本文へジャンプ


20時間 瀬戸大橋の旅



 瀬戸大橋 旅日記


平成元年3月18日土曜日

その日の朝、馬郡さんと南バイパスでアイ

ボールのあと、高橋さんと青果市場でアイ

ボール。その後家に帰り物置きのかたづ

けをした。ガラクタを会社のゴミ捨て場に

捨てに行った。

会社の帰りに高橋さんとQSOした。
おなかが空いたので、高菜焼き飯を注文してもらい、都市高速に乗り急いで高橋商

店へ向かう。12時15分高橋商店到着。タイミング良く高菜焼き飯が届いた。

食事をしながら明日、日曜日のことについて相談。お彼岸なので彼はは伊万里

へお墓参りに行くという。そうこう言う内に鹿児島に行こうとか、まだ行ったことの無

い所へ行きたいと言う事になり、どうせ行くなら瀬戸大橋を見に行こうと言う事に決

り今夜8時出発を約束し家に帰えった。

私は夕食後、車へ無線機、アンテナなどを積込み、出発の準備をし高橋さんの来

るのを待った。7時30分、少しはやめに高橋さんが来た。毛布などを積込みいよい

よ出発OK。7時44分、志免を出発、ドライバーは私し佐藤、福岡インターより高速

へ入る。

馬郡さんとQSOを試みるが通じず、JE6CLV局とQSO古賀インター付近までQSO

しながら一路北九州へ向かった。三千数百メートルの長いトンネルを抜け、9時30

分、めかりサービスエリアに到着、走行距離85Km、ここで高橋さんは、カツカレー

の夕食をとる。約30分休憩後出発。

ドライバー交代、高橋さんの運転で関門橋をわたり九州を後にした。

10時34分、福岡より175q地点、荷卸峠パーキングエリアでドライバーを私に交

代、時間は10時40分。大分県の局JI6LUV長友さんと144メガヘルツでQSO非常に

強く入感するのにびっくりした。

途中高速道路は対面通行になり走りづらく、そのうえカーブが多い。11時34分、

吉和インターで運転を高橋さんに交代。走行距離270q、まだ先程のJ16LUVの声

が聞こえる。

外はかなり冷えこんできた。外気温一2度、道路凍結が心配されたが天気は良く

空には星が輝いている。外は真暗。走っても走っても道路地図の次のベージに行

かない。回りの景色も見えず、少しうんざりしてきた。

今日はここまで、次のパーキングエリアで泊まろう。3月19日午前0時22分、走行距

離、335q、高田パーキングエリアで仮眠を取ることにした。車の座席を倒し寝るこ

とにし、寝返りをうったり、毛布を頭からかぶったりしながら約30分、どうしても寝れ

ずこのまま走ろうと言うことでドライバーを私に交代し、最後のインター落合へ向か

う。助手席で高橋さんは寝ている。時間は午前2時16分。

やっと落合インターに到着。福岡からの距離457q。後で分かった事だが、倉敷に

行くにはかなり行き過ぎていた。

落合インターを出発し運転を交代した私は助手席で寝たが、寝られず頭からジャン

パーをかけ目を閉じていた。後で話を聞くと、川ぞいに県道を走り途中ダムも有り、

山の中のすごい道を走ったそうだ。

座席を起こし外を見るともう岡山市内に入っていた。途中コンビニエンススストア、

ローソンに寄り、私はパンに焼きソバとハンバーグのような物が入った、ホットドッグ

と言おうかハンバーガーと言うのか分らない様なパンと缶コーヒーを買った。

高橋さんは弁当とウーロン茶を買い、店の人に高速までの道を聞き車に戻った。

福岡からの距離527q、時間は午前3時36分をすぎていた。私は先程買った

パンを食べながら走りやっと早島インターから高速に入った。

私たちは鴻ノ池サービスエリアで夜が明けるまで仮眠することにした。

走行距離距離554q。今の時間午前4時7分。毛布とジャンパーで体を包み、横にな

った。少しウトウト、とした時、隣りでrグ」、rグォー」、と音がしてきた、『ヤバイ!!、高

橋さんはイビキをかくのか』高橋さんとは、かなり長く親しく付合っていたが一緒に寝

