準備して下さい。出来れば、英和辞典も1冊。
 2)「勉強ニュース」と「勉強チェックリスト」(後で作成予定)を見ながら、勉強の見通しを立てます。レポートの提出期限やスクーリングの予定を考慮して、何をいつするかをまず計画しそれをノートに書いて下さい。
 3)その自分の立てた計画に従って、自分の責任で実際に勉強していきます。毎回の勉強の後ノートに「満足度」を5点満点で書きます。最低は1点で小数を使ってもかまいません。そして、なぜそのような満足度になったか、「その訳」を書いて下さい。
  聞きたいことがあれば、メールか学校で直接聞いて下さい。これが「勉強相談」です。

 大体、以上のサイクルを繰り返します。詳細は、「勉強ニュース」などに書く予定です。

4.「ひとり学習」の言葉の説明
「勉強チェックリスト」−先生の側から勉強する項目を示します。必要でない項目は削除しても結構です。
              また、自分にとって必要な項目を加えてもいいです。
「計画」−「ひとり学習」では、計画・実行・反省(Plan Do See)を自分の責任でします。計画がないと、地図の
      ない航海と同じです。
「めあて」−「計画」の時、自分がこれだけは実行したいというようなことです。それを目標に、自分の勉強に
      方向性を与えます。例)自分が納得できるような勉強をし、そんな勉強の足跡のあるノートにする。
「満足度−自分の勉強の満足度を5点満点で3.8のように書きます。
「反省」−ひとつの勉強の最後に、次の勉強のために自分の勉強を振り返ります。
「勉強の足跡」−「ひとり学習」はノートを重視します。ノートには日記のように日付を書いてもかまいません。
           あなたらしい勉強の足跡を残してください。
「鉛筆読み」−鉛筆を持って、下線を引きながら注意して読みます。
「勉強相談」−「ひとり学習」をしていて、困難にぶつかったりしたら先生に質問・お願い・確認・要求などをし
         ます。メールでして下さい。
「勉強ニュース」−勉強に関するあらゆる情報がある中心的なプリントです。
 
まだ、言葉の説明がありますし、説明だけでは、具体的な「姿」が見えません。ぼちぼち慣れて行きましょう。
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