2006年8月11日〜18日
東北ツーリング その1


噂には聞いていたけど、東北最高!!!
見所も多いしメシも美味い。温泉も豊富。
なによりも人情がすばらしい!
北海道と違い、それぞれの土地に歴史と文化の裏づけがあって、独特の風情を感じさせるところが魅力的です。

ただワインディングが多いので、初心者には大変かも。
荷物を軽量化したほうが道そのものを楽しめると思います。

これが今回の旅程です。

8日間の総走行距離は約2800キロ。
赤線が実際に走ったルートで、青い四角の点が幕営または宿泊した場所になります。

予め決まっていたのは、
・4日目にJちゃんと男鹿で会う
・下北半島に行く
・もしかしたらAKIZOさんがどこかで合流するかも
・三陸には寄れるかな??
といった点だけ。
宿泊地が拘束されないのはキャンプツーリングならではですね。

キャンプ道具を積んで元気に走ったら、タイヤ(ミシュランPilot Power)が直ぐになくなってしまいました。高いタイヤだったのでちょっと鬱です。
8月11日(晴れ)
自宅〜宇都宮〜鬼怒川〜会津田島

夕方5時半頃に東京を出て、夜10時頃、会津田島あたりの道路脇で野営。
折角だから涼しい場所じゃないとネ。

今回は、キャンプ撤収時間の削減とワインディングを楽しむため、去年の北海道に比べて大幅に荷物を減らしました。
でもまだ削減できるかな。
8月12日(晴れ時々雨)
会津田島〜米沢〜磐梯〜山形〜月山〜酒田〜三崎公園

AM 5:50

湯野上温泉の河原に温泉が湧き出しているらしいという噂を聞きつけ、探索したけれど河原に下りる道が分からない。
そこで農協の帽子を被っていたお爺さんに声を掛けてみた。

「あの〜、この辺の河原にお湯が自噴してるって聞いたんですけど、どこにあるんですか?」
「あー、この先の「ホシノエ」っていう看板がある路地を入っていげ」
「分かりました。「星野ヘ」って書いてある看板ですね」
「いんや違う。「ホシノエ」だ」
「あ・・・「ほしのへ」ですね。」
「なんで分かんねぇんだ!「ホシノエ」だって言ったら「ホシノエ」だ」

よく分からないけど行って見たら、「星乃井」っていう旅館の看板だった。

東北人がねっぱるように「エ」と発したら、それは「イ」を意味するということを、旅が終わってから東北出身の友人に聞いた。
耳が慣れてない人には難しすぎ(汗
ここが湯野上温泉の河原の湯。
野湯が好きな人には有名なようです。
ロケーションが素晴らしい。
噂の野湯は湯船の下にあります。
渇水時に現われるドラム缶程度の大きさの穴で、川の水位とほぼ同じ。指を入れただけでも熱く、一瞬ためらいましたが、ここで止めては男がすたる!
蜘蛛の巣を取り払ってから、腹をくくって飛び込む。

入浴時間はセルフタイマーが切れるまでの約5秒(笑
7:00

会津路も北海道に負けていません。
ワインディングがある分、バイクを操る楽しさがプラスされる感じです。
9:40

米沢の上杉神社にて。

「成せばなる 成さねばならぬ なにごとも
成さぬは人の なさぬなりけり」

・・・少しは見習わないと。
米沢牛を賞味したかったんだけど、ちょっと時間が早すぎた。
でも折角なので、屋台の米沢牛串を食べる。
う〜ん・・・まぁまぁ。

これを撮影して約5秒後、突然バケツをひっくり返したような大雨!
慌てふためくライダーどもを横目に、俺は上杉神社脇の喫茶室で優雅なモーニング♪

何故か旅の神様にはいつも助けられるのだ!
12:00

雨が小康状態になったのを見計らって、米沢を出発。
それでも雨はシトシト降っているので、時間つぶしに上山温泉に寄って見た。

下大湯はこの周辺で一番古い共同浴場だ。
入浴料は80円(!?)
洗髪料を別にとるところがシブい!!
建物外観からも期待感が高まります。
湯船は更に渋い!
いいんだよな〜、この感じ。
14:00

