2005年11月〜
バイク用ETC ノンストップ方式による運用試験
(2006年9月21日更新)

2005年現在、高速道路ではETCによる料金自動収受が行われていますが、バイクはその対象外です。このためETCの割引制度の恩恵を受けることができず、深夜はトラックよりもバイクの方が高いという、おかしな現象が起きています。
バイク用ETCは振動、防水、安全性など技術的に解決しなければならない部分が多く、また、高速道路に占める二輪車の通行台数の割合が0.16%(=1000台中1.6台※)と少ないため、採算面からも先送りされていたようです。

当然、ライダーからは不満の声が上がっていたのですが、このたび、ようやく実用化に向けて動き出しました。
所轄は、前回同様タッチ&ゴー方式ETC運用試験を取り仕切った(財)道路新産業開発機構(略称:HIDO)という特殊法人です。

道路関係四公団民営化推進委員会の資料より


目次
2005年11月1日:モニター募集
2005年12月4日:理解度テスト
2005年12月12日:車検証および免許証の送付
2006年1月8日:モニター本登録完了
2006年1月16日:ETC機器不良のため取り付け延期
2006年1月23日:ETC機器取り付け完了 ゲート通過の動画あり!
2006年1月27日:第1回アンケート
2006年2月5日:モニターの情報交換会
2006年3月4日:ヒヤリハットアンケート
2006年3月13日:試用試験の範囲拡大(東名東京IC〜厚木IC)
2006年3月23日:バイク用ETC本格導入についての報道
2006年4月4日:車載機の故障
2006年4月25日:試用試験範囲拡大・新規モニター募集
2006年6月11日:運用試験範囲拡大
2006年7月8日:二輪車ETC、製造メーカーは日本無線のみ
2006年7月19日:八王子本線料金所(下り)の危険性について
2006年9月8日 管理人のたわごと 〜本当に2006年秋に正規導入するの?〜
2006年9月13日: バイク用ETC車載機の予約受付開始
2006年9月20日: バイク用ETC 11月にも導入 国土交通省
2006年9月21日: バイク用ETC 11月1日午前0時から解禁!

2005年11月1日

ETC試験ライダーの公募が始まりました。
即日申し込んだところ、めでたくバイク用ETCの試用ライダーに相成りました!
聞くところによると、5000人の枠は、たった3日で埋まったそうです。
この一事でも、いかにライダーの不満が渦巻いていたかがお分かりでしょう。

機器は8万円相当のようですが、試験が終わればそのまま使ってよいそうです。
モニターの終了時期は不明とのこと。なんじゃそりゃ。


2005年12月4日

バイクETC運用試験の理解度テストがネット上で行われました。
30問の質問に答え、9割(27問)以上正解で合格ですが、日本語が読めれば楽勝です。


2005年12月12日

おなじみHIDOから、お手紙が来ました。
「二輪ETCモニターとして認めてやるから、車検証と免許証のコピーを送れ」とのこと。

登録してから42日目。いままで何をしてたんでしょう?特殊法人は相変わらずですね。
セットアップと車体取り付けはまだ先の話。
運用はいつになることやら。
ETC試験運用中は、モニター証明書を所持し、配布された腕章をしなければなりません。
うーん・・・ダサい。

※腕章が太すぎて、運転し辛いので、内側を切って細くしました。
車載機は、
1、制御部(本体)
2、アンテナ部
3、表示部(インジケーター)
で構成されています。
本体はこの位の大きさ。
(写真は他サイトから拝借しました)

ちょっと、大きすぎません?
シート下に入るかなぁ。

弁当箱みたい。

ほんと、置き場所に困っちゃうよ。
本体の設置には施錠できる場所が必要です。
シート下に入らない場合には、鍵付きの箱(約1万円)を付けるそうです。
(写真はHIDO提供)

しかし、ゴム留めの箱では簡単に盗ることができ、カギを付ける意味がないと思うのですが。
アンテナもデカイ。

取り付けには、RAMマウントを用いるか、カウルに穴を開けるらしい。
(写真は他サイトから拝借しました)

でも、スクリーンに異物取り付けると、車検に通らないはずなんだけど、どうするんだろう?


