ポンコツ4号 ホンダ CT110再成記
バイクの世界に、レーサーレプリカの波が押し寄せてくる前の’80年
免許の取れる年齢になった工場長。 しかし、通っていた高校は、三ナイ
運動とやらで、バイクの免許取っただけで、学校にこられなくなる者が、
何人もいた。休み時間、授業中を問わず、仲間内で回し読みをしたマンガ
や雑誌。中でも「モト チャンプ」誌の、「イトシンの軒下整備工場」が
工場長のお気に入りだった。シャリーだとかダックスだとか、身近に見か
ける事の多いバイクのポンコツを題材に、バラして、磨いて、色塗って、
毎回同じ様な事をやっている連載だった(驚いたことに現在も連載中)。
高校卒業まで免許を取らないと、誓約書を書かされ、回し読みしていた
バイクやクルマの雑誌は、没収され、仕方なく入った「サイクリング部」
下り坂のカーブで、ペダルを舗装に擦りつけ、GPライダーのコーナーリ
ングフォームを真似していた。遠出のときに仲間の一人が持ってきていた
小さなガスコンロ。峠道を登りきった所で、湯を沸かし、インスタントの
コーヒーかティーバッグの紅茶。 今やってるオートキャンプの、最初の
一歩めか。「ビーパル」なんて雑誌を読み始めたのもこの事がキッカケ。
その頃に借りて見た、海外に輸出しているバイクが紹介されている雑誌
に、そいつは載っていた。カブシリーズ最大の排気量。急坂も登れる副変
速機。沼地や小川なら平気で渡れる高い位置のエアクリーナー、アップマ
フラー。 逆輸入のリッターバイクどころか、車検で金のかかる400で
さえ遠い夢の話だった工場長には、いつかは手に入れたいバイクだった。
あああああああああああああ
入手直後

1、運送業社の営業所から引き取って来たばかり。2、油汚れの酷いエンジン。分解整備が必要?3、無残に曲がったウィンカーステー、テールの
ソケットも割れている。4、脱落しているブレーキワイヤーのガイドと、
ライトケースを止めるボルト。5、メーターは86121kmを指している。
大昔の話は、こっちに置いといて、現状を把握しなくてはいけません。
部品取り車ジャンルでの、出品の車輌(しかもバイク業者の出品)には、
以前に少々痛い目にあった仲間がいました。動かしたい気持ちを抑えて、
現物を観察。出品時の説明文は参考程度。現物の状態を下見しないで入札
(落札)したのだから、ここから先は、自己責任です。出品された業者さ
ん、もしこの駄文を目にしても、大きく、広い心で見てやってください。
運送屋さんから、受け取った時点で気がついたのは、サイドスタンドの
破損。地面にあたる部分が消失している。このため駐車時にかなり傾く。
左グリップが接着されてなく、簡単に抜けてしまう。走行距離はあまり気
にしていなかったので、入札時に質問しなかったが、なんと八万六千キロ
距離を走ったので、傷んで替えたのか新品のようにキレイな、ハンドル
のスィッチ、ハロゲンヘッドライト球が入っていた。次々トラックが出入
りする運送屋さんの事務所前で、バイクを観察していても迷惑だろうから
バンに積み込みいつもの河川敷の公園へ移動。ぬれた雑巾でほこりを落と
し、ガソリンを含ませた雑巾で、ボディの油汚れをふき取ってゆきます。
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
外装の補修

1、プラスティックの外装、外して洗ったところ。2、フレームカバーの割れ。3、エアクリナーケース、ペイント擦れて地肌が出てる。4、フレームカバーも同様の状態。ステッカーは再利用できそう。補修と再塗装を準備。
トップページへ戻る
次のページへ進む