る(?)のは、始めてだった。すでに手遅れである。イビキは、段々と大きくなりイビキ

を気にしないように自分に言聞かせ寝よう、寝ようとしている内にとうとう夜が明けて

しまった。

午前6時、鴻ノ池サービスエリアを出発。のぼる朝日がまぶしい。

やっと来ました瀬戸大橋。

「スゴイ」、「大きい」、「素晴ら

しい」、などと言いながら橋の

上へ高速道路なのに数台の

車が左端に止まり、人は車の

外に出て写真を撮っている。

「ここは、高速道路やろうが、車を止めていいとヤ!」と、言いながら自分達も車を止

め、記念写真を撮った。

橋を途中まで渡り、与島サービスエリアに入った。思えば遠くえ来たもんだ、などと

と記念の証拠写真を撮りまくり、島を見て回った。ここには、ドライブインの他、遊覧

船とか遊覧ヘリコプターなどが有り、名前は知らないが、美しい花が回り一面に咲

いていた。おなかが空き車に戻ったが、まだ午前7時過ぎである。

高橋さんは、先ほどローソンで買った弁当を食べだした。私は腹が減ってたまらな

い。駐車場の先に自動販売コーナーが有ったので行ってみた、残念ながら食べ物

は何もない。サービスエリアのレストランは8時開店なのである。仕方無く飲物を買

い、車に戻った。

8時までまだ時間が有る。レストランで腹ごしらえ、それにお土産も買わなければい

けない。無線機の21メガヘルツのスイッチを入れてみた。かなり開けている。

北海道からCQが出ていたのでコールしてみた。一発で応答があった。JF8FZR北海

道立川市の小杉さん、59の入感である。しばらくQSOを楽しみドライブインへ行って

見ると、8時少し前だがドライブインは開いていた。早速お土産を買い、私は食べ物

のある所へ走った。まだ朝速いのであまり食べ物が無い。カレーならば出来るそう

だが、朝からカレーは・・・と思ったが仕方無く食べた。

帰りは四国まで橋は渡らず、ここから引返す事にした。

高橋さんの運転で瀬戸大橋を後に。先程のJF8FZR局がまだ出ている。高橋さんが

車を運転しながらコールする、応答があった。九州から瀬戸大橋を見に来たと言う

と、相手は、先程も九州から瀬戸大橋を見に来た人とつながつたと言う。「まずいな

」と、高橋さん。先程の局(私、JA6FWU)とは関係無いふりをしてQSOをおわった。

午前8時58分、早島インターを通過、山陽自動車道に入る。

早島インターを過ぎた所で、私は横になったが、車から聞こえて来る、キンコン、

カンコン、少し体を起こしスピードメーターを見ると、120Kmは、はるかに超えて

いる。一見おとなしそうな高橋さんだが、飛ばす、飛ばす。本人はルンルン気分だろ

うが、私はシートベルトをしっかり、にぎりしめ寝たふりをしていた。

終点の福山東インターには9時28分に到着。走行距離、646q。運転を高橋さん

から私に交代し、国道二号線を南下する。非常に車が混んでいる、10q進むのに

1時間以上かかっている。10時16分、尾道の手前のガソリンスタンドで、車に給油す

る。33.5リッター入る。領収書を見ると、1リッター70円の計算になる。県外ナンバー

なので、たいぶボラれた。「頭にきた」と、高橋さん。

やっとスムーズに車は流れだした。

144メガヘルツでCQが出る、高橋さんはすぐにコールする。相手はJE4PGI、私達よ

り約500メートル位先を走るモービルだ。広島までの道案内をしてもらう。

高橋さんは、話がはずんでいるようだが、私は寝不足と先程の車の渋滞で疲れ眠く

なり、高橋さんに運転を交代してもらうことにした。相手が話している間に素早く交代

した。走行距離694キロメートル、時間10時5分。私は横こになり、無線の会話を聞

く。JE4PGI、永藤さんは九州大分の出身で、カードの交換の話をしているようだ。

ウトウトして目をさますと、もう西条インター入口だった。11時41分西条インターに入

る。走行距離、724キロメートル。後は福岡まで高速道路だ。