2006年1月8日

HIDOからモニター本登録が完了したとのメールが来ました。

バイクへの車載機の取り付けは、バイクを指定工場と日程調整の上、行えとのこと。
ようやく先が見えてきました。


2006年1月16日

HIDO指定工場で、バイク用ETC運用試験の機器を取り付けてきました。

喜び勇んでETCカード挿入・・・エラーだ _| ̄|○
結局原因は分からずじまい。

関係諸機関と相談したところ、来週早々、製造元のJRC(日本無線(株))立会いの下、機器チェックをするそうです。

実際のゲート進入でエラーが出たら大変なことになりますから、不具合は無くしてくれないと怖いですね。

所詮、モニター=人柱・・・か。


2006年1月23日

HIDO指定工場において、JRC(日本無線(株))の技術者立会いの下、機器チェックが行われました。
JRCの研究所の近所ということもあり、3人の機器開発者が来ました。

先週、機器の不調でブーブー文句を言っていた私ですが、開発者の話を聞く機会を得て、嬉しくなってしまいました。
調査の結果、本体とインジケーターを繋ぐコネクター(赤○部分)の強度が弱く、絶縁していました。
そこで、インジケーター部分をまるごと交換したところ、問題は解決しました。

開発者余談@
開発当初はコネクター無しの仕様であったところ、後からコネクターを作るように指示があり、急遽仕様変更したということです。
開発者は「できればコネクターは使いたくなかった」と言っていました。
しかもこのコネクター、バイク用のものではありません。
バイク用のものは巨大になってしまうので、避けたということです。(9ピンのコネクターとか言っていた)
急な仕様変更ということもあり、何かを流用したらしく、強度が弱いそうです(耐加重3kg)。そのため絶縁を起こし易くなったそうです。当然、改良を要するとのこと。

開発者余談A
「コード内部の金属線が細すぎて絶縁を起こしやすくなってしまった。次はもっと柔らかく、太くしよう」と言っていました。

開発者余談B
3人の内の1人は初めて実車に取り付けた状態を見たらしく、「配線の取り回しがこんなに大変だとは思わなかった。次は小型化と取り回しを考慮して開発しよう」と言っていました。

開発者余談C
黄色い○部分の段差(本体外枠の箇所)は、ただ単に筐体をビス止めする為だけのモノなので、将来的には削って小型化したいとのことです。
部品交換後、同様のトラブルを防ぐために、問題のコネクターを、周囲の配線と一緒に絶縁テープでグルグル巻きにして、コネクター前後のコードが折れないようにしました。

ETCカードの出し入れ等で本体を動かすと、絶縁する可能性があるので、モニターの人は、直ぐにコネクター周辺の補強をしたほうが良いと思います。

また、配線内部の金属線が細く脆いので、絶対に配線を折らない様にしてください。


既に同様のトラブルが何件か報告されているそうです。

※ただし、写真のコネクターはインジケーターを繋ぐものなので、トラブルがあってもETC本体の通信には問題は生じないということです。
本体について

ここにETCカードを差し込みます。
シート下に上手く収まりました。
電源はテールランプから採ったようです。

※バイクに固定するよう指示されていますが、カードの出し入れが出来なくなってしまうので、固定せずスポンジの上に置いています。

開発者余談D
基本的には4輪用ETCの機器をベースにしており、通信方式も同じだそうです。
また、防水・防塵・防振構造ですが、防磁構造ではないようです。

開発者余談E
「本当はナンバープレートの裏側に取り付けられるようにしたい。振動だってシート下より少ないはずなんですが、○○はバイクの事知らないから言っても理解してくれないんです。」と言っていました。
※近いうちにテスト機を作るらしい。しかし、一部車種では、取り付け強度に問題があって、この方式の実現は難しいのではないかという話でした。
アンテナについて。

アンテナ取り付け角度は、水平面より10〜30度、アンテナ面より6cm以内にプラスチック部品、金属部品が無いことが条件とされています。
そのため、原則としてハンドルにRAMマウントを用いて固定するか、カウルに取り付けることになります。

しかし、RAMマウントだと事故の際、体を打ち付けて重大な傷害が発生する虞がありますし、何と言っても外観を損ねます。

そこで、JRCの人にアンテナをカウル内部に取り付けられないか聞いたところ・・・
なんと、実験を兼ねて、カウル内部にアンテナを取り付けた状態でも問題がないか、チェッカーで測定してくれました!(左の写真)

