とにかく先生もすわって下さい。(2000 年 8 月)
since 1999-10-19.
written by GT.

2000/8/01

 脳味噌が膿み気味なので、ツラツラと虫がわきそうなことばかり考えてる。悲観的になるなと念じれば念じるほど危うい橋をどんどん渡っていきそうになる。
 いっそこういう時は、どっぷりと鬱の海につかってしまった方が気も楽だ。よし、今日は鬱っぽくて暗黒の一日にしよう。
 まずはあいさつをせずに部屋に入る。このあたりから実践すべきだろうか。無言で机に着けば、おそらく誰かが「どうしたの?今日元気ないわね。」とか言ってくれるはずだ。(なぜか女の人を想定してる)
 すると俺は当然「何でもないです。」と応える。おお、鬱っぽい。悩める少年みたい。
 と、ここまで書いて気がついた。こんなことまで考えるなんて、ちょっとやそっとの膿みじゃないかもしれない。これは一大事だ。

 オマエの脳味噌はもともと膿んでるだろ、と言われると少し辛いのですが。

2000/8/02

 モーニング娘。のトップ交代劇の裏にひそむ一つの法則をみつけた。名付けて「オチョーシノリの法則」。

 地味 → 人気出る → オチョーシにのる → その他大勢に逆戻り

 なっちしかり、市井しかり、そして後藤しかり。矢口もまたこのパターンをたどりつつあるし、あろうことかあの保田さんまでもが出しゃばり病が発生してきた。
 言われてみれば、飯田は最初っからふてぶてしくて、人気出たから変わったとかそういうところが少ないように感じる。あと、姉御は年齢が年齢だけにそうそうオチョーシにのるようなこともないと思う。

 我々が危惧するのは、このまま行くとヨッシーや加護ちゃんまでもがその道を追いそうだという事実である。しかしおそらくその時、辻ちゃんがある意味救いになるはずだ。

2000/8/03

 現在の扱いを見ていると、どうも「なっち」がかわいそうでならない。あんまりかわいそうなので、今日から僕はなっちの味方になろうと思う。矢口好き改めなっち好きに変更。

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 仕事帰りに友人宅へ寄った。どうも食事中だったようで、友人は僕にこう言った。

 「なんだよ。一家談合の時間を壊しやがって。」

 「談合」ではなくて、「団欒」の間違いではないかと思うのだけれど、本当に談合だったらこわい。一家揃ってどんな談合を重ねていたのかは不明だが、末恐ろしい家族である。
 しかもそれを堂々と僕に教えてくれるなんて、まさか僕をも巻き込もうという作戦か?

2000/8/04

 全国のスバリストのみなさん、こんにちは。今日もドコドコいってますか?

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 そろそろこのニッキも収集がつかなくなってきたので、いちど整理しようかな。
 初めはテキトウに書きたいこと書こうと思っていたんだけど、これで結構このニッキ気にいっていたりするので書きっぱなしじゃマズイかなと。

2000/8/05

 今日は今からやきうの試合がある。どうもたくさんの人数でわいわいがやがややるのは苦手なんだよなぁ。

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 野球の経験のない俺を7番センターで使うとはいったいどういう了見か。

 せめて4番でピッチャーがよかった…。

2000/8/07

 生まれて初めて野球の試合をした俺に対して、大声で怒鳴るとはいったいどういう了見か。
 職場の親睦を深めようという主旨で行われるレクリエーションの試合であんなに怒られるとは思ってもみなかった。しかも、人数あわせで頼むから出てくれと言われただけなのに…。まったくあんな理不尽なことはこれまた生まれて初めての経験だ。
 どこにでもすぐ熱くなる猿のような人間はいるものだ。

 甲子園に行きたいンなら、ひとりで行け。

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 教えたがりのおやぢや、野球好きの燃えまくりおやぢの脳味噌を一度解剖してその構造を眺めてみたいと思う。
 まるでプロ野球のコーチのような口調でさまざまな知識を与えてくれるが、まったくその知識が正しいかどうか判断がつかない。なぜなら所詮おやぢなので、運動能力は当然俺より低く、その正当性を証明できるほどの技術が彼らにはないからである。
 足は遅いし、肩は弱いし、頭も悪い。冴えているのは口だけというアホぶり。平たく言えば「口ばっか」というやつ。