山陽自動車道は、最高速度80キロメートルである。高橋さんは、約100キルメー

トルで快適にとばす。奥谷パーキングエリア約2キロメートル手前突然

「アッ、ネズミとり」と、私。

ブレーキをかけ「どこどこ」と、高橋さん。だがすでに遅く、スピード感知レーダーは

通り過ぎてしまった。

奥谷パーキングエリア入口で赤い旗を持ち、立っている警察官。

「ヤバイ、高橋さん捕まったバイ」「しかたなか」覚悟を決め奥谷パーキングエリアに

入る。だが、旗を持った警察官は立ったまま、「アレ、どうしたとかいな?」結局何事も

無くパーキングエリアに着いた。「ホッ、助かった、100キルメートル以上で走っとる

車ぱ捕まえとるとばい」やれやれという気分で食堂へ。

昼食にうどんとおにぎりを食べ、さらにおやつにゆでタマゴとおにぎりを買い、車へ

戻る。

12時15分奥谷パーキングエリア出発。走行距離738キロメートル、ドライバーは私。

先程の事も有り、80キロメートル定速で走る。途中、広島ジャンクションを過ぎ、中

国自動車道へ入る。昨夜は真暗闇を走ったが昼間は景色もよく、走りやすい。

1時45分、871キロメートル地点、鹿野サービスエリアで高橋さんと運転を交代。

徳地、山口、小郡、美祢、小月、とやっと下関へ、長かった。「高橋さん、次の壇之

浦パーキングエリアで交代しょう」「…」無言。そのまま九州へ、「高橋さん、大丈夫

ね」と私。それでもやっと帰って来ました九州へ。

門司インターを過ぎた所で、飯塚のJA6BDL、浦野さんを433.18メガヘルツ英彦山レ

ピーターで呼んでみる。しばらくして応答がある。

遠から帰り、聞き覚えのあるコールサインが聞こえて来ると、やっと帰って来たとホ

ッ、とし安心する。走行距離1029キロメートル。よくぞ走りました、高橋さん鹿野パー

キングからここまで。途中家の方には、6時位の到着と電話をしておいたが、ずいぶ

ん予定より早く着きそうだ。

運転を私に代わり、最後のインター福岡へ。馬郡さんを無線で呼ぶと、JE6WUK田

中さんが出迎えてくれる。すぐにJF6VNB馬郡さんも今宿から出てくる。話をしている

うちに、福岡インターへ、やれやれ事故も無く無事に帰ったものだ。

インターを出ると、JA6CPX植木さんが呼んで来た「どこまで、行っとったと」、

「ちょっと、そこまで」。

4時ちょうど、全走行距離1619キロメートル、やっと到着。お疲れ様。

荷物を積替え、高橋さんは須恵の自宅へ帰った。

荷物を片付け、ほっとした私は、疲れも出、しばらく昼寝をした。

あくる朝、いつもの周波数で

「お早う、高橋さん。昨日はお疲れさんでした。疲れたろ」

話によると、高橋さんは昨日あれから家に帰り、その後甘木まで、奥さんたちを迎え

に行ったそうだ。さらに夜、近所の人が来、おそくまで、酒を飲んでいたそうだ。

そして今日、私より早く(私はいつも、朝六時四十分位に家を出る)市場へ買出しに

行っている。

何とタフな人だ、びっくりしてしまう。

* アイボール・・・・・・・無線交信ではなく直接会うこと。
* QSO    ・・・・・・・・無線通信において国際的に使われる略符号でアマチュア無線では交信すると言う意味。
*JG6RJVなど・・・・・・無線局の呼び出し符号。中ほどの数字が地域を表す。8は北海道、6は九州など。
*144メガヘルツ・・・・・144MHz 無線の周波数でアマチュア無線に割り当てられている。
              今回は 21MHz 144MHz 430MHZ の周波数を使用した。
*強く入感・・・・・・・・・とても強力に電場が受信で来ている。
*カード交換・・・・・・・QSLカード交換。無線通信をしたと言う事を証明するカード。日時や周波数、信号強度
             などを記入し、お互いに交換する。
*レピーター・・・・・・・無線の中継局。高い山などに中継局を置くので、遠くの無線局と交信が出来る。