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劇団金蘭座「愛のように 誰も 〜降り注げ 君に 戸惑いの稲妻」観劇@芸術創造館。すいませんタイトルを見てメロドラマみたいなん想像しました。
舞台は教室。その中を横切る人が数人。真ん中で女が倒れている。そばに立つ男、毒薬を飲む(シェイクスピアのワンシーンらしい)。女(ジュリエット)目を覚まし、毒薬を飲もうとする。そこに覆面の人物4人が登場し、女を止める「お前がやろうとしていることは連れションと大差ない」。ちょっと会話があり、最終的には5人でタイトルを叫ぶ。以上イントロ。
ジュリエット役の方がいかにもシェイクスピアな発声で、ロミオとか固有名詞が出てくる前に「シェイクスピアかな?」と分かるほど。次のシーンで彼女は女優でありことがわかり、この冒頭のシーンは舞台なんだろうと考えられるんだけど、このワザとらしいほどのカツゼツのよさも、伏線だったのかなあと思う。
シーンは大きく分けて、現在の喫茶店と、過去?の小学校の開かずの教室の2つ。現在のシーンでは、喫茶店に脚が数人居合わせ、ほぼ全員が同級生であることが判明する。その中でも女優の双子の姉が、かなりの変人として描かれる(自分を与謝野晶子だと思い込んでいるなど)。
爆発音がありシーンは小学校に変わると、子供時代の登場人物が現れる。なんでも、ドモリの生徒を治すために、「神の箱」というものを探す冒険をしていて、それで開かずの教室へ入ってきたのだという。ドモっているのは、現在では女優をしているはずの、双子の妹である。そして現在では変人のはずの姉が、その生徒たちの仲ではリーダーシップを発揮している。この対比が興味深い。
狂人と常人の差とは…ということを考えたくなる作品でありました。