 けれどもおやぢどもの中の1%には、確かにホンモノも混じっている。なんというか年齢的な運動能力の差を度外視させるくらいの技術。また、そういうひとは逆にできないヒトには優しく教えてくれるし、指導法も適切である。ホントに頭が下がる。

2000/8/08

 藪蚊とやぶ蛇は同列で語れるものだと思ってたけど全然違うじゃん。

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 最近、難しい言い回しをするようになってきた。普通に会話してるときでもわざわざ解り難いようにしゃべってるみたいですこぶる嫌。

 「そういう考え方はある側面で真だけれど、少なからずリスクを伴うよ。」

 こんな日本語を真顔でしゃべるヒトはあんまり好きじゃないので、たとえウェブ上とは言え、そういう表現法に近くなってきたというのは俺的にアウトだろ。
 どうも「雑文」が原因ではないか、と思うんだけどそれって良いのか、悪いのか。

 しかしながらそれは一概に善悪の判断がつくものではない。ある状況を論理的に説明するとき、我々は非常に多くの表現方法を有しており、その数多くの表現の中から概ね書き手の意志を与した表記法を選択することになる。
 すなわち同様な状況下においても、書き手によって個々の資質、或いは嗜好に強く依存した表現方法が存在するのだ。有り体に言えば、それは……

 まぁいいや。

2000/8/09

 胸がもやもやする。失恋したときみたいなもやもや。なんでかな。

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 オートランド作手ショートコース。フルノーマルのインプレッサで走った。リミットは 6000rpm 。ベストラップは 29'802" 。
 まぁ29秒台に入れりゃいいかな、と思ってたのでこのへんで満足しておこう。

 公道で満足してた脚もサーキットに行くと不満だらけ。結局お金かけなきゃいけなくなるのか…。こんなことやってたら MR2 の二の舞なんだけどなぁ。
 参考までにメモ書き程度の感想を書いておこう。他人に見せるためのニッキじゃないな、ごめん。

 ・緩いコーナーで、アンダーを殺すためにブレーキをポンと一瞬だけかけてやる。するとリア荷重がぬけてスルスルっとリアがすべる。 MR2 ならそこでスパッといくとこが、インプレッサはスルスルっと抜けるので余裕。そっからでもアクセル踏んでいけるしね。
 ・ブレーキきかねー。初期制動全然足りない。コントローラブルだと言えば、そうかもしんないけど。 ABS 超うざい。ブレーキかける度に足の下でドコドコ言ってんの。
 ・ミッション弱い。クラッチヤワすぎ。すぐぶっこわれそう。
 ・ロールしすぎ。もうちっと押さえて欲しい。けど街乗りとのバランスもあるし。 MR2 みたいにサーキット重視の車にしたくないんだよな、今回は。4ドアだし。
 ・タイヤ滑りすぎ。所詮最初っからくっついてたタイヤか?でも POTENZA S-020 ってそこそこのタイヤなんじゃないの?
 ・あの好天候の気温下にもかかわらず油温110度、水温98度あたりで終始安定。ブーストのタレもあまり見られず、走行終了後のアイドル回転もまったくバラつきなし。
 ・せめて4点式が欲しい。体持っていかれて運転どころじゃない。っつーか、3点で走ってたのかオマエは。
 ・サーキットというより街乗り的に 2000rpm 以下使えねー!!

2000/8/10

 がんばれ一期生!がんばれ網野!!

