病院勤務時代


就職

実習病院に就職☆病棟は循環器と腎臓疾患の内科でした。
最後の実習をした病棟なので、少しは慣れていた分ラッキーでしたが・・・。
実習指導を受けていたNSと同じ立場で仕事をするなんて緊張!!
お昼休みに休憩室に入るのも、ご飯を食べるのもドキドキものでした。
最初は集合研修で新人ばかりが集められ、基本的な事柄のオリエンテーションを1週間ほど受けてから病棟へ。
とにかく白衣がうれしかった☆


夜勤の前に・・・

そろそろ夜勤に入る頃、循環器内科なので心電図が読めないと困る!必死で勉強しました。
とりあえず危険な波形や注意して見なければならないことを教わりました。
案の定、夜勤では発作を起こした患者さんがいて、その状況を主治医に電話で報告するのです。
口頭で報告するためにはポイントを押さえて伝えなければならないし、おまけに先生は寝起きで機嫌が悪かったりするし・・
はじめのうちは震えながら電話してたかも?

印象深い患者さん

呼吸器をつけ、全く動けない患者さんがいました。病名は筋萎縮性側索硬化症。
気管切開をされ、声が出ないので話すこともままならないんですが、一生懸命口パクで何かを訴えます。
必死で聞き取り、本人が訴えなくてもいいように、1時間程度で必ず訪室。吸引をし、排尿を確認。
テレビのチャンネルを合わせ、動かない手足を軽くマッサージをするなどして環境を整えました。
食事介助もしていましたが、日常的な会話を心がけていました。
先輩NSからはなんでそんなに時間がかかるの?とお叱りを受けましたが、生意気にも「かかって当然だと思います!」なんて言い返したりしていました。
病院は非日常で、患者さんは日常を求めてるんだなぁと実感しました

印象的な患者さん2

30代の男性の方で、ステロイドを大量に内服されていた方でした。病名はネフローゼ症候群。
副作用でイライラもあったんですが、ある日のこと。
とても細かいことなんですが(そういったら語弊があるけど)1つ1つ怒って詰所に言いにきます。
やはり様子がおかしいと思い、「どうしましたか?」と腰を据えてお話を聞くと・・・
NSは時間になるとそのエレベーターから帰っていく。でも自分は帰れない。
同年代の人たちが楽しそうに帰って行く姿を見ていると、病院に爆弾でも仕掛けたくなるんだ。
と言うのです。当たり前のことでしたが、そんな風に見ている患者さんもいるのだと、見られている自分たちの振る舞いを振り返りました。気づけなかった・・・


循環器内科の怖さ

当然心臓疾患の患者さんが多い病棟で、心筋梗塞や心筋症の患者さんがいました。
不整脈も多かったり、発作を起こしたり・・・。
でも一番怖いのはトイレやお風呂からのナースコール。
重篤な不整脈が起こっている可能性があるのです。
実際に私は2度そんなナースコールを受けたことがあります。
時にはエレベーターで移送中にも・・・。
患者さんにとっても突然の出来事なので、必死の救命をします。判断の早さが求められました。

印象的な患者さん3

30代の2人の子供をもつお母さんでした。病名は拡張型心筋症。
心臓に負担をかけないよう、家事も一切出来ない状態。
でも子供の入学準備や参観日。家事もしないとは言っても、きれいに片付けられた部屋。
そんな日常を退院されてから訪問にいっていた保健師さんが教えてくれました。
どんなに退院時に伝えても、そんな日常の中では動いてしまって当たり前です。
いかに退院時にその後の「生活」を見据えていなかったかを痛感しました。
それぞれの暮らしの中での役割をおさえていないと効果的なやりとりにはならないし、患者さんも悩みながら生活することになっていまいますよね。
病院という狭い空間のことだけでなく、本当の意味での「生活」を大切にしなくては・・・と痛感しました。

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