結果はOK! 電波強度は規定の範囲内で、そのまま走っても大丈夫とのことです。

※カウル内にアンテナを取り付けても4cmくらい隙間が残っていたという事情があります。
(電波強度を確認できないかぎり、設置場所の基準を守って下さいとのことです。)

※カウルに金属系コーティングされているものはダメだそうです。

※現在、4輪用ETCでフロントガラス取り付けアンテナがあるので、2輪でもそのように出来ないのか聞いてみたところ、4輪は段階を追って認められていったので、将来的には2輪でも可能であるかもしれないそうです。
インジケーター(表示機)について

機器が正常に動いているかどうかを、表示します。
エラーだと赤が点灯。
カードを差し込むと緑と赤が交互に点灯
正常だと緑が点灯(写真参照)。

メーター脇につけました。
視認性は良好です。

※JRCの人によると、カード異常の場合でも、読み込みの際に必ず緑が一度は点灯するそうです。ですから、一瞬たりとも緑が点灯しない場合には、機器の異常を疑ってくださいとのことです。
取り付け外観について。

アンテナがカウル内部に納まったので、ぱっと見では、ETCを付けたようには見えません。

ETCカードの盗難の危険を考えると、機器を目立たずに取り付けられて良かったと思います。
そのほかの余談としては

Fアンテナをフロントフェンダーのボルトを用いて取り付けることについて。
位置的にはベストである。しかしバネ下ということもあり、ボルト1本で固定されているだけでは脱落の可能性があるので控えて欲しい。もし取り付けるなら、取り付け強度を上げた専用ステーを用いる等してくださいとのこと。

Gゲート通過の速度は毎回チェックしているとのこと。既に取り付けが完了したモニターが60km/hで通過したのもバレていて、問題だと言っていました。

H理論上120〜130km/hでもETCは反応するそうです。しかし、バーがあるところでは50km/hでも危ないそうです(当たり前か(笑)。
きちんと減速しましょう。

IETC機器の値段については、二輪車の絶対数が少ないので、4輪用と共用化できる部分があったとしてもコスト高になってしまうそうです。

JETC機器は、タンクバッグに入れて持ち運べるようなのが理想であるし、可能であると言っていました。しかし、諸団体との関係で、実現は難しいだろうとのことです。


管理人のコメント:
JRCの人が「○○は、バイクはCB400SFとスクーターだけだと思っているんだ。だからこんな使いにくくなってしまったんだ。様々な意見がでているんだから反映させて欲しい。」と愚痴っていました。
私が今日のやり取りを見ている限りでは、JRCの技術者の熱意を感じました。
また、HIDOも立場上、板ばさみにあっていることが言葉の端々から伺えました。
色々あるでしょうが、頑張ってバイク用ETCを実現させて欲しいですね。

取り付けが完了したので、早速使ってみました!

今回の試験では、通過レーンが指定されています。
制御棒を短くすることによって、万が一開かなくても、隙間を通過できるよう企図されているようです。
(路面の白い破線に沿って進入します。)
上記設備上の理由により、運用試験の範囲は、左図に限定されています。

範囲外を走行する場合には、いちいちシート下のカードを取り出して清算しなければなりません。
(メンドクサ)
近い将来、範囲が拡大するとのこと。期待していますよ、HIDOさん!

※JRCの人の話では、すでに対象範囲を大きく超えて走った人がいるということです(苦笑
やりすぎると資格剥奪もありうるかもということです。

(画像はHIDOから拝借しました)
ETC通過の瞬間です。

←これぞノンストップの快感!
 (動画 wmv形式446kb)

これからまだまだモニターとしての走行が残っています。
機器だけでなく、実地でも様々なトラブルが明らかになることでしょう。
モニターから収集されたこれらの問題点が、次に反映されることを祈っております。



2006年1月27日


↑クリックで拡大画像
第1回モニターアンケートが行われました。

内容は、使用頻度、危険体験の有無、車載機の使い勝手、不具合の報告、またモニター側からの要望が主なものです。

私は、車載機の大きさ、不具合、運用範囲の拡大を主に訴えておきました。

事前アンケートがあると聞いていたのですが、結局無いようですね。

※どうやら車載機搭載が間に合わなかったモニターには、アンケートの案内がされていないようです。(それどころか、まだ取付案内さえ来ていない人も)。
管理人のコメント 〜モニターの文句が多いことについて〜