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 忘れ物ってのは、どーしてこうも取りに戻るのが面倒くさい距離になってから気付くものなんでしょう。戻るのは面倒くさいけれど、戻って戻れなくもない距離。
 明らかに戻ることができない距離ならば諦めるか、他の方法を考えるかするし、戻るのに問題ない距離なら戻るし。一番微妙な距離で思い出すと、「どうしようどうしよう」って迷いながらも車を進めてしまうので非常に時間のロスになる。なんとも腹が立つ忘れ物だ。
 今日の場合は携帯電話を忘れただけなので、取りに帰る必要なんて全然なかったけどあれがもし重要な書類だったらどうするというのか。(迷わず戻れよ)こんなことが再び起こらぬよう十分注意すべきである。
 それにしてもまったく困った忘れ物である。忘れ物なんてものがなければ世の中はどれほど便利になるだろうか。即刻忘れ物という考え方を廃止すべきである。
 すなわち忘れてしまった時点で、忘れたのではなくもともと持ってくる必要がなかったものであると皆が認知すればよい。そう、今日は手ぶらできても問題なし。重要書類も必要なし。会議を明日にずらせばいいだけじゃん。

 ちなみに忘れなければ良いという案は却下。

2000/8/11

 お腹の調子が悪い。出勤途中、いつもの渋滞にはまった瞬間それの第1弾は訪れた。
 信号も何もない高速道路のようなバイパス上であるが故に、途中でコンビニによることも不可能。車は進まないわ、ヤツはお腹をぐんぐんとおりてお尻を刺激してくるわ。
 冷や汗がだくだくと流れ、血の気は引き、気力だけで踏みとどまる俺。何せ出勤途中だ。今から職場へ向かう途中なのだ。しかも時間は押しているので今更パンツを変えなきゃいけないような事態になったら目も当てられない。

 ふんばれ、ふんばるのだ!と自ら励まし(踏ん張ったら駄目か)最後の最後まで諦めずにがんばった。網野よりは根性あるな、きっと。
 そういうときに限って、遅い車のブロックにあったり、押しボタン式の信号につかまったり。
 しかしそうしてなんとか職場にたどり着きトイレに駆け込んだその瞬間は何とも言えない満足感が体中を占有した。余は満足じゃ。

■ タイトル 2000/8/12

 プリングルスのことをポテトチップスって言ったくらいで目くじらたてるのやめて下さい。

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 ニッキにタイトルをつけてみようと思う。ひそかにニッキの編集をしているんだけど、日付だけで分類しようとすると非常にわかりづらいし、おもしろ味もない。
 多少めんどくさいけどしばらくテスト的につけてみよう。タイトルにしばられると困るけどなぁ。

□ 盆休み 2000/8/13

 2週間ぶりの2連休なのだけれど、子どもたちが夏休みということもあってか、どうしても気分は14連休くらいの気分になる。なので、明日から仕事だと言われてもあまりピンとこない。
 そういえば、多くの方々が12日あたりからお盆休みに入っているのではないだろうか。実にうらやましいことだ。こういうとき暦どおりに仕事をしなければいけない虚しさが僕を襲ったりする。
 まるで暦どおりに動くロボット。盆休みはアリのように働き、逆に盆暮れと無関係な祝日は政府の言いなりになって休む。こんな軟弱なことで良いのだろうか。何が海の日だ。何が国民の休日だ!

 とにかく盆に働くのは気に入らないので、来週は手を抜きまくってやる。

■ サクラ 2000/8/14

 愛猫サクラが死んだ。朝、家族の皆が目覚めるのを待っていたかのように、家族各々が彼の体に触れてからすっと息を引き取った。
 白血病に力を奪われながら、それでも最後まで「明日も息をしたい」と彼は願っていたように思う。

□ エアコンが壊れた 2000/8/15

 意地っ張りだとか、闘争心に溢れているだとか。排他的だとか、泣き虫だとか。一度言い出すと曲げられないとか、子どもじみてるとか。舌足らずとか、長いものには巻かれろだとか。

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 相変わらず暑い。これほど暑い日が連日続くのは去年の夏以来の出来事じゃないだろうか。
 このような暑さの日に、一日、職場のエアコンがぶっ壊れた。エラー表示がされたままうんともすんとも言ってくれなくなったのだ。にんともかんとも。
 しかもうちの部屋はもともと倉庫だったところを改造して作られているので、窓が一つしかない。すると風のとおりが悪く必然的に蒸し風呂状態に陥る。全く予想だにしない災害である。
 汗だくだくになりながらやる仕事は格別で、いつにも増してやる気グラフが急降下する。世間は盆休みという事実と併せて、二乗グラフ的にぐんぐんと急降下していくやる気グラフはもはや留まるところを知らないようである。
 えーい。こんな状況で仕事なんてやってられっか!!人間様をなめやがって。夏の野郎。