山寺に着く前には、天気は回復。
ズブ濡れのライダーが本当に気の毒です。
__

山寺で煩悩を落とすには、1000段以上ある階段を1段づつ登らなければならないらしい。
今後の展開を知っていれば、1段飛ばしで登らなかったのに(鬱

ブーツで登るにはちょっと暑い。
えらい所に作ったもんだ。
学生の頃に行ったブータンの寺院を思い出す。

かつて修行僧が名声を得るために厳しい岩場に挑み、命を落とすことも少なくなかったそうな。

寺の中の人も大変だ。
山寺から下界を見下ろすとこんな感じ。
本当に煩悩から解放される場所といえるのかな??
16:40

海に沈む夕日を眺めたくなったので、一路酒田へ。
途中、本間美術館に立ち寄ることにしました。

本間家は、戦前における日本一の大地主。現在その邸宅と別荘は一般公開されています。

バイクや温泉もいいけど、少しは教養を身につけないと(汗

いや〜、これは凄いです。
酒田を通りかかったら是非見てください。
18:50

本日の幕営地は秋田と山形の県境にある「三崎公園」。
夕日も見えるし、環境もいい。しかもタダ。

深夜、写真に写っているオジサンが酔っ払って絡んできたのには参った。
今晩の酒のツマミは、地元鶴岡名産の「ダダチャ豆」。
これは美味い!

2人のライダーと情報交換しながら夜が更けていきました。
8月13日(晴れ時々雨)
三崎公園〜鳥海山〜河原毛〜子安峡〜湯の倉〜秋田〜八郎潟

6:40

鳥海山です。
祓川まで登ると、360度の絶景と高層湿原がお出迎えしてくれました。
高山植物が咲き誇る中、沢山のトンボが乱舞しています。

ここに湧き出る水がものすごく冷たくて美味しい!
海の方向を眺めると、沿岸沿いの風車までクッキリと見えました。
鳥海山の麓には原生林が広がっています。

車通りの少ない山奥深くにこんな立派な道があるなんて!
最近よく熊出没を聞きますが、今年も多いんでしょうか。

怒れる顔の熊がイカス。
7:50

鳥海山の麓にある、法体の滝(日本の滝百選)。
遠目では分からないのですが、かなりの落差があって迫力満点!落口に上ってみましたが足がすくむほど。
(落口まで行くのはオススメしません)

滝の目の前にはキャンプ場が広がっていて、かなりの好立地です。
次に来る時はここでゆっくりと過ごしてみたいですね。
10:10

河原毛大湯の滝。

滝そのものがお湯なんですよ!野湯No,1の称号を与えたい!
ところが、みんな水着を着ている。
「水着で風呂に入って気持ちいいか?」と小一時間問い詰めたい所だけど、そんなこと言っても始まらないのでタオル一枚で飛び込む。
左側の滝中段には小さな釜があって、上から見下ろしながら入浴することが可能だ。

もちろん勇者は滝をよじ登る。
下のギャラリーにナニが丸見えだったろう(汗
中段の滝つぼから下を覗き込むとこんな感じ。
王様の気分です♪
11:50

子安峡にも立ち寄ってみました。
高温の湯が遊歩道の左右から水平発射されるという非常に珍しい光景が見られます。
ていうか蒸気だけでも熱い!

温泉マニアの中には、ここの湯溜にも果敢にチャレンジする物好きがいるらしい。
さて・・・秋田に行くには時間が余っちゃったな。。

地図を眺めていたら「湯の倉」という温泉を発見。
「栗駒五湯随一の秘湯」と挑発されては、黙って見過ごすわけにはいかないでしょ!!

ところが林道に入る前後から、土砂降り(泣

どうも昔から俺には「秘湯」「ダート」「大雨」がワンセットになっているかのようで・・・。
バイクを降りてから、20分ほど山道を歩く。
森はとても綺麗なんですが・・・やっぱり大雨じゃねぇ。
ブーツも服も、汗と泥でグチャグチャ。

洗濯しないと今後の日程が臭すぎる(笑
ようやく「湯の倉温泉」を管理している山小屋「湯栄館」に到着です。

繁忙期だというのに客は俺一人(^_^;)
13:40

苦労した甲斐があったんでしょうかね・・・(?)。

ロケーションはまずまずですが、虻が多くてゆっくり浸かるような状況ではありませんでした。
15:45

泥湯」にも立ち寄り。
そろそろ湯あたりの症状が・・・少し気持ち悪い。
16:40

湯沢から秋田市までは、地元のオバチャンに教えてもらった「出羽グリーンロード」をかっ飛ばす。
さすがは広域農道、金つぎ込んでいるだけあって快適♪
みんな時速100キロくらいで走ってる。

道々では至るところで迎え火を焚いている。
そうか、今日はお盆だっけ。
懐かしい風景にグっと来た。
この看板、秋田県内のあちこちにあったんですが、どういう意味なんでしょうか??
草刈をすると、カメムシが農作物に移ってしまうのかな??
ちょっと興味があるところです。
18:40

秋田市内に入ったところで、噂の「ババヘラ」を発見!