 手続や機器に対してのモニターの文句が多いことについて、「試行運用に不満があるならモニターをやめろ」的なことを言う人がいるという話を聞きます。
 しかし、文句があるということは、何かしら良くないことがあるとの証左ですし、そもそもモニターの存在価値は文句を言うことではないでしょうか。口を噤むのはむしろマイナスだとは思うのです。
 ところで、バイクは長年ETCの蚊帳の外に置かれ、時間によっては4輪よりも高い料金を支払っています。しかも「オマケ」があったハイウェイカードも廃止となり、ライダーの不公平感は増すばかりです。
 そこにきて、ようやく今回の運用試験です。モニターは、いくら事前に様々な制約を承諾しているとはいえ、それなりの手続や機器を準備してくれないと、納得しづらいものがあるでしょう。しかも機器の故障が頻発したり、外観や安全性を損ねるというのであれば尚更です。
 ですから関係諸機関には、モニターの文句が多いということが、モニター制度自体だけでなく、不公平な現状をも反映しているものだと理解してほしいと思っています。そして、文句の裏側にある、ライダーの切実な訴えを聞いて欲しいと思っています。

※もし運用試験を不公平感がない状態でやったら、また違った反応があったとは思うのですが。



2006年2月5日(日)

インターネット上の某掲示板の呼びかけで、バイク用ETCのモニターが集まって情報交換してみようということになりました。

集合場所の首都高速芝浦PAに集まったのは15台ほど。
色々と勉強になりました。
一番オーソドックスな付け方です。
RAMマウントを用いてハンドルに取り付けています。

この写真の機器を取り付けたお店は、わざわざタイラップで補強しています。
丁寧な仕事をしているのが伺えます。
こちらは、フロントフェンダーにアンテナを取り付けた例です。
写真では分かりにくいのですが、ネジが緩んでアンテナが前にお辞儀しないよう、ワイアーをフォークに絡ませています。
こちらは、アンテナステーをワンオフ製作し、ミラーのボルトを利用して取り付けています。

カウルに穴を開けないで取り付けようとする工夫と意欲が見られます。

自作のステッカーもなかなかgood!
試しに、現在4輪用として普及しているETC機器をバイクに載せてみました。
アンテナ一体型なので、本体を別に取り付ける必要はありません。
(モニター機のアンテナより小さいのはどうしてだろう(^_^;))

将来的には、このようにバイク用のETC機器も小型化してくれるといいですね。


2006年3月4日 ヒヤリハットアンケート


↑クリックすると拡大します。
二輪ETCモニターに対して、HIDOからアンケートの依頼が来ました。

メール文面によりますと
「二輪車へのETC導入に際し、二輪車ライダーの皆様が首都高速を走行中に、ヒヤリとしたことやハッとして(ヒヤリ・ハット)危ないと感じている場所をお伺いし、これらの潜在的な危険箇所の改善方法を検討するために、アンケート調査を実施しております。」

なるほど。このような取り組みは良いですね。
最近では4号線参宮橋付近において、コーナーの先の渋滞をナビにポップアップさせるような仕組みが出来ているようです。

私もC1外回りの千代田トンネル付近で、コーナーの先の渋滞が予測できずに追突しそうになったことがあります。

人命に関わることですから、是非頑張ってほしいですね。
管理人のたわごと:

ETCの呼び方を御存知ですか?
「イーティーシー」と呼んでる方が殆どだと思いますが、実は「イーテック」という愛称のようです。
誰が決めたのか分かりませんが、エライ方を呼んで決めたのでしょう。多分お金も掛かっていると思われます。
E電と同じ末路をたどらなければよいのですが(苦笑

それはそうと、二輪用ETCのゲート通過に際して、大型車が前に居るとうまく反応しないようです。一度エラーが出ました。
大型車の後ろを通過する際には、いつも以上に車間距離をとる必要があるようです。


2006年3月13日(月)14:00

試行対象範囲に、東名高速道路東京インターチェンジ(IC)〜厚木インターチェンジ(IC)が追加されました。

バイクで箱根方面に向かう人は多いですから、より多くのサンプルを取れるようになるのではないでしょうか。
(どうせなら厚木から先の小田原厚木道路や西湘バイパスも含めてくれると便利だったのですが(^_^;))