 そんなわけで夏ごときになめられるのは屈辱なので今日も仕事をしないことで、夏の野郎に俺の根性を見せつけてやることにする。

■ 夏の甲子園 2000/8/16

 四暗刻単騎の待ちを換える毎に裏目にはまり、捨て牌に連続してトイツが3つ並んだ。そうこうしていたら対面からリーチが掛かり、一発で超危険牌を引かされた。仕方ないのでやけくそで追っかけリーチしてみたら一発ツモだったり。人生何があるのかわからんわい。

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 甲子園夏。愛知県代表中京大中京は最後の力を振り絞って1点に挑み、そして散っていった。野球にタラ、レバはないが、もしも許されるのならば、あの時俺がしっかりとっていれば、俺がランナーを返せていたら、と誰もが思ったに違いない。
 しかし、その程度のタラ、レバ、だけで本当に勝てるのだろうか。その試合はなんとかなったとしても全国制覇するまでにはまだいくつもハードルがある。どうせタラレバを行使するのならもっと派手にいこう。

 ・もしも1回の攻撃から4者連続ホームランを打っていれば
 ・もしもうちの4番が全盛期の落合博満だったら
 ・少なくともエースがサブマリン山田久志だったら
 ・てゆうかジャイアンツ並のメンツがそろっていれば
 ・相手チームの面々が小学生だったら
 ・なりふり構わず、札束を相手校にばらまいてさえいれば
 ・相手チームの体調が最悪な状態であれば

※念のため。高校野球を愚弄する気はまったくありません。彼らの熱闘ぶり、白熱する試合展開、また時には感動の涙を、小生も一喜一憂しながら興味深く拝見しております。
 本文を読んで気を悪くされた方がいらっしゃいましたら誠に申し訳ありません。バカがたわけたことを書いているだけ、と笑って許してやって下さい。

□ 宇宙とかグレイとか 2000/8/17

 「キャピキャピした女って嫌いなんだよな。」
 俺は、”キャピキャピ”とか真顔で言えるオマエの方が嫌いだ。

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 中学時代の同級生に宇宙ダイスキな奴がいる。 UFO を見ただの、東の空にオレンジ色の光が三つ見えただの、宇宙人は地球人のフリをしてすでに潜入しているだの、美川憲一は宇宙人だの。
 先日ひさしぶりにそいつから電話があってたわいもない話を。けれどもどうも話がかみあわない。かみあわないっつーか、次元すら違う会話だったようだ。

 「昨日テレビ見た?グレイでてたろ。」
 「え。マジ?」
 「久々のグレイ特集だったぜ。」
 「うわ。見逃したよ。最悪。」

 グレイ違いだそうな。

■ 視線がぶつかったり 2000/8/18

 どうしようもない時にこそ笑え、と彼は言った。
 だから彼はいつもテスト前になると、笑ってばかりいるのだ。

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 車を運転していて、たまたま目がいったガングロ女子高生と目が合う。こんな時、悔しくて仕方がないのは「あ、あのヒト私のこと見てたのかしら」などという幸せな妄想を彼女らに抱かせてしまったかもしれない、という可能性を捨てきれないところだ。
 目があったくらいでそこまで思うヒトもいないとは思うのだが、なにせ年頃の娘であろうし、そういうことを考えていてもおかしくないなと思うのだ。
 他人に幸せ感を一瞬でも与えられたなら、良いことをしたと思ってもいいのかもしれないが、幾分かプライドが許さないと言うか、そこまでの勘違いは与えたくない。ましてやそれで有頂天になんぞなって、学校で友達に「今日なんてー、アタシのことー、車からずっと見てるヒトがいたりー。」なんて言ってたりしたらもう目も当てられない。

