当サイト全内容につき無断転載、引用禁止「北帰行」
箱館戦争後日録 明治四年三月〜明治六年十一月
当サイト内の各日録は複数の史料を参考にして管理人が独自に額兵隊周辺を中心にまとめたものです
主な参考史料については"「北帰行」の舞台裏"のページをご覧下さい
※このページ以降の日録では…参考元の史料が硬いというか、物好きな勢いが命だけの管理人の頭ではかなり難文でして(汗)
現代風に訳す努力もしてみましたが、表現を間違えるより漢字のニュアンスで意味はわかると思いますので、あまりいじらずに記載することにしました、あしからずご了承下さい
明治四年
三月七日
星恂太郎、開拓使十五等出仕拝命
四月二十五日
札幌開拓使庁業務開始、開拓使の本庁となる、函館開拓使出張所は函館出張開拓使庁に改称
五月
星恂太郎、東京で製塩器械と製塩職人の手配を終え、これらを積載した咸臨丸で函館へ出港準備のところに国元より親病気の知らせが届く
五月五日
星恂太郎の父、道栄が病死
五月十三日
星恂太郎、仙台藩運送船松島丸で東京出帆(製塩器械と職人は予定通り咸臨丸で函館へ向けて先発済)
五月二十八日
星恂太郎、仙台藩運送船松島丸で家族を伴い国元出帆、金成善左衛門等、正教会の関係者もこれに同乗、松島丸の船主は細谷十太夫
六月八日
松島丸函館着港、星恂太郎は神明町山田栄六方へ止宿
六月九日
星恂太郎、忌中届書を開拓使に提出
※この提出書類によれば道栄病死は五月五日だが、仙台市の清浄光院の星家之墓には道栄は明治四年五月十六日没、六十一歳となっている
六月十四日
星恂太郎の家族の正斎が眼病と脚気の為に看病人と二人で仙台へ帰国する、その乗船便がこの日出港
六月二十日
星恂太郎、岩内へこの日出立予定の所、持病の脚気の為に延期する
六月二十九日
岩内に製塩器械と製塩職人が到着
七月
星恂太郎、製塩所についての意見書を開拓使に提出する
七月廿二日
開拓使庶務掛から岩内詰へ製塩所着工の様子の問い合わせがある
十月二日
この日付で岩内郡製塩掛星恂太郎従者近藤辰三郎の出張届書(行先は不明)がある
十月十二日
この日付の星恂太郎の文書により、この時期の彼の階級は製塩所詰中主典
十一月
星恂太郎、堀株築堤に関する仕様書提出する、完成は来春予定
十一月二十一日
この日付で笠原彌一郎、文司(笠原彌二郎)の出張届書がある、(函館から?)砂原渡海有珠郡着との届書で出立は翌二十二日
十一月二十二日
星恂太郎、製塩所についての願及伺書を開拓使に提出
十二月二十日
この日付の岩内郡製塩掛星恂太郎従者近藤辰三郎の函館出張届書がある、関連の届書は同月十日、二十一日付もあり、出立は同月二十三日
明治五年
一月二十八日
星恂太郎、少主典転任
二月二日
金成善左衛門、開拓使十三等出仕を拝命
五月一日
星恂太郎、堀株製塩局の局印、割印、封印の完成届書を開拓使に提出、恂太郎のこの時点での階級は大主典
八月
開拓使官等が改正、「大主典」は「権大主典」に改正される
八月十七日
星恂太郎、庶務掛からの製塩出来高、仕様等の詳細取調報告書請求に対する回答書を提出する、製塩器械の故障、職人の不慣れ、操業の事故等の様子がうかがえ、今月中には目処を立て出来高を見込み、九月中旬までに詳細を取調べて報告するとされている
九月十四日
札幌開拓使庁が開拓使札幌本庁に改称される、外は支庁に改称
九月二十一日
この日付の開拓使提出の堀株製塩局煮塩表がある、同日初釜〜二十五日までの記録(この日から製塩作業が本格的に稼働したのか?)
九月二十六日
この日付で製塩器械破損の手入れ出来上がりの届書がある、星恂太郎は「岩内製塩所詰星中主典」と記されている
十月二十六日
影田隆郎(影田泰藏興隆)東京に於いて正教会受洗する
十一月十日
開拓使より堀株製塩局閉鎖、星恂太郎免職の辞令
十一月廿九日
製塩局閉鎖に伴う届書を開拓使に提出、「元製塩掛星恂太郎」と記
明治六年
二月二日
星恂太郎、製塩所閉鎖に伴う嘆願書を開拓使に提出する、堀株村寄留鍛治職嶋津利蔵が、製塩職人山田孫左衛門行方不明(明治五年十二月二十七日、大風雪の為に海中転落溺死と判断した旨を記している)に関する届書を開拓使に提出
三月十日
この日付で石炭掛からの堀株住星恂太郎と記した東京出張届けがある
三月十七日
星恂太郎、出張の途中「山越村」を通過
三月二十六日
星恂太郎、東京出張に伴う報告書を開拓使に提出する
四月十二日
開拓使本庁より製塩器械及び品々払い下げの達書が出る
十一月五日
星恂太郎、東京の後藤常(一條十二郎)邸より岩内(堀株村)近藤辰三郎あてに手紙を書く、恂太郎は翌年三月頃より農業と魚の加工業を新に岩内で始める準備の為に東京でこの時期一時下宿中だったようだ、この手紙に年度の記載がないので何年のことかは不明………なんですが、管理人はおそろく明治六年ではないかと考えていますのでここに続けて記しております、あしからず♪