| ベント! |
|
・ ベント難航で最悪想定(5/3) この記事によると、「経済産業省原子力安全・保安院は」「3月12日午後1時に」 「ベントができない場合に想定される事象を検討」しており、「ベントができなければ」 「午後11時には」「格納容器が破損すると想定」していたとの事です。 で、実際には、3月12日「午前9時すぎに着手」するも、ベントに手間取り、 ベントが実施できたのは午後2時半頃だったと言われています。 まさに、危機一髪。 こんな重要な情報が、1ヶ月以上後になって公表されている。 ベントについては、他にも疑問点がある。 ・ 京都大学原子炉実験所小出裕章助教授に聞く(5/3) ここで、「福島第一原子力発電所を始め、国内の原子力発電所には、 元々はベント設備は取り付けられていなかった」と語られている。 理由は「全電源停止などの過酷事故は起こりえないから」。 後からベント設備を取り付けたのも、諸外国に配慮してしぶしぶ取り付けた と言うのです。 つまり、ベント設備が取り付けられた2000年以前に今回のような 事故が起こった場合、ベントすら出来ずに、為す術も無く 格納容器の破損という最悪の事態になっていた訳です。 この情報は、ほとんどニュースで流されておらず、東京電力も国も、 「ベントは、非常手段として当然用意されている」という感じで 発表されています。 この話が本当なら大変な事実なんですが、裏を取ろうとウェブページを 検索したのですが、別の情報ソースは、ほとんどありませんでした。 ・ 原子炉建屋の設計図がネット流出(4/26) ここで語られているように、原子力発電所の設計図は、テロ対策等を言い訳にして 「非公開」なのも原因の1つだと思われます。 唯一見つけた情報で、特許情報のページに次のような「東芝の発明」が掲載されていました。 ・ 原子炉格納容器のベント装置(出願1995年3月7日) 「原子炉における苛酷事故に際して、原子炉格納容器内を減圧して放出放射能を低減するための原子炉格納容器のベント装置」 「諸外国では苛酷事故対策の実施が求められている」 「日本の原子力発電プラントにおいては、世界各国の原子力発電プラントと比較してその構造上から安全性が高く、苛酷事故は工学的には起こり得ない事象と考えられている」 「従って、そのために苛酷事故対策を実施する義務づけは今のところない」 「既設の原子力発電プラントにおいて(中略)設置スペースを確保することに課題があり」 「苛酷事故時用設備の設置に関しては、一般大衆に対して原子力発電プラントについて安全性の不安を必要以上に感じさせて、原子力発電への社会的理解を得る点で好ましくないという支障があった」 「本発明によれば、フィルタ容器を新設することなく苛酷事故時のフィルタベント機能を達成して原子炉格納容器の健全性を維持することができるので、設備及び設置スペースの増大がなく、既設の原子力発電プラントに対しても容易に適用して安全性を向上する効果がある」 これらの内容と、小出裕章助教授の発言とは結構符号していると思われるのですが、 如何でしょうか? はっきり言って、これは後々大問題に発展する事象だと思いますよ! |