 なので、できるだけ彼女らがオチョーシに乗らないように、目があってしまった時は思い切りしかめ面をしてやることにしている。俺の努力に乾杯。

□ アトの祭り 2000/8/19

 祭りが終わると、またいつもの毎日が戻る。通い合った心も照れ臭さと、忙しい日々に薄れていって気が付くと里美とも疎遠になっていた。
 先生の目を盗んでは、夜中に学校に忍び込み祭りの準備をした。ふと周りを見渡すと、それまであまり話をしたことのなかった級友たちもあとからあとから集まって来て、いつしか呼び捨てで呼び合っていた。
 「タカオ、アンタ、ホントにへたくそねぇ。」
 「里美に言われたか、ねーや。」
 ”吉田さん”はいつの間にか”里美”にかわり、”相田クン”は”タカオ”に変わっていた。祭りとはきっと何かそういう力があるのだろう。皆で笑いあうためのそういうひとときを引き付ける力があるのだろう。

 そう言えば吉田さんは今どうしているのだろう。夏が暮れるとふと思い出す、少年の記憶。聡明な彼女だったからきっとバリバリと仕事をこなすステキな女性になっていることだろう。
 もし彼女とどこかで出会ったら、僕は彼女をなんと呼ぶだろうか。ひょっとしたら彼女は何気なく「タカオ」と声を掛けてくるかもしれないな。

■ 担当種目 2000/8/21

 高校総体なんかが来ると、会場運営の協力校として種目毎に担当学校が割り当てられる。バスケットボールだったり野球だったり。サッカーだったり、テニスだったり。彼女が期待していたのは、他県のプレイヤーたちの中で、とびきりのルックスの男の子がいて、たまたま会場運営担当をしている彼女と友達になったりして…。というような不純なコトだったり。
 それで、高校総体の数週間前、彼女の学校も担当を割り当てられるということでわくわくして待っていたところ、彼女の学校が担当する種目は「すもう」だったようだ。当日の彼女の憤った顔といったらなかった。

□ 夢の中へ 2000/8/22

 時々、夢の中で「あ、これ夢だ。」なんて気付くことがある。
 今朝もやたらリアルな夢だったんだけど、どうもひっかかるところがあって、よく考えたらコレ夢じゃん、なんつって気が付いた。夢の中では思うことがすべて現実になるので非常に便利で楽しい。
 例えば「かめはめ波」も「舞空術」も使えるし、壁なんかも通り抜けたりできる。現実でもこんなことできたらなぁと思う。
 ちなみに今朝の夢では、昨日読んだデビルマンの影響か変身することができるようになって、悪党どもをコテンパンにやっつけた。実に痛快な物語だった。

 コテンパンとか書いちゃう僕も、夢の中でデビルマンに変身してまで悪党を倒さなければけないのも、思ったより馬鹿馬鹿しくて好きです。

■ いいから空を飛ぶのはよせ 2000/8/23

 戦いは熾烈を極めた。俺は息を殺しながらヤツとの距離を徐々に縮め、剣を構えた。俺の間合いに入るまでヤツに悟られてはいけない。ヤツのすばしこさは十分に解っているつもりだ。
 幸いにも敵は一体だ。俺は慎重にヤツに近づき、そしてキンチョールの呪文を唱えた。キンチョールの呪文は古来より伝わる簡単な低位魔法だが、ヤツらにはかなり効果のあるモノだ。これを喰らうと彼らは一斉に逃げ惑い、そしていつしか力つきるのだ。
 しかし気を付けねばならない。俺はヤツのその背中の翼がだてではないことも知っている。宙を舞って俺を襲うことも十分に考えられるのだ。
 シューーーーーーーー!!!!っと一吹き、キンチョールはヤツに直撃した。ヤツはそれでようやく俺の存在に気付き、同時にキンチョールから逃れるためにカサカサと動き出した。
 「しめた!そんな状態では空は飛べまい。このハエタタキで地獄へ送り返してやる。」
 俺は右手のハエタタキの剣を振り上げた。だが、その瞬間、ヤツは思いも寄らない方向へ逃げ出したのだ。玄関に向かってものすごいスピードで走る黒い影。そしてヤツはあろうことか、俺の靴の中に逃げ込んだのだ。
 うげーっと思いながら俺は自分の靴をひっくり返してヤツを追い出す。そして、最後の一撃をお見舞いした。

