■ 測定で未発見が燃料飛散無しの証拠にならない理由は、
プール内の燃料はアルファ線を出すものが大半で
(ガンマ線を出すもの等もゼロではないけど少ない。
理由 )、
アルファ線は数cmしか飛ばないため、
測定器を数cm以内に近づけないと反応してくれないからです。
しかも、堆積の仕方がとびとび。
溜まってるところに近づけない限り、反応してくれない。
そこに近づければいいじゃないかと思うかもしれないけど、
目に見えないためにそこがどこなのかわからないからこそ、
あるのか無いのかわからないからこそ測定器で捜しているのです。
■ 今現在肺癌なしが燃料飛散無しの証拠にならない理由は、
癌の塊がある程度の大きさになるまで症状が出ないし気づかないからです。
アスベスト被害でも発覚したのは何十年も経ってからです。
■ プール内の燃料が密集すれば核分裂連鎖反応を起こすことは、原理的に,起こり得る理由は、
プール内の燃料は、原子炉に入ってる燃料と同じものであり、
原子炉内の燃料が密集すれば連鎖反応を起こす(発電時に起こしてる)のなら、
プール内の燃料も密集すれば連鎖反応を起こすからである。
そう言うと、
「プール内の燃料はラックで固定されているので、
密集することはないし、連鎖反応を起こすこともないのでは?」
という疑問が湧くかもしれないけど、
それは、ラックが壊れなかった場合の話である。
2011年3月の3号機爆発では、ラックが壊れた可能性がある。
2011年3月の3号機爆発では、まず水素爆発が起こり、
その結果、プールの水面が不均一に強く押し下げられ、
プール内の水が大きく動いて燃料棒を押したために、
水の押す力にラックの一部が耐え切れなくなって壊れ、
その壊れた箇所で燃料棒が密集して連鎖反応を起こした
ということは、原理的に起こり得る話である。
しかも、連鎖反応が起きたら、制御棒が無いのだから、連鎖が速くなり過ぎて超高温になる。
なお、水素爆発が引き金となって起きたのは、
連鎖が速くなり過ぎたことによる強烈な熱の発生と水の気化。核爆発とは言ってない。
水の気化で出来た数十万℃の水蒸気が鉄骨を1000℃にした。
詳細 )。
あと、
「原子炉内からプール内に移したのはウランの純度の低くなったものだけだから、
連鎖反応を起こすわけがない」
という疑問が湧くかもしれないけど、
連鎖反応の能力が残っているうちに原子炉内からプール内に移して来ているのです。
そもそも「使用済」という言い方がおかしい。実際には「中古」です。
焚き木は、端から順に燃えて、全く燃えない物が、少しずつ出来上がって行くけど、
核燃料は、全体が同じ調子で反応し、全体が同じ調子で連鎖しにくくなって行く。
連鎖反応の能力が完全に無くなった物が、少しずつ出来上がって行く、わけではない。
定期検査のとき、連鎖反応の能力が完全に無くなった物だけ移す、なんて芸当はできない。
こう言うと、
「新品と中古を混ぜて使い、中古の連鎖反応の能力が完全に無くなって少し経った頃に
定期検査の日が来るようにすればいい。」
と思うかもしれないけど、
新品と比べて中古の方は、連鎖の仕方が鈍く、ウランの純度の下がり方も遅い、
純度が低ければ低いほど純度の下がり方も遅い(中性子の捕獲確率が減るのだから当然)、
いつまで経っても、連鎖反応の能力が無くならないんですよ。
結局、連鎖反応の能力が残っているうちに移す(新品と交換する)しかないのです。