このように随時範囲を広げていこうという姿勢には好感が持てますが、いっそのこと全面解放して欲しいところ。

今後の範囲拡大に支障をきたさないよう、モニターとして、ゲートでトラブルを起こさないように気をつけて走ろうかと思います。



2006年3月23日
バイク用ETCの本格導入についての報道

国土交通省によりますと、二輪用ETCの本格導入は今年の秋からだそうです。

そして、本格導入までの当面の間は、各高速道路会社において二輪車の方に対しETCカードのみで料金割引を実施するようです。
ですからモニターじゃない人も、ETCカードを作ったほうがよさそうです。

近頃、モニターの範囲外の料金所でも、二輪対応のバーに取り替えられているところが目立ち、着々と準備が進んでいるように見受けられます。
早く全面解放してくれないかなぁ。



2006年4月4日 車載機の故障

先月末の伊豆ツーリングの時のことです。
朝、東名高速のゲートを通過するときにはなんら問題は無かったのですが、昼ごろにふと気付くと、インジケーターのランプが緑/赤とも消灯していました。

もしやと思い、車両と本体を結ぶヒューズを調べたところ・・・やはり切れていました。

新しいヒューズ(70円)と交換すると、再び正常に動き出しました。

普通、振動がある場所では平型ヒューズを使うのですが、この車載機にはガラス管ヒューズを使っています。振動で切れてしまったのでしょうか?

車載機本体はかなり振動に対して神経質に設計したようですが、それ以外の振動対策がちょっといい加減なような気がします。

気休めにヒューズケース周辺にプチプチを巻いてみました。
モニターの方は、ヒューズの予備を持ち歩くことをお勧めします。
管理人のたはごと 〜「モニター車載機が壊れたらモニター終了」で納得できますか?〜

もしHIDOが車載機の修理を断り、モニター資格を剥奪すると通告してきたらどうしますか?
車体に穴を開けたり箱を買わされたりした人も,、泣き寝入りしなければならないのでしょうか。
ETCモニターの法的性質について少し考えてみました。

HIDOが「バイク用ETCノンストップ方式による運用試験」をしている目的は、バイク用ETCの問題点を洗い出すためのデーター取りであって、機器の貸し出しが目的ではありません。
とすれば、HIDOとモニターは、「データー取り」という事実行為を委任する契約(民法656条)を締結していることになります。
委任契約の場合、一方の都合で勝手に契約を解除する場合には、相手の得べかりし利得を賠償しなければなりません(民法651条)。

本件では、通常の使用方法で車載機が壊れた場合にモニター資格を剥奪するという条文が、確認書および約款には見当たりません。
そして、モニター期間終了後はHIDOがモニターに機器を無償譲渡する契約になっていますから、モニターの「得べかりし利益」は、機器そのものになります。
ですから、車載機が故障したという理由でHIDOがモニター資格を剥奪しようとする場合、原状回復は勿論、HIDOは新たな車載機か車載機代をモニターに引き渡さなければならないのではないでしょうか。

以上のことは、モニターとしての義務(通行方法や範囲など)を遵守した場合でないと難しいかもしれません。

皆様はどう思いますか?


2006年4月25日 試用試験範囲拡大・新規モニター募集

これまでの試行運用は都市近郊区間でしたが、4月29日からは試行運用の範囲を拡大するそうです。
あわせて一般のライダーの方を対象としたモニターを4月27日(木)から追加募集するとのこと。
http://www.e-nexco.co.jp/company/pr/honsha/
2006/0425/index.shtml

ようやくツーリングでも使えるようになりそうです。
HIDOさん、期待していますよ!!



2006年6月11日 運用試験範囲拡大

これまで首都高速道路の利用可能レーンは、「ETC/一般」混在運用レーンに限定されていました。
これは料金所手前で混乱するだけでなく、非ETC車と同様に並ばなくてはならず、非常に使い勝手の悪いものでした。
(その理由は?ですが。短尺バーの設置が間に合わなかったのでしょうか???