 今朝、家を出るとき、ヤツの「足」とか靴ん中に残ってないかな、とかちょっと心配だった俺。

□ 違和感と男と男と女 2000/8/24

 要するに彼女が望んでいるモノは誠実さなどではなく、自分だけを愛してくれているという確固たる何かなんだろう。

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 渋滞中、ふと隣の車を見る。ごくごく普通の2ドアクーペ。が、何故か体を突き抜けるような違和感が僕を襲う。どこだ?この違和感はいったいどこから来るんだ?
 運転席には今から海にでも出かけるような雰囲気の学生っぽい男性が。助手席は悲しいかな誰も乗っていない。まさかひとりで海に行くわけでもあるまい、おそらく友達と待ち合わせて…。
 !!視線を少し後ろに動かした僕の視界に飛び込んだモノは、なんと2ドアクーペ車の狭い後部座席に仲良く並んですわるカップル一組だった。なるほど、こいつが違和感の正体か。
 3人で海に行くのだろう。なるほど、おそらく今日の海へ行くぞツアーを持ちかけたのは、自分の車を出したくないという思惑を持った後部座席に座るカップルの方、そしてそれにまんまとひっかかったお抱え運転手ってわけか。それにしても運転手の男は悲惨すぎる。ただでさえカップル+男の3名グループは1人溢れやすいのに、こともあろうかペアになってる男女が後部座席で並んで座るとは!!なんたる友達甲斐のないヤツ!!

 そーゆー時はどっちか助手席に座ってやれっての。見てるこっちがかわいそうになってきたよ。

■ 解説者は言う 2000/8/25

 野球解説者ってのは、敗戦投手に対していつもフォームがどうだ、とか配球がどうだ、とか球のキレがどうだ、とか言うけれどホントに毎回そういうことが原因なんだろうか。素人目には完璧なピッチングでも打たれてしまうこともあるだろうし、逆にテキトウに投げても打者が打ち損じてくれるかもしれない、と思うのだけれど。
 だからたまには、そういう技術的な要因でなくてもっと別の要因で打たれてしまっても良いと思う。

 「今日の山本投手、7回を3安打1失点、結果として1−0で敗戦投手になってしまったわけです。調子は良さそうだったんですが、打たれた原因というのはなんだったんでしょう?解説者の織田さん。」
 「そうですね、今日のピッチングについては、どうやら霊的要因が絡んでるようですね。ちょっとこちらのVTR見て下さい。4回2アウト2,3塁のピンチで山本投手のこのピッチング。はい、VTR止めて。ここ、よく見て下さい、うっすらと女の人の顔が見えませんか?彼女、去年の8月にドーム球場に向かう途中に交通事故で亡くなった方なんですが、どうも彼女が原因のようなカンジですね。
 それから、蟹座の山本投手、今日はちょっと運勢良くなかったですね。恋愛運は上々なようですが、これではちょっと勝てないですね。
 そして、最大の要因はなんと言っても、あの4回に限って、多次元から3次元空間に干渉してくる物理エネルギーが突発的に次元に歪みを作ったことですかね。いや、もうこれは偶然以外の何者でもないですよ。ほら、ここ、微妙に空間が歪んでるのがわかるでしょ、ほんのコンマ何秒かですけど。おそらく高次元空間で数億ジュール単位の高いエネルギーが発生したのが原因でしょうね。」

□ もしかしたら… 2000/8/26

 それでもなお、「もしかしたら」と思ってしまう自分を殺してやりたい。

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 覚えることは山ほどあって、忘れたいことも山ほどあって、それで毎日生きていくのかと思うとぞっとする。だけど死ぬ前にドラクエ7を一度は拝んでみたいとも思う。

■ 夏休み終了までアト… (2000/8/27)

