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街頭の禅

辻雙明老師は、毒狼窟古川堯道老師から嗣法された後「法を伝えるためには、山の中にはいったほうが宜しいか、それとも、街の中に出たほうが宜しいでしょうか」とたずねたところ、老師は「山の中に入っては駄目だ、東京のドン真中へ出てやれ」と言われたと著書「禅の道をたどり来て」(昭和39年10月発刊。春秋社)の中で述べている。そして著書「街頭の禅」(昭和30年刊。春秋社)の中で『現代において真に求められている禅の道は現実逃避的であってはならない。禅宗には「灰頭土面」という文字があるが、まことに街頭の騒音と塵埃にまみれ、そこの生活に七転八倒しながら、しかもそこに禅を行じて行く。「火宅」と言われるような、色々の矛盾・苦悩・闘争の満ちているこの現実の世界に、ささやかながらも、清風を送りつつ生きて行く。これが私のいわゆる「街頭の禅」である。』、『しかも敢えて「街頭の禅」という名を用いるのは、ややもすると現代においては禅の道が特殊な禅寺の中のみに在り、特殊な人々だけが行うところの、極めて特殊な道であるかのように、考えられているかの感があるからである。(略)ただ真の禅、真の仏法と言うものは、特殊な道場の中の特殊な人々の間だけに在るものでなく、一般の「街頭」の生活の真っ只中にあることを強調したいのである』と述べている。特に現代では一般の方のため禅会が多く開催されているので、この著書が書かれたのは昭和30年と言う時代も考慮されなければならない面もあるが、結局、古川老師の言葉と辻老師のこの考えは、当禅堂が新宿という副都心近くに建てられ実現した。


店舗写真

初代師家辻雙明老師


第二代師家 後藤榮山老師
(三島龍澤寺専門僧堂
 師家老大師)

店舗情報

不二禅堂

〒111-0053
東京都台東区浅草橋三丁目21番7号
TEL.03-5829-8827
E-mail:funizendoh@gmail.com
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