訪問看護時代


就職2

結婚をきっかけにして病院を辞めたものの、家でじっとしていられず、職安へ。
訪問看護ステーションの募集を見つけ、すぐに飛びつきました。
訪問看護してみたかったんですよね〜。
面接に行き、すぐに来てくださいとの事。
訪問する患者さんは高齢者が多く、脳梗塞後遺症の方が多いと聞き、少しは経験しているし・・・と思いましたが、間違いでした。
一人で訪問する責任の重さや怖さをはじめて知りました。
何でもその場で自分で判断して対処するのは経験が重要です☆ まだ若すぎた??


初めての訪問・・・

ベテランNSと共に脳梗塞後の患者さんのお宅へ訪問。
健康状態をチェックし、安全に歩行のリハビリをするのが主なケアでした。
病院の中で歩くのとは違い、段差や小石の1つでも転んでしまいそう・・・。
安全を守るのは大変!!と焦りました。
次の訪問先もリハビリ。痴呆の予防のためにも刺激をして欲しいとのことで、車椅子での散歩。
これがまた大変で、道路の段差ってなんて高いの!と驚きました。

生活感って大事!

その当時、まだまだとっても若く見えた私。訪問してもなかなか関係も深まらず・・・。
ところが、私が結婚していることが分かると、ご家族の反応が変わります。
家の中に他人を入れるのはなかなか勇気のいること。
私から生活感がにじみ出ると、生活上の様々な悩みなどをたくさん話してくれるようになりました。
訪問をするにはその生活を理解できる経験も大事なんだなぁということと、生活そのものを分かってくれる人をご家族は望んでいるのだと感じたものです。

印象深い患者さん

高齢の女性のお宅へ訪問。いつもとてもきれいにされていて、もともととってもおしゃれな方だったそうです。
失語症のため、お話は出来なかったんですが、いつもとても歓迎してくれ、何かを訴えようとしてくれます。
何かその方にあった刺激はないかと考えたのは・・・、訪問の時にお化粧をすること!
髪を整え、きれいな色の口紅を塗り、車椅子に乗って、鏡を見る。
うれしそうに鏡を見つめる姿はとっても美しかったですよ!
いくつになっても女性は女性らしく美しくいたいものですよね☆
身体を拭いたり、排便のケアなどその他にもケアはたくさんありましたが、お化粧がなによりのケアだったようです。


印象深い患者さん2

訪問看護において、家族の負担の大きい介護は入浴介助!
家で入浴できる方は出来るだけ介助していました。
ある高齢の男性患者さん。 お風呂が大好きで、しかも水風呂のようなぬるめのお湯が大好き。
一度入るとなかなか上がってくれません。
体力の事を考え早く上がってもらおうとすると怒りだしてしまいます。
どうやって上がってもらうか・・・、その方の働いていた頃の話をしてもらうと、気分がよくなり上がってくれました。
輝いていた頃の記憶って大切です!

印象深い患者さん3

高齢の女性。とても介護熱心なご家族でした。
鼻から管を入れて栄養を取っていたので、その管を定期的に交換するための訪問の依頼が来ました。
でもご家族は口からご飯を食べることを希望しています。
嚥下機能をみると、水でもむせはなく、いけそうな感触。
お昼に訪問し、少しづつ経口摂取を開始。
入れ歯が合わなくなっていたので、近くの歯医者から往診に来てもらい、入れ歯を作りなおしました。
すると、顔つきも変わり、元々関西にいた方だったので関西弁もさえわたり、順調に食べることが出来るようになりました。
めでたく管も抜くことが出来ました。
生活の中で「歯」ってすごく大事で、「食べる」ってホントに生命力に直結してるんだなぁと実感しました☆

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