 自宅塾。近所のちびっ子たちに無償でお勉強を教えたりするんだけど、これがなかなか大変。学校の先生の苦労の片鱗がうかがえる。小学生、中学生混じってるし。奴ら夏休みも終わりに近づいて殺気立ってるし。
 もう1年くらいやってるけど、子どもっておもしろいとつくづく思う。同じ問題をやらせても各々違う思考を始めるし、僕が想像もしない間違えや、思いも寄らない方向からの質問が飛んでくる。おかげで時々、うーんなんでだろうなぁ、なんて一緒に悩むことになったり。つまんない道理や無意味な規則なんかについて、深く掘り下げられて質問されるとすごく答えに困るんだよね。つまりは、そういうモラルとか常識ってのが、その程度のモノなんだろうと思うけど。
 ところで小さい頃から文系理系というような、考え方の違いというのはすでに出来始めていることが多くて、理屈に先走る子もいれば、とにかくやってみて、という子もいる。ひとつの物事に大して深く知ろうとする子もいれば、いろんな事を浅く知ろうとする子もいる。こういうのはやはり先天的な何か、若しくは生まれてから数年で身に付く後天的な何かなんだろうと思う。とすれば勉強にも向き不向きがあって当然で、何が何でも学校の勉強ができなくてはいけないという考え方ってのは、どうもしっくりこないなぁと思ったりする。

 とはいえ、夏休み終了まであと数日。向いてる子も向いてない子も必死で辻褄合わせに奔放している模様であります。

□ 熱く熱く (2000/8/28)

 風呂あがりに牛乳を一杯。なんだか味が妙だな、と思って賞味期限を確認するとおもいっきりすぎてたり。

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 あんまり猛暑が続くので書いてしまったであろう「熱く御礼申し上げます。」などという文書が課長に見つかってとっちめられた。猛暑の「暑い」とも違う漢字だけど。

 「おコトバですが課長、これは私のこみ上げるほどの熱い情熱を受け止めて下さった先方に対してですね、当然”厚く”、そしてそれに加えて熱い想いで、感謝している、とそういう意味なんですよ。」

 と一応がんばってみたけれど、余計に怒られることで決着。当たり前っていや当たり前なんだけどな。
 この手の誤字脱字ってのは、 IME アプリにまかせっきりでいい加減に漢字変換している証拠で、気を付けてさえいれば発生するはずもないケアレスミスだ。ホームページ上でもたくさんそういうのに遭遇するけど、何故かその類のミスは書類を作り終えてからとか、ファイルをアップしてから発見される。何回も推敲したはずなのになぁと憤ることもしばしば。いや、この文章も何回もやってるんだけどねぇ。

■ 彼女にフラれたらしい (2000/8/29)

 後輩の坂田くんが近頃彼女にふられたらしい。あんなに生意気だった彼もおかげで少しおとなしくなってしまっていて逆に面白味がなくなってしまった。
 先輩の俺としては、なんとかして彼に元気を取り戻して欲しいと思い、いろいろと声をかけてやっているのだがまったく意味がないようだ。見ていてかわいそうでならない。

 「坂田ァ、そうしょげるなって彼女くれーすぐできるって。」
 「てしさんは、いいッスよ。彼女いないのもふられるのも慣れたもんだし。俺なんて、今までふったことはあってもふられたことなんてないんスから。」

 路線変更。とことんいきつくところまで沈めてやるぅ。いや、マジで。

□ 禁煙喫煙 (2000/8/30)

 しばらくたばこをやめている。たばこを吸わなくても平気ということは、精神状態は良いということなのでいささか安心はしている。
 ストレスが溜まってくると、どうしてもたばこを吸わずにはいられなくなってしまい、つい手が伸びてしまうので、今ではたばこを吸わなくても平気かどうかが精神の健康状態のバロメータになっているのである。
 このような健康バロメータが俺以外のみんなにもあてはまるとすると、たばこを吸っているヒトはすべからく精神状態がよろしくないヒトということになりそうだ。
 あなたの周りを見渡してみよう。誰がストレスを溜めていて、誰が健康か。ストレスの原因は、彼女にふられたとか、付き合っていた女性にきらわれたとか、好きな人に捨てられたとか様々である。

 そういえば、ここ一週間ほど後輩の坂田くんのたばこの量が増えているようである。(連日オチに使ってしまった。スマンさかぼう)

■ 武士は喰わねど (2000/8/31)

 どーせ俺はカワリモンだよ。属したくなんかないんだよ。それでバツ悪そうに、君もどう?とか誘うのやめてくれるか?

