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チ ベ ッ ト を 旅 し て
                         1992・6・5〜12

 6月5日晴れ 14時名古屋空港集合、参加者20名内男子17名女子3名は特別室にて参加者紹介と日程説明を受け、搭乗手続きのあと16時発香港行きキャセイパシフィックCXー533に乗り込む。
香港カイタック空港に18:50着、ロイヤル・パシフィックホテルに泊る。

 6月6日晴れ 2時間半で成都空港に到着、市内観光。ガイドは邱君、諸葛孔明と劉備玄徳を祀った武侯祠、杜甫が3年間住んだ杜甫草堂、唐代の女流詩人を記念して作られた望江楼公園を観光。
岷山飯店に泊る。
                  

6月7日晴れ 朝5時出発空港へ7:10発拉薩行き9:00クンガ空港着高度3600メートル、バスにて約1時間半100キロ ホリディ・イン・ラサに到着、頭が痛く身体がふわふわして第1号の高山病になる。
昼食後高度障害回避の為休憩、何もせずのんびり過ごす。夕食後、元気な人はチンチンバーでディスコ、カラオケを楽しむ。日没が9時半夕刻夕立と雷がなる。
 

 6月8日晴れ 朝起きると近くの山が白くなっていた。気温が低いのであろう。朝食のおかゆがおいしい。

9時半出発大昭寺へ、チベット暦で今日は4月8日釈尊の降誕会で巡礼の開始の日だ。
広場は人々、それもラマ僧、乞食、物売り、犬。香草をあちらこちらで燃やしている、門前では五体投地の人々、乞食の軍団が足元にまとわりつき白い服が黒くなる。これらの人々をかきわけながら寺院の中に入っていく。ヤクバターの灯明の匂いが鼻をつく。
巡礼の人々が整然と一列に並んでいる。我々観光客は優先的にお参りが出来た。薄暗い建物の本尊は12才の釈迦如来座像だ。中庭より屋上にでると、遠くにポタラ宮が煙に霞んで見える。ラサの中心的寺院だった。寺院の回りが八角商店街だ。

チベットのお土産や日用品等が売られていた。道の両端にラマ僧とこじきが座っている。新婚さんらしき人が布施をしている。とにかく異様な雰囲気に圧倒されてガイドの曽君の後を追うのがやっとだった。
       

 昼食はチベット料理、チベット酒のチャン、ムギこがしのツアンパ、チャイを食べる。ホテルに帰って休憩、
じっとしていると又頭が痛くなってくる。

 3時ダライ・ラマ14世の夏の宮殿ノルブリンカへ、豪華な絵画、彫刻が目を引く。瞑想室、玉座、謁見室 寝室等を見学。今日も5時過ぎに夕立。

同室の渡瀬さんの寝息が苦しそう、酸素吸入をしてもらう。

 6月9日晴れ 9時半出発、メインのポタラ宮へ、東西340メートル地上110メートル13階建ての壮大な
建物だ。奴隷10万人を駆使して建設された

17世紀後半の建物で内部は歴代ダライ・ラマの霊塔がある紅宮と居室のある白宮に大きく別れる。
この建物の内部も工事中が多い。屋上から市街の展望が良かった。
階段を下るとチベット民族衣装を着た物売りが押し寄せる。30元40元と日本語で売り込む。

午後よりタルチョのつり橋を渡りポタラ宮の遠景を写真に納める。

その後セラ寺、ここは明治時代に日本人僧河口慧海や多田等観が学んだ寺院だ。バスを降りると乞食の子供が付きまとう。内部にチョットセクシーな壁画があった。青年僧が問答の勉強をしていた。

 次はデプン寺ガイドの説明では海抜4000メートルという。高山病で弱った人6名はバスにて待機、
だらだら坂と石の階段を登って行く、確かにきつい。やっと本殿にでる。その間約20分、雲が近くに見える。ここも修理中、文革の被害は遠くチベット迄及んでいた。帰りは狭い石段を一気に下る。

 川が流れ遠くにはげ山、その奥に雪の山、緑の畑を見ているとチベットに居るとは思えなかった。この寺を少し下った所にある絨毯工場へ、女性が糸を紡ぎ、軽やかな歌声と共に絨毯を織っている。40センチ50センチ四方の絨毯を織るのに1ケ月かかるという。5時になると夕立雷鳴、決まったように雨が降る。

 6月10日晴れ 日の出が7時半頃のため未だ真っ暗な道を空港に向って走る。その暗やみの中に、野菜を満載したリヤカーがどこから来るのか町に向っていた。
夜明けと共に空港に到着、手続き後飛行機の到着を待つ、何もない空港、爆音と共に我々が乗る飛行機が到着、10分後に又一機、同じ成都から来た飛行機だ。管制塔もない空港だから有視界飛行で好きな場所で離発着しているらしい。
  

 高山病は人それぞれ症状が違った。頭痛、寒気、嘔吐、食欲不振、動悸、倦怠感、不眠症等20名中
17名はなんらかの形で高山病にかかった。
 

 9:50発11:30成都着、四川料理の昼食後、2200年前の水利施設都江堰へ、バスにて1時間半、李親子を祀った二王廟、安欄橋、伏龍観等を観光した。高山病は嘘みたいに治り食欲も出るしお酒もよく飲める。

 6月11日雨 5時出発8:45広州着レストランで飲茶、さすがに食は広州にあり、とてもおいしい。

陳氏書院、六榕寺、光塔寺の観光、光塔寺はイスラム教の寺院で丁度この日は巡礼の最後の日で牛を
解体し、牛肉を楽しめる最高の日であった。

泊りはホリディ・イン広州、最新のホテルだった。

 6月12日晴れ 5時出発空港にて朝食、香港9時着ここでハプニング、荷物が出てこない、
3名分を探し待つこと1時間半やっと荷物をもらって市内へ、ここはショッピングのみ。

15:15発台北経由名古屋行きCXー530便機内食を2度も食べて9時着、全員怪我もなく、たいした病気にもならず8日間の旅を無事終えた。