平成18年6月14日(水)午前0時からは、ようやく「ETC専用レーン」を使えるようになる模様です。
全面解禁を期待してますよ! それまで我慢我慢。。。



2006年7月8日 二輪車ETC、製造メーカーは日本無線のみ

【ライブドア・ニュース 07月05日】− 高速道路の通行料金を自動的に精算するETCシステムが今秋にも二輪車に導入される予定だが、二輪車用車載器の製造・販売に参入するメーカーが現時点で日本無線<6751>1社のみにとどまっていることが5日、わかった。同日、東京都港区の自動車工業会(自工会)で行った記者会見で、二輪車メーカー4社でつくる特別委員会が明らかにした。
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2164272/detail

どうやらバイク用ETCのメーカーは、モニター機の製造元であるJRCに限られるようです。参入障壁として防水性や耐震性を挙げていますが、これはおそらくタテマエでしょう。日本の技術で難しいことはないと思われます。
(業界ではいろいろあるようですから・・・。)

市場が小さいのは理解できますが、これでは競争による改善やコストダウンが期待できないかもしれません。
寡占状態というのは・・・少し残念です。



2006年7月19日 八王子本線料金所(下り)の危険性について


モニターの性質上、通行方法について多少の不便を強いられるのは承知していますが、それでも規則を遵守すると危険を感じる箇所があります。

2006年7月19日現在、中央道下り線の八王子本線料金所では、モニターは一番左のレーンを通過するように指示されています。

しかし料金所の構造上、本線から一番左のゲートに行くには、ICから流入してくる車の流れを横切らなければならならず、非常に危険です。何回通っても恐怖を感じます。

重大な事故が発生する恐れがあることから、HIDO様に於きましては、八王子本線料金所下り線の右側のレーンを直ぐに解放して下さることを希望します。


※第三京浜の保土ヶ谷料金所出口(下り)でも似たような現象が起きるようです。





2006年9月8日 管理人のたわごと 〜本当に2006年秋に正規導入するの?〜

国土交通省によりますと、二輪車ETCの正規導入は2006年秋からということですが、本当に導入されるのか個人的に不安になってきました。

というのも、第2次モニターに対して未だモニター機が行き渡っていないからです。
モニター機が行き渡る前に正規導入するというのはちょっと考えにくいと思いませんか?
仮に間に合ったとしても、たかだか1ヶ月足らずのデーターのためにコストや手間を掛けるという説明が付きません。
(予算消化のためかもしれませんが(汗)

写真は8月中旬に青森中央ICで撮ったものですが、二輪対応になっていました。このように道路側の環境は整いつつあるようです(まだ整備されていないICでも一晩あれば改造できるようです。)
またバイク雑誌にも市販型車載機が紹介される等、バイク側の環境も整い始めているようです。
とすれば、延期されるとすれば別の理由・・・?

いずれにせよ早期導入を期待しております。

モニターがETCゲートで事故を起こしたりすると延期になる恐れもありますから、今後も気をつけて通行したいと思います。



2006年9月13日: バイク用ETC車載機の予約受付開始

2006年9月8日のコメントで「今年度秋には間に合わないのでは?」という適当なコメントを書いてしまいましたが、どうやら順調に準備は進んでいたようです。

バイク用品店の「ドライバースタンド」が、10月下旬にはバイク用ETCの車載機を販売する予定だそうです。
9月15日から予約を受け付けるとのこと。
http://www.driverstand.com/img/etc.jpg

11月上旬あたりにはバイク用ETCが正式運用されるのでしょうか。



2006年9月20日: バイク用ETC 11月にも導入 国土交通省

【国土交通省と高速道路各社は19日、二輪車向けETC(自動料金収受システム)を11月にも導入する方針を固めた。同省などが今春から実施したモニター調査で機能性と安全性が確認されたと判断した。】
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20060920k0000m010157000c.html
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やっとゴールが見えてきました。
あとは機器の値段が下がることを祈りましょう。



2006年9月21日: バイク用ETC 11月1日午前0時から解禁! JRCからも市販車載機が発表されました。



国土交通省発表です。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/06/060921_3_.html

タッチ&ゴーの実験から長い道のりでした。
ETCが解禁されることにより、今後バイクに対する料金の不均衡が是正されることを期待します。

これと同時に日本無線(株)から市販の車載機が発表されました。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=141385
サイズは以下の通りです。
 車載器本体:110(W)×83.2(D)×24(H)
 表示器:15(W)×45.5(D)×15(H)
 アンテナ:36(W)×39(D)×13(H)

モニター機では入らなかった車種でもこれなら大丈夫かもしれません。
モニター機では弱いとされたコネクターや配線の欠点が反映されているといいですね。




以後、進展がありましたら更新する予定です。


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