アイスを半分くらい食べたところで、一緒に写真を撮らせてくれるようお願いしたら、
「そんなんじゃ絵にならないでしょ。ちょっと貸しな。」
と、再度アイスを盛り付けてくれました。

オバチャン優しい〜。
21:00

とりあえず臭い洗濯物をなんとかせねば!

八郎潟町のコインランドリーに立ち寄ったものの、何故か洗濯機は軒並み使用中止。
仕方なく隣町で一人寂しく洗濯機を操作するのでした。(´・ω・`)

あとで聞いたところによると、八郎潟にアオコが大量発生して、断水になっていたそうな。
__

洗濯機を回していると八郎潟町のNチャンから「飲んでるから今から来い!」というありがたい(?)連絡が。 
ていうか俺、まだ寝るところも決まってないんですけど(汗
結局、地元の人たちの飲み会に飛び入り参加することに(苦笑

いや〜、なんだかんだで楽しかった!
8月14日(快晴)
大潟村(ポルダー潟の湯駐車場)から男鹿半島を一周。

7:20

昨夜は真っ暗で気付かなかったけど、八郎潟の干拓地はひたすら平地と直線道路・・・日本ではないみたい。

干拓前の八郎潟は琵琶湖の次に大きかったそうです。
人の力って凄いですね。
干拓地はもちろん海面よりも低い。
村落の片隅には、道より一段高い緊急用ヘリポート!?

やっぱり水門が決壊したときのことを想定してるんでしょうか。
12:50

この日は八郎潟の「鉄のパンツを履く娘」Jちゃんに男鹿半島を案内してもらいました。

鵜ノ崎海岸では大はしゃぎ♪
Jちゃんはスカートなのに、果敢にも海の中へGO!
やっぱり夏は海でしょ☆


しかし・・・サンダルに磯の香りがこびりつき、旅の後半は醗酵した臭いに悩まされることに。
暑さに耐えかねて立ち寄ったババヘラ。
なんと伝説の「薔薇盛り」に遭遇!!

すごいよオバチャン!! 芸術的かつ素早すぎ!
しかもイチゴとバナナが均等に入ってる!
匠の技を目の当たりにして、ちょっと感動。
13:40

お昼ごはんにフラリと立ち寄った椿漁港の店。

ヨシズで囲ってあるだけの店舗で、嫌が応にも期待が高まる。
なんと、この大きさの岩ガキ二つで500円!
男鹿半島の特産物とは聞いていたけど、あまりの美味さに脳味噌がとろけそう。。。
生ウニもゲット☆
まだ殻がついてるよ〜(涙
あま〜〜い!!!!
イカは炭火で焼く。
これがまた甘いんですよ(*^。^*)

「とろとろワカメ」も口の中でとろけるようで(^v^)


それでいて、驚きの価格。
男鹿の椿漁港に行ったら、是非!
バッテリーが上がっていた車を見かけて、嫌な顔をせずに協力するJちゃん。
本当にいいコだ。
15:20

あまりに海が綺麗で、磯に降りてばかり。
楽しすぎて先に進めない!!


裸足で磯遊びに熱中するJちゃん。
イソギンチャクにビビってちゃカニは取れないでしょ(笑
青少年が岩の上からダイブして遊んでいた。
うわ〜、俺もやりたいゾ。

見ていると、女の子はアッサリ飛び込む反面、男の子は怖がってなかなか飛び込まない。
案外そんなもんか。


次に来る時は水着必携だ。
15:50

男鹿半島も先端に来ると、風光明媚な断崖が続きます。
ワインディングを楽しむには最高!
17:00

男鹿半島といえば、ナマハゲでしょう。
ナマハゲを知らずして男鹿は語れない。

なまはげ館で衣装を貸してもらって、記念にパシャリ(笑
何気なく立ち寄ったお土産屋さんで、妙に印象に残るナマハゲの絵葉書をゲット。

これは店主が地元の高校生(鎌田沙織さん)に頼み込んで書いてもらった1点ものだとか。
「大事にしてください」って念を押されてしまった。

最近になって切り絵の個展を開くようになったとのこと。
もしかして将来プレミアが付いちゃったりするのかな?
18:20

草原が広がる入道崎からの夕日。
楽しかった1日を思い返してホロリと来ちゃいました。
__

この後、夜景を見に寒風山に登ったら、偶然にも下界で花火大会があったようで、山の上から夜景と花火を一緒に鑑賞することができました。

やっぱり俺には旅の神様がついているかも。


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