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 もともとそういうエネルギーが足りないんだと思う。何というかしっぽふってまではついていきたくない、従いたくない。例えば自分のポリシーをひっくり返さなければいけないような状態に陥ったとき、そうせざるを得なかったという確固たる理由が欲しい。えと自分に対する言い訳と言い換えても良いか。
 たとえばエライ人の命令だったり、社会的な制裁だったり、皆でまとまるためには妥協も必要だな、という考えだったり。だからいつでもとんがってるわけじゃないし、概ね他にあわせて生活しているわけなんだけど、それでもやっぱ「ついて来たいんなら、来ても良いよ。」的な誘われ方は非常に嫌いで、オマエらがどんだけエライのか人気者なのか知らねーけどこっちから願い下げでぃ!!ということになるのだ。
 ほれ、武士は喰わねどなんとか、って言うじゃない。俺はね、求められていないのにしっぽふってまで属していたくないんだよ。

□ 夏休みの宿題 (2000/8/31-2)

 1本目、またもや勢いにまかせて不毛なことを書いてしまひまひた。若いなぁ、俺。
 そういえば今日で夏休みも最後。あのラジオ体操へ向かう少年少女の元気良い声ももう聞けなくなるかと思うとチョー残念。あんまり残念なモンだから、ついつい口元が緩んでくる。ふむ、夏も終わりだなぁ。

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 小学生時代の俺ならば、おそらく8月31日なんてのは朝から机に張り付いているだろう。それほど勉学に勤しむ、真面目で賢い小学生だったのである。まず朝の涼しいうち(←これ基本)に漢字の書き取りを1ヶ月分、およそ30ページをただただ書き続ける。なるべく送りがなの多い漢字を選択し、画数の多い漢字は避ける。しかし書き終えた1ページをあとから見て、白い部分が多すぎると先生に叱られるのでここは微妙に難しい漢字も混ぜてみなければならない。
 そして次に気分転換に読書感想文などを書く。もちろん本など読む必要はない。以前に読んだ、若しくはあらすじを誰かに教わった、或いはテレビでドラマ化された本を題材に感想文を書けばよい。また、感想と言っても終始あらすじを追えば良いだけなのでそう苦労もしない。できれば感想文は30分以内ですませたい。そうしないとアトが苦しいのである。
 さて「研究」系の宿題がある。これが最もやっかいかもしれない。俺もこれの処理に困った小学生のひとりである。だが、君たちミレニアム小学生は心配無用だ。インターネットは小学生の宿題すら、便利に快適に知的に、そしてギリギリから始めても余裕で終えることができるほどの進歩をもたらせたのだ。
 夏休みの研究など、これで一瞬である。夏休みの研究に関するホームページを探し出し、そこに紹介される研究のうち観察系、機械工作系、など時間がかかりそうなもの以外にアレンジを加えれば良いのである。
 しかしひとつ気を付けなければいけないことがある。そのようにしてホームページにまで紹介されているような研究は往々にして優秀なモノや手の込んだモノが多い。これをそのままやってしまったり、まったくのコピーを出してしまうと、恐ろしいことに自分の宿題があろうことか”金賞”になってしまったりするのである。するとやってもいない実験のことを先生に聞かれてしまったり、深く突っ込まれてしまう。これだけは避けなければいけないので、適当に研究の一部を端折ったり、まとめ部分を自分流にランクダウンさせて書いたりせねばならない。

 というわけで、もう一息なのでがんばって欲しい。あと日記なんかに使う、夏休みの間のお天気を記録したホームページもあるから探してみなさい。以上。(なんなんだ今日のニッキは。)


[2000/7] [2000